【AQUOS sense9実機レビュー】4つの『イマイチポイント』をクリアしてミドルクラス最高峰の実用スマホへと進化

AQUOS sense9

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1つから『2つ』になったスピーカー。メディアプレーヤーとしての円熟味を増す

ステレオ音源の再生に対応

『没入感』『立体感』『臨場感』を高めつつ、『滑らか』かつ『安定した環境』で動画を観られる『AQUOS sense9』ですが、AQUOS sense8の時点で『3つ目のイマイチポイント』となる『スピーカー音』がメディアプレーヤーとしての価値を左右。

AQUOS sene9では、同シリーズがそれまで頑なに貫いてきた『シングルスーピーカー』がなんと『デュアル』に。満を持して『ステレオ再生』に対応したのです。

ホール3

AQUOS sense9の上部スピーカー

AQUOS sense8はシングルスピーカーながら音質はそれなり。『イマイチ』というよりも『勿体ないな』と個人的には感じていました。

ホール2

AQUOS sense9の下部スピーカー

AQUOS sense8とのスピーカー音比較では、AQUOS senes9の方が『低音』は若干控えめな印象。その分高音域が強化され、音声などは聞きとりやすくなりました。全体的には解像度の向上が顕著です。

AQUOS sense9手持ち

横向きにした状態だとAQUOS sense8は『片方(右側)』に音が抜けていたのに対し、AQUOS sense9では左右両方からしっかり音が聞こえます。『音楽』を聴ける仕様になったのだなと改めて実感。ちなみに音量を最大化しても『音割れ』は発生しませんでした。

バーチャルHDRとデュアルスピーカーの相乗効果が秀逸。BluetoothはaptX Adaptiveでもハイレゾをサポート

試しに『バーチャルHDR』をONにした状態で、AQUOS sense9でAmazonプライムビデオの『ライブビデオ』をいくつか再生。立体感のある『映像』と『音楽』の相乗効果が想定以上に大きく、これはもう前モデル(AQUOS sense8)に戻れないと痛感。

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スピーカー音が改善されているのは勿論のこと、AQUOS sense9は『Bluetooth』の接続環境も充実しています。対応モデルが比較的多い『LDAC』に加え、Qualcommの『aptX Adaptive』も『24bit/96KHz』をサポート(ON/OFF可)。複数の選択肢で『ハイレゾ音源』を楽しめます。

bluetoothコーデック

aptX Adaptiveの強みは、高音質に加えて『低遅延』にも対応すること。オーディオプロファイルは『自動調整』『高音質(最大24bit/96KHz)』『ゲームモード(低遅延)』に分かれており、『Rakuten Music:高品質』『Asphalt 9:ゲームモード』とアプリ毎に細かく設定することが可能です。

モード設定

AQUOS senes9の『96KHzサンプリングレートの有効化』をONにして、『aptX Adaptive(24bit/96KHz)』をサポートするAVIOT『TE-BD21j』で音楽を聴いてみました(Rakuten Music320kbps)。

ハイレゾ音源ではありませんが、LDACに対応する『 Soundcore Liberty 4(音質重視設定)』を上回ると感じさせる細部にわたる高解像。ひと言で言えば『感動出来る音』です。

最近は『臨場感』を重視したイヤフォン・端末が増えているイメージ。AQUOS senes9のの『aptX Adaptive(24bit/96KHz)』では、原点に戻って『ワイヤレスで気軽に聴ける良い音』を掘り下げることが出来そう。

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