ユーザーとして付与されるポイントと相殺した『実質利用料金』は、格安SIM(MVNO)も驚愕の『404円/月』でした。ココにはRakuten Linkを使用して無料になった『通話分』が含まれていません(体感的な実質コストはさらに低い)。
楽天モバイルは、Rakuten LinkのUIを定期的に更新しています。最近は通話後に『標準アプリで通話した場合との比較』が表示されるように(いつもではない)。そしてその下には楽天グループの『広告』が(個人的に邪魔だとはまったく感じない)。

Rakuten Linkより

株式会社電通が2024年2月27日に発表した『日本の広告費』によると、日本の総広告費は過去最高となる『7兆3,167円(前年比103.0%)』を記録。この内インターネット広告にかけられている費用は『3兆3,330億円』。

広告費が増えてサービス内容が低下するといった状況は、絶対に避けなければなりません。『どれだけ広告費に対する収益(ROAS)を高められるか』が企業の命題に。
通話終了後に『広告のみを表示させる』といった方法だと、ユーザーがすぐに画面を閉じてしまってリーチ数を稼げません。しかし『節約出来た通話料』など興味のある情報と組み合わせればリーチとコンバージョン率(成果)を高めることが可能。
仮にRakuten Linkを『経済圏を持たない企業』が運営していれば、『他社の広告』を表示して収益を得ることに。しかし楽天グループの場合は様々なサービスを提供しているので、『自社の広告塔』としてCPM(広告を1,000回表示させるのに必要な費用)を大きく下げることが出来ます。

CPMの算出方法は『コスト÷表示回数×1,000』。100万円のコストをかけて100万回の表示回数を得られたなら、CPMは『1,000円』です。