
この記事に書いてある内容
- 楽天モバイルの『5G』について
- なぜ『5G』は速いのか
- 楽天モバイルの『5G』の強み
- 『Wi-Fi 6』でスマートホームを快適に
- スマホのテザリングとRakuten WiFi Pocket 5G(2.4GHz/5GHz)の通信速度をRakuten最強プランで実機比較(屋内)
- Rakuten最強プランの通信速度を実測|Nothing Phone(3a)Liteを使って検証
- Rakuten最強プランの通信速度を実測|Nothing Phone(3a)Liteのテザリング環境でXiaomi 15T Proを使って検証(1)
- Rakuten最強プランの通信速度を実測|Nothing Phone(3a)Liteのテザリング環境でXiaomi 15T Proを使って検証(2)
- Rakuten WiFi Pocket 5Gの電波状況(測定時)
- Rakuten最強プランの通信速度を実測|Rakuten WiFi Pocket 5Gの5GHz環境でXiaomi 15T Proを使って検証(1)
- Rakuten最強プランの通信速度を実測|Rakuten WiFi Pocket 5Gの5GHz環境でXiaomi 15T Proを使って検証(2)
- Rakuten最強プランの通信速度を実測|Rakuten WiFi Pocket 5Gの2.4GHz環境でXiaomi 15T Proを使って検証(1)
- Rakuten最強プランの通信速度を実測|Rakuten WiFi Pocket 5Gの2.4GHz環境でXiaomi 15T Proを使って検証(2)
- スマホテザリングの速度低下を解決!?『5GHz(Wi-Fi 6)』対応のモバイルルーター『Rakuten WiFi Pocket 5G』の実力を検証した結果
- 関連リンク
楽天モバイルの『Rakuten WiFi Pocket 5G』は、『5G』『5GHz(W52/W53/W56)』『Wi-Fi 6(ax)』に対応する、高速通信を行うのに適した高性能なモバイルWi-Fiルーターです。
デフォルトでは『5GHz』『Wi-Fi 6』が有効化されていないので、利用環境に合わせて『設定』の変更を行いましょう。

楽天モバイルの『5G』について
楽天モバイルの5Gは、4Gの次の世代にあたる第5世代移動通信システムです。4Gよりも、通信速度が速い、遅延が少ない、同時に多くの機器をつなげられるのが大きな特徴。スマートフォンで動画やアプリを快適に使えるだけでなく、今後は遠隔医療、自動運転、VR/AR、スマートホームなど、より幅広い分野での活用が期待されています。

なぜ『5G』は速いのか
4Gと5Gの違いをわかりやすく言うと、周波数は『電波の性質』、帯域幅は『データが通る道路の広さ』です。周波数が高い電波は高速化しやすい一方、遠くまで届きにくい傾向があります。
一方で、実際の通信速度に大きく効くのが『帯域幅』です。LTEでは1つの搬送波の帯域幅は最大『20MHz』。それが5G NRのSub6(FR1)では最大『100MHz』まで使えます。つまり、5Gは4Gより最大『5倍』広い通り道を使えるため、一度に流せるデータ量が増え、『動画視聴』『大容量ダウンロード』『混雑時の通信』で有利になりやすいのが強みです(実際の速度は電波状況や基地局の混雑で変わる)。

楽天モバイルの『5G』の強み
楽天モバイルは、5Gネットワークの8割超でMassive MIMOを採用していると案内しています(2024年8月1日時点)。Massive MIMOは基地局のアンテナ数を大幅に増やし、通信の安定化と高速化を図る技術です。これにより、周波数の利用効率が高まり、通信品質の向上が期待できます。

また特定の方向に電波を集中させる『ビームフォーミング技術』の導入で、『より広いエリアカバー』『より高速な通信』を可能にしています。
『Wi-Fi 6』でスマートホームを快適に


Wi-Fi 6は、ひとことで言うと『速くて、混雑に強いWi-Fi』です。最大通信速度は理論値で9.6Gbpsで、Wi-Fi 5(11ac)の6.9Gbpsより約1.4倍高速とされており、高画質動画や大きなデータのやり取りを、より快適に行いやすいのが強み。
さらに大きなメリットは、家の中でたくさんの機器を同時につないだときでも安定しやすいこと。『OFDMA』という仕組みにより、1回の通信で複数の機器へ効率よくデータを届けやすく『スマホ』『PC』『ゲーム機』『テレビ』『家電』などが同時接続されても、『順番待ち』が起きにくくなります。
また、『2.4GHz帯』と『5GHz帯』の両方に対応しており、使う場所や電波状況に応じて柔軟に使いやすい点も利点です。つまりWi-Fi 6は、『動画視聴』『ゲーム』『テレワーク』『スマートホーム』のように、ネットの利用が増えた住まい環境に適した規格と言えます。
| 世代 | 新名称 | 規格名 | 最大通信速度 (理論値) | 主な周波数 |
|---|---|---|---|---|
| 第1世代(1997年) | – | IEEE 802.11 | 2Mbps | 2.4GHz帯 |
| 第2世代(1999年) | – | IEEE 802.11a | 54Mbps | 5GHz帯 |
| 第2世代(1999年) | – | IEEE 802.11b | 11Mbps | 2.4GHz帯 |
| 第3世代(2003年) | – | IEEE 802.11g | 54Mbps | 2.4GHz帯 |
| 第4世代(2009年) | Wi-Fi 4 | IEEE 802.11n | 600Mbps | 2.4GHz帯 / 5GHz帯 |
| 第5世代(2013年) | Wi-Fi 5 | IEEE 802.11ac | 6.9Gbps | 5GHz帯 |
| 第6世代(2019年) | Wi-Fi 6 | IEEE 802.11ax | 9.6Gbps | 2.4GHz帯 / 5GHz帯 |

Rakuten WiFi Pocket 5G
スマホのテザリングとRakuten WiFi Pocket 5G(2.4GHz/5GHz)の通信速度をRakuten最強プランで実機比較(屋内)
Rakuten最強プランの通信速度を実測|Nothing Phone(3a)Liteを使って検証

スマートフォン(Nothing Phone 3a Lite)の実測は『下り:160Mbps』『上り:36Mbps』といった結果。4G接続時は100Mbpsにすら届くことが無かった我が家。一気に高速化されました。
Rakuten最強プランの通信速度を実測|Nothing Phone(3a)LiteのテザリングをXiaomi 15T Proで検証
Rakuten最強プランの通信速度を実測|Nothing Phone(3a)Liteのテザリング環境でXiaomi 15T Proを使って検証(1)

| 技術 | Wi-Fi 6 |
| 周波数帯 | 2.4GHz |
| 最大接続速度 | 143Mbps |
| 電波強度 | 強 |
| セキュリティ | WPA3-Personal |
スマートフォンのテザリングでは、『Wi-Fi 6』による接続ながら『下り:55Mbps』『上り:30Mbps』とイマイチな結果に。スマートフォン単体での実測値が『下り:160Mbps』なので、かなり『減速』していることになります。
Rakuten最強プランの通信速度を実測|Nothing Phone(3a)Liteのテザリング環境でXiaomi 15T Proを使って検証(2)

| 技術 | Wi-Fi 6 |
| 周波数帯 | 2.4GHz |
| 最大接続速度 | 143Mbps |
| 電波強度 | 中 |
| セキュリティ | WPA3-Personal |
奥の部屋(電波強度:中)に移動して実測したところ、『下り:20Mbps』『上り:20Mbps』まで低下。家が『楽天5Gエリア』に入ったとしても、スマートフォンによるテザリングでは『恩恵を受けづらい』ことが分かりました。
Rakuten WiFi Pocket 5Gの電波状況(測定時)

| 通信業者 | Rakuten |
| バンド | 77(Sub6) |
| 帯域幅 | 100MHz |
| ネットワーク | 5G(アンテナ表示2本) |
Rakuten WiFi Pocket 5G本体のディスプレイでは『5G』のアンテナピクトがフル表示。しかし『設定』からリアルタイムグラフを表示すると、実際は『アンテナ2本』であることが分かりました。つまり電波は『最強』ではない。この状態でどの程度の速度を得られるのか。
Rakuten最強プランの通信速度を実測|Rakuten WiFi Pocket 5Gの5GHz環境でXiaomi 15T Proを使って検証(1)

| 技術 | Wi-Fi 6 |
| 周波数帯 | 5GHz(W56) |
| 最大接続速度 | 1,201Mbps |
| 電波強度 | 強 |
| セキュリティ | WPA3-Personal |
2.4GHzと比較して電波が干渉しづらい『5GHz』に切り替えて実測(設定から有効化が必要)。2.4GHz接続時を大きく上回る『下り:150Mbps』『上り:38Mbps』を記録。Wi-Fi 6との相性の良さも感じられます。

Rakuten最強プランの通信速度を実測|Rakuten WiFi Pocket 5Gの5GHz環境でXiaomi 15T Proを使って検証(2)

| 技術 | Wi-Fi 6 |
| 周波数帯 | 5GHz(W56) |
| 最大接続速度 | 143Mbps |
| 電波強度 | 中 |
| セキュリティ | WPA3-Personal |
2つのドアを隔てた『奥の部屋』に移動しても、スマートフォンテザリング接続時の最大速度を上回る、『下り:75Mbps』『上り:38Mbps』を維持。動画視聴や大容量データのダウンロードにも十分な速度です。
Rakuten最強プランの通信速度を実測|Rakuten WiFi Pocket 5Gの2.4GHz環境でXiaomi 15T Proを使って検証(1)

| 技術 | Wi-Fi 4 |
| 周波数帯 | 2.4GHz |
| 最大接続速度 | 192Mbps |
| 電波強度 | 強 |
| セキュリティ | WPA/WPA2-Personal |
接続を『Wi-Fi 4(2.4GHz)』に切り替えて再実測すると、『下り:71Mbps』『上り:14Mbps』に低下。スマートフォンのテザリングよりは若干早いものの、『5G』のパフォーマンスをフルに得られていないのは明らか。勿体ないです。
Rakuten最強プランの通信速度を実測|Rakuten WiFi Pocket 5Gの2.4GHz環境でXiaomi 15T Proを使って検証(2)

| 技術 | Wi-Fi 4 |
| 周波数帯 | 2.4GHz |
| 最大接続速度 | 192Mbps |
| 電波強度 | 中 |
| セキュリティ | WPA/WPA2-Personal |
奥の部屋に移動すると『下り:41Mbps』『上り:13Mbps』とさらに低下。こちらもスマートフォンテザリングよりは高速ですが、5GHz(Wi-Fi 6)接続時の『75Mbps』を大きく下回っています。
スマホテザリングの速度低下を解決!?『5GHz(Wi-Fi 6)』対応のモバイルルーター『Rakuten WiFi Pocket 5G』の実力を検証した結果まとめ
今回の計測で最も高速だったのは、スマートフォン(Nothing Phone 3a Lite)単体での下り160Mbpsでした。ネット接続がスマホのみであれば、Rakuten WiFi Pocket 5Gを導入するメリットは少ないかもしれません。
しかし、テザリングで他端末を接続すると、速度は1/3近くまで低下してしまいました。『楽天5G』の恩恵は、あくまでスマホ単体での利用に留まるという結果です。
一方、中継デバイスをRakuten WiFi Pocket 5Gに切り替え、『5GHz(Wi-Fi 6)』で接続したところ、スマホ単体と遜色ない下り『150Mbps』を記録。電波が届きにくい『奥の部屋』でも75Mbpsを維持し、良好な結果が得られました。
現状だと我が家の楽天モバイル5G環境は『アンテナ表示2本(4本中)』が限界。つまり今後さらなる『通信改善』の可能性を残しているということです。
窓際では5Gで通信できても、部屋を移動すると4Gに切り替わったり、速度が落ちたりすることに悩む人は多いはずです。Rakuten WiFi Pocket 5Gを『家中で最も5Gが安定する場所』に設置し、5GHz帯(Wi-Fi 6)で接続すれば、動画の停止やダウンロードの遅延といったストレスが解消されるかもしれません。

Rakuten WiFi Pocket 5G
関連リンク







