楽天モバイルのプレスリリース内容(2024年4月18日)によると、『2024年以内(5月から年内を目処)に関東地方(栃木県、群馬県、茨城県、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県)の5G(Sub6)エリアの広さを最大1.6倍まで順次拡大』するとのこと。
エリア拡大の理由には『共用帯域における衛星通信との干渉調整条件の緩和(関東地方における5G基地局の電波出力が向上)』を挙げています。
楽天モバイルは2023年時点(2023年8月から2023年12月)で『東海地方(岐阜県、静岡県、愛知県、三重県)』『近畿地方(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)』においても同様の対策を推進。
東海地方で『約1.7倍』、近畿地方で『約1.1倍』の5Gエリア拡大を実現しています。
楽天モバイルは2023年12月末時点で、全47都道府県に合計『11,592局』の5G基地局(屋外Sub6マクロ基地局のみ)を展開。
他の通信キャリアは4G LTEを5Gの通信規格に置き換えた『NR化』を行っているので、『表示が5Gに切り替わっても通信速度が4Gと変わらない』といった地域が存在します(エリアマップで確認可能)。
しかし楽天モバイルの場合は『NR化』を行ったエリアがありません(5GはSub6とミリ波のみ)。よって楽天モバイルが示す『5Gエリアの拡大』は通信速度の上昇を伴う可能性が高いのです。
4Gと5G(Sub6)の大きな違いの一つが『チャネル帯域幅』。道路に例えるとこれは『道幅』の様なもの。
4G LTEはこの幅が最大『20MHz』にとどまるのに対し、5G(Sub6)では最大『100MHz』に拡大。これは一度により多くのデータを通信可能になることを意味します。
『広い帯域幅』『高い周波数帯(楽天モバイルの場合は5G Sub6の周波数帯が3.7GHz帯。4Gは1.7GHz)』が整えば、ユーザーが混雑する環境においても速度低下が起こりづらくなるのです。
5G(Sub6)エリアの拡大に加え、2024年5月からは『プラチナバンド』の提供を開始予定の楽天モバイル。2024年4月8日時点で契約数『650万回線突破』。1,000万回線への到達は意外と早いかもしれません。
楽天モバイルについて
- 音声対応SIM基本料金:1,078円(税込)~
- 契約月の基本料金:日割りなし
- 通話料金:22円/30秒(電話回線)、0円(Rakuten Link使用)
- 15分かけ放題(電話回線):1,100円(税込)
- 無制限かけ放題(Rakuten Link使用):0円(税込)
- データ容量:3GB~
- 翌月くりこし:非対応
- 5G:対応
- 低速切り替え:非対応
- 通信回線:楽天、au(パートナー回線)
- eSIM設定方法(Android):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001374/
- eSIM設定方法(iOS):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/ios/
- APN設定方法(楽天モバイルで購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/
- APN設定方法(楽天モバイル以外で購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001495/?l-id=guide_faq
- 転入手続き申し込み時に必要なMNP予約番号期限:7日以上(WEBの場合)
- 開通手続き:My楽天モバイルから
- MNP開通手続きを行わなかった場合:MNP予約番号有効期限が過ぎて長期間開通手続きを行わないと申込みが消滅する可能性がある
- 切替受付時間:午前9時~午後9時まで
- 切り替えにかかる時間:受付時間内の申し込みは当日開通(受け取り直後や午後9時00分直前に手続きをした場合、当日中に完了せず、翌日の開通となる場合がある)
関連リンク