
Xiaomi 15T Proは、同シリーズで初めて『ペリスコープカメラ』を搭載。前作(Xiaomi 14T Pro)までの光学的なズーム倍率は『2.6倍(60mm相当)』。それを一気に『5倍(115mm相当)』に伸ばしたのです。
望遠カメラは画角が狭い分、広角と比較して『手ブレ』の影響を受けやすくなります。Xiaomi 15T Proはメインカメラに加え、ペリスコープカメラにも揺れに合わせてレンズを物理的に動かす『光学式手ブレ補正』を搭載。
Xiaomi 15T Proの望遠カメラは『光学式手ブレ補正』が優秀
補正精度の高さを一番分かりやすく体感出来たのが『動画』撮影時。動く被写体を撮っているのに『ジェダー減少(映像が小刻みにカクつく)』が起きておらず、まるでジンバルを使っているかの様な滑らかさ。

Xiaomi 15T Proの望遠カメラは『5倍』でもディテールが鮮明
様々な被写体(シーン)において、『5倍』とは思えないしっかりしたディテールを維持。この表現力も高い手ブレ補正精度の証明に。『5,000万画素』高解像度センサーの性能を破綻なく発揮しています。






Xiaomi 15T Proの望遠カメラは『10倍』でも光学グレード
また手ブレ補正精度の高さは、撮影素子の中央を切り出して使う『インセンサーズーム』のクオリティアップに直結。ペリスコープカメラの物理的な拡大率は『5倍』ですが、インセンサーズーム技術を使用した光学グレードの拡大率は『10倍』。
10倍域ではディテールが大きく崩れ、墨絵状の仕上がりになる場合が殆ど。Xiaomi 15T Proでは細かいディテールを認識出来、写真らしさが残っています。




Xiaomi 15T Proの望遠カメラは『230mmマクロ』でも作品クオリティ
ペリスコープカメラは『スーパーマクロモード』をサポート(画像処理の仕方が変わる)。焦点距離は『115mm相当』『230mm相当』で切り替えが可能。仮に手ブレ補正精度がイマイチであれば、『230mm相当』ではかなり厳しい仕上がりになるはず。Xiaomi 15T Proは作品クオリティから逸脱せず。




Xiaomi 15T Proの望遠カメラは『夜景』もしっかり撮れる
圧巻なのが『夜景』です。夜景はレンズやイメージセンサーのサイズが大きい『メインカメラ』でさえ、高画質に撮るのが困難。Xiaomi 15T Proの場合は。『優れた手ブレ補正』『ライカとXiaomiの画像処理』『超高性能Soc MediaTek Dimensity 9400+』などの合せ技が炸裂し、このクオリティを実現しているのでしょう。

ハイエンドクラスでは『廉価な部類』に入るXiaomi 15T Pro。最上位『Ultra』との差別化要素だった『高倍率望遠』まで可能になり、前作からお値段据え置き。個人的には『5倍目的』で購入しても、お釣りが来る満足感です。


