スマートフォンを利用して『YouTubeで動画を観る』『WEBサイトの記事を読む』『Xでポストする』『Instagramに写真を投稿する』といった時には、基本的に『通信環境』が必要になります。外出先では『モバイルネットワーク』がメイン。
月末になると、今のモバイルネットワークが自分に合っているかどうかがハッキリと分かるはず。もし『イマイチ』だと感じているなら『乗り換え』『サブSIMの導入』を検討しなければなりません。
乗り換えはややハードル高めですが、『サブSIM』であれば『足りない部分を埋める』程度の扱いになるので、マイナスの要素が少なく比較的手軽。
ただし『月間データ容量』『月額料金』だけで選んでしまうと、コストパフォーマンスは確実に下がります。今回は『目的に合わせたサブにお勧めなSIM』を5種類紹介。今どの部分について『イマイチ』だと感じているかをまずは把握して、フィットしたサブSIMを選びましょう。
端末によって『nanoSIM+eSIM』『nanoSIM+nanoSIM』など構成が異なるので、契約前に必ず確認しましょう。
YouTube動画をもっと長い時間観たい
スマートフォンを長時間利用している大部分の人にとって、恐らくもっともデータ量を消費しているのが『動画視聴』。YouTubeで気に入ったチャンネルが複数あるなら、数日で『GB』に到達。
月の途中で月間データ容量をオーバーしてしまったら、そこからは『速度制限地獄』に陥り、YouTube動画視聴どころでは無くなります。
とはいえ、YouTube動画の視聴環境を改善するために『追加で数千円費やす』というのは流石にやりすぎ。私がお勧めしたいのは月額『990円(税込)』で利用可能なmineoの『マイそく(スタンダード)』です。
マイそく(スタンダード)は最大『1.5Mbps』の通信速度でデータ通信し放題(3日間で10GB以上通信すると速度制限)。平日のお昼(午後0時~1時)は通信速度を最大32kbpsに制限されますが、『通勤・通学』『帰宅後』『土日』などに最大1.5MbpsでYouTube動画をのんびり観られます。
mineoについて
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- 転入手続き申し込み時に必要なMNP予約番号期限:10日以上
- 開通手続き:Myページから
- MNP開通手続きを行わなかった場合:MNP予約番号有効期限前日に強制的に変更
- 切替受付時間:午前9時~午後9時(Aプラン、Dプラン)※午後8時以降に手続きを実施した場合は切り替えが翌日になる場合あり、午前10時~午後7時(Sプラン)※午後6時以降に手続きを実施した場合は切り替えが翌日になる場合あり
- 切り替えにかかる時間:最大30分程度(Aプラン/Dプラン)、1時間程度(Sプラン)
- 音声対応SIM基本料金:250円(税込)~
- 契約月の基本料金:日割り
- 通話料金:22円/30秒(無料通話アプリmineo電話を使うと10円/30秒、10分かけ放題時間超過後は11円/30秒)
- 10分かけ放題:550円(税込)
- 無制限かけ放題:1,210円(税込)
- データ容量:1GB~(マイピタ)
- 翌月くりこし:対応(マイピタ)
- 5G:対応(マイピタ)
- 低速切り替え:対応(マイピタ)
- 通信回線:NTTドコモ、SoftBank、au
- eSIM:対応(Aプラン、Dプラン)
- eSIM設定方法(Android):https://support.mineo.jp/setup/guide/esim.html
- eSIM設定方法(iOS):https://support.mineo.jp/setup/guide/ios_esim.html
- APN設定方法(Android):https://support.mineo.jp/manual/network_setup.html
- APN設定方法(iOS):https://support.mineo.jp/setup/guide/ios_network.html
電車に乗っていて通信が止まる事がある
『パケ詰まり』『パケ止まり』『圏外』といったことが主な原因として考えられます。これらは『異なる通信キャリアの回線』を利用する事で、ある程度は回避可能。
例えばドコモ回線で『通信が止まる』と頻繁に感じるなら、『SoftBank』『au』など別キャリアの回線に対応したSIMを選ぶようにしましょう。
私がお勧めしたいのは、SoftBankのオンラインブランド『LINEMO』です。新幹線で長時間移動の際に、トンネル内でも通信が安定していました。
LINEMOは『ミニプラン(3GB:990円)』『スマホプラン(20GB:2,728円)』の2プラン体制。もしSoftBank回線に切り替えたことで『通信が止まる』といった症状が発生しなくなったら、最終的にLINEMO(スマホプラン)のみで運用するというのもアリですね。
LINEMOについて
- 転入手続き申し込み時に必要なMNP予約番号期限:10日以上
- 開通手続き:メールに記載のURLから
- MNP開通手続きを行わなかった場合:SIMカードの到着日から6日後の午後8時30分までに切り替えを行わなかった場合、その翌日(SIMカード到着日の7日後)に回線切替
- 切替受付時間:午前9時~午後8時30分まで
- 切り替えにかかる時間:最大15分程度
- 音声対応SIM基本料金:990円(税込)~
- 契約月の基本料金:日割り
- 5分かけ放題:550円(税込)
- 無制限かけ放題:1,650円(税込)
- 通話料金:22円/30秒
- データ容量:3GB~
- 翌月くりこし:非対応
- 5G:対応
- 低速切り替え:非対応
- 通信回線:SoftBank
- eSIM設定方法(Android/iOS):https://www.linemo.jp/process/esim/
- APN設定方法(Android):https://www.linemo.jp/process/apn/android/
- APN設定方法(iOS):https://www.linemo.jp/process/apn/ios/
スマートフォンの動作がモッサリする
月間データ容量を使い切ってしまい『速度制限』に陥ると、通信速度が著しく低下して『WEBページ閲覧』『SNS』といった一般的なコンテンツの表示すら『激遅』に。よってデータ容量にはある程度余裕を持たせておくべき。
しかし『遅い(モッサリ)』の原因となるのは通信速度だけではありません。『月末』だけでなく『日常的』に動作が『遅い』と感じているなら、それは通信速度ではなく『端末由来』の可能性が高いです。
動作がモッサリする端末側の原因は色々考えられますが、『ストレージにデータを詰め込みすぎ』『利用しているアプリに対してメモリ容量が小さい』『Soc性能が低い』あたりが代表例。
ストレージの圧迫は『外部ストレージにデータ移動』をすれば解決出来ますが、『メモリ容量』『Soc性能』に関しては端末のスペックに依存。つまり『新しいスマートフォンを購入する』のがベストです。
スマートフォンを安く購入するのにお勧めな通信業者と言えば『IIJmio』。ギガプラン(音声SIM、音声eSIM)契約時には、人気モデルを信じられない安さで購入可能。
廉価なスマートフォンでも、『2台で異なるアプリを使い分ける』『MicroSDカード対応モデルを選び外部ストレージ化する』といった使い方をすると、『容量』の部分に関してはかなり改善出来ます。
投稿が見つかりません。IIJmioについて
- 基本料金:850円(税込)~
- 契約月の基本料金:日割り
- 通話料金:11円/30秒
- 5分かけ放題:500円(税込)
- 10分かけ放題:700円(税込)
- 無制限かけ放題:1,400円(税込)
- データ容量:2GB~
- 翌月くりこし:対応
- 5G:対応(無料の5Gオプションに申し込み必要)
- 低速切り替え:対応
- 通信回線:NTTドコモ、au
- eSIM:対応
- eSIM設定方法(Android):https://www.iijmio.jp/hdd/esim/flow/android.html
- eSIM設定方法(iOS):https://www.iijmio.jp/hdd/esim/flow/iphone.html
- APN設定方法(Android/iOS):https://www.iijmio.jp/hdd/guide/apn.html
- 転入手続き申し込み時に必要なMNP予約番号期限:7日以上
- 開通手続き:IIJmioオンデマンド開通センター(0120-711-122)から
- MNP開通手続きを行わなかった場合:MNP予約番号有効期限当日内に自動的に開通
- 切替受付時間:午前9時~午後7時
- 切り替えにかかる時間:10分程度
電話番号を利用した通話時の品質が悪い
頻繁に電話番号を使用した通話を行う人は、大部分が『かけ放題』オプションに加入しているはず。しかし格安SIM(MVNO)のかけ放題は、電話番号の最初に特定番号をつけて交換機経由で通話する『プレフィックス(オートプレフィックス)』という方式を採用しているのが一般的。
通信キャリアのメインプランは音声周波数でプレフィックス方式を上回る『VoLTE』『VoLTE(HD+)』を採用していますが、月額基本料金が高額なのでサブSIMとしてはお勧め出来ません。
HISモバイルは月額料金の安い格安SIMながら、通常の通話に加えてかけ放題オプションまで『VoLTE』『VoLTE(HD+)』に対応。それでいて『通話料金:9円/30秒』『5分かけ放題:500円(税込)』『無制限かけ放題:1,480円(税込)』と割安です。
HISモバイルについて
- 音声対応SIM基本料金:290円(税込)〜
- 契約月の基本料金:利用開始日から1ヶ月毎の請求
- 通話料金:9円/30秒
- 5分かけ放題:500円(税込)
- 無制限かけ放題:1,480円(税込)
- データ容量:99MB~
- 翌月くりこし:非対応
- 5G:非対応
- 低速切り替え:非対応
- eSIM:対応
- APNの設定(iOS/Android):
https://his-mobile.com/support/setting - 通信回線:NTTドコモ
- 公式サイト:HISモバイル
月に発生する通話料金が高い
Rakuten Linkアプリを使用すると『国内通話無料(ナビダイヤルなど一部番号は対象外)』。月間データ容量3GBまでは月額『1,078円(税込)』で利用可能な『楽天モバイル(最強プラン)』。
一般的な『無制限かけ放題オプション』よりも低料金で、かつデータ容量も増やせるのだからかなりお得。2024年6月からは、満を持して『プラチナバンド(電波が届きやすい700MHz)』の商用サービスがスタートします。
楽天モバイル(最強プラン)と言えば『データ通信し放題』のイメージが先行。しかし『サブSIM』としての使い勝手も実は良好です。
実際に使ってみて楽天回線との相性が良ければ、メインSIMに昇格させるといったやり方も可能。『光回線の代用』まで実現したら、通話料とデータ通信料をどちらも大きく削減出来ます。
楽天モバイルについて
- 転入手続き申し込み時に必要なMNP予約番号期限:7日以上(WEBの場合)
- 開通手続き:My楽天モバイルから
- MNP開通手続きを行わなかった場合:MNP予約番号有効期限が過ぎて長期間開通手続きを行わないと申込みが消滅する可能性がある
- 切替受付時間:午前9時~午後9時まで
- 切り替えにかかる時間:受付時間内の申し込みは当日開通(受け取り直後や午後9時00分直前に手続きをした場合、当日中に完了せず、翌日の開通となる場合がある)
- 音声対応SIM基本料金:1,078円(税込)~
- 契約月の基本料金:日割りなし
- 通話料金:22円/30秒(電話回線)、0円(Rakuten Link使用)
- 15分かけ放題(電話回線):1,100円(税込)
- 無制限かけ放題(Rakuten Link使用):0円(税込)
- データ容量:3GB~
- 翌月くりこし:非対応
- 5G:対応
- 低速切り替え:非対応
- 通信回線:楽天、au(パートナー回線)
- eSIM設定方法(Android):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001374/
- eSIM設定方法(iOS):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/ios/
- APN設定方法(楽天モバイルで購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/
- APN設定方法(楽天モバイル以外で購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001495/?l-id=guide_faq
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