楽天モバイルに割り当てられている5G(Sub6)の周波数帯『3.7GHz』は、サービス開始当初から人工衛星の通信周波数と干渉しており、電波送信出力をセーブする必要がありました。
しかし2023年度末、衛星通信事業者が地球局の移転を実施したことで事態が好転。衛星干渉条件が緩和され、5G基地局の送信力を引き上げられるように。
条件緩和に伴い、楽天モバイルは2024年5月から年内を目処として『楽天回線(5G)エリア最大1.6倍まで順次拡大(2024年1月比)』する取り組みを実施中。
上記に加え、2024年6月末までに全国における5G(Sub6)基地局の『ソフトウェア』をアップグレード。同施策は5Gの『通信速度』『安定性』を大幅に向上させるとしています。
さらに基地局のパラメータ最適化により、『4G』『5G』間のよりスムーズな切り替えを可能に。
楽天モバイルは2024年6月27日(木)に『東京都内の5G(Sub6)トラヒック(セル当たり)約2.3倍(東京都内における基地局のソフトウェア・アップグレード完了前と比較)』『ユーザー数約1.5倍』『通信速度約2倍に向上(一般的な実効速度における5G(Sub6)の比較(2024年6月20日時点)』を公式発表。様々なアップグレードの成果が、早くも数字に表れたということでしょう。
同日(6月27日)には『プラチナバンド(700MHz帯)の商用サービス開始』も報告。『Open RAN対応の完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワーク構築の知見を生かす』ことで、迅速なプラチナバンド提供を実現したとのこと。
今後は『残されたカバレッジホール(電波が届かないエリア)』を優先して、『自社基地局によるプラチナバンド』を展開予定。
楽天モバイルは6月27日(木)午後2時15分からカンファレンスを実施。カンファレンス内では、実際に楽天モバイルの『プラチナバンド(Band28)』を使用して通話を行う一幕も。
2024年6月17日には、黒字化目標の単体加入者回線数(BCP、MVNO除く)800万回線を射程距離にとらえる『700万回線達成』を報告した楽天モバイル。『5Gのアップグレード』『プラチナバンド開始』、当面勢いは止まりそうにありません。
楽天モバイルについて
- 転入手続き申し込み時に必要なMNP予約番号期限:7日以上(WEBの場合)
- 開通手続き:My楽天モバイルから
- MNP開通手続きを行わなかった場合:MNP予約番号有効期限が過ぎて長期間開通手続きを行わないと申込みが消滅する可能性がある
- 切替受付時間:午前9時~午後9時まで
- 切り替えにかかる時間:受付時間内の申し込みは当日開通(受け取り直後や午後9時00分直前に手続きをした場合、当日中に完了せず、翌日の開通となる場合がある)
- 音声対応SIM基本料金:1,078円(税込)~
- 契約月の基本料金:日割りなし
- 通話料金:22円/30秒(電話回線)、0円(Rakuten Link使用)
- 15分かけ放題(電話回線):1,100円(税込)
- 無制限かけ放題(Rakuten Link使用):0円(税込)
- データ容量:3GB~
- 翌月くりこし:非対応
- 5G:対応
- 低速切り替え:非対応
- 通信回線:楽天、au(パートナー回線)
- eSIM設定方法(Android):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001374/
- eSIM設定方法(iOS):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/ios/
- APN設定方法(楽天モバイルで購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/
- APN設定方法(楽天モバイル以外で購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001495/?l-id=guide_faq
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