XiaomiでCEOを務めるLei Junは、『9月14日に新たなテクノロジーコンセプトを発表する』と自身のTwitterに画像つきで投稿。
そして9月14日、同社は光導波路構造のイメージング技術を使用したマイクロLEDディスプレイを備えるスマート(AR)グラスを発表しました。撮影する事をメインとしたFacebookの『Ray Ban Stories』とは完全に別ものです。
Someday in the future, smartphones may become a thing of the past 🤓#XiaomiSmartGlasses #NeverStopExploring pic.twitter.com/0PEl2dafrp
— Agatha Tang (@aggasaurus) September 14, 2021
XDAが同製品に関する詳細を報じており、重量はわずか51g。OLEDよりピクセル密度が高いマイクロLEDを採用した事で必要なスペースを削減し、通常のサングラスと変わらない見た目を実現。モジュール寿命が長いのもマイクロLEDの特徴です。
フレーム内に内蔵されているチップのサイズは2.4mm×2.02mm。ピクセルサイズは4μm。直射日光下での情報認識を優先し、ピーク輝度が200万ニットに達するモノクロディスプレイソリューションを選択。どの企業が同技術を提供したかは今のところ不明。ちなみにMi Mix 4のディスプレイは『China Star』が請け負っており、同社は2020年にマイクロLEDの技術開発を目的としてSanan-ICと業務提携を交わしています。
ディスプレイ、カメラ、スピーカー、マイクを搭載するスマートグラスは、Androidデバイスとして独立して動作。電話の通知、ナビゲーション、写真の撮影(500万画素)、メッセージを表示してプロンプター的な使い方をする事も。さらに同社のAIアシスタント『Xiao AI』をサポートし、文字をリアルタイムで自動翻訳。
価格については現時点で公表されておらず、販売されたとしてもコンセプトモデルに近いのでMi Mix Foldの様に中国市場のみで展開される可能性が高いです。実機を使ってみたい・・・。そういえば『Digital Chat Station』がリークしていたDiorとのコラボはありませんでしたね。想像してたのと違いました。勿論良い意味で!