Android端末に『Rakuten Link』をインストール(ログイン)していると、楽天モバイルの電話番号は基本的にRakuten Linkで着信を行います。
特に大きな問題は無かったのですが、2024年12月1日から留守番電話サービスが有料化(月額330円)。一部の端末は無料で使える『伝言メモ(簡易留守電)』を備えますが、同機能を使用するには『標準電話アプリ』で着信を行わなければなりません。
iPhoneの場合はRakuten Linkをインストール(ログイン)していても、楽天モバイルの電話番号を『標準通話アプリ』で着信。この部分は元々『デメリット』だったのですが、留守番電話の有料化により状況は大きく変わりました。
iPhoneは『iOS 18』へのアップデートにより、タイムリーに『留守番電話機能』を搭載。『リアルタイム文字起こし』にも対応するなど、一般的な留守番電話サービスより便利な部分も。
iPhone(iOS 18対応)を所有する楽天モバイルユーザーは、2024年12月1日以降も留守番電話を『無料で使える』ということ。1年で『3,960円』、2年で『7,920円』の節約に。
ただし『全ての着信を標準電話アプリで行う』というわけではありません。相手が『Rakuten Linkで発信』している場合は、Rakuten Linkで着信。実際に検証してみましたが、このパターンではiPhoneの留守番電話が機能せず。
ひと昔前から電波環境が大きく改善され、4Gだけでなく『5G』で通信可能なエリアも着々と拡大。
月額1,078円(データ通信3GBまで)で『国内通話かけ放題(Rakuten Link使用時)』『楽天市場で買い物時ポイント4倍(2,000ポイント上限/月)』『楽天ドライブ50GB』など、ユーザー特典が盛り沢山。
着実にユーザー数が増えているので、今後はiPhoneにおいても『Rakuten Linkで着信』する機会が増えるかもしれません。
実は『Rakuten Linkの着信』を『標準電話アプリの着信』に切り替えて、端末の留守番電話機能を利用する裏技が存在します。一部の通信業者が提供している『着信転送』を利用した方法です。
楽天モバイルの番号からもう1つの通話SIMに転送することで、着信は『標準通話アプリ』へと切り替わります。つまり『留守番電話機能が使える』ということ。
基本料金『0円(SIMを有効化した日から180日の間、有料トッピングのご購入がない場合、順次利用停止)』の通話SIM『povo』を利用すると、維持費をほぼかけずに運用出来るのでお勧めです。
一般的な着信転送サービスは、他の番号に転送する際に『通話料金』が発生。楽天モバイルの場合は、『Rakuten Linkからの転送』であれば通話料金が『無料』になります。これも大きな特典の一つ。
iPhoneはRakuten Linkからの発信以外『標準電話アプリ』で基本的に着信を行います。『着信転送』を設定すると、通話料金発生の可能性が高まるので注意が必要。
iOSデバイスの場合(楽天モバイルより)
転送先までの通話料
発信者がRakuten Linkを利用している場合 | 無条件転送 | 無料※ |
---|---|---|
話中転送 | ||
無応答転送 | ||
圏外転送 | 有料 | |
発信者がRakuten Linkを利用していない場合 | 無条件転送 | 有料 |
話中転送 | ||
無応答転送 | ||
圏外転送 |
Android端末においても、『電波の悪い環境(圏外含む)』などでは標準通話アプリで着信。適当に『着信転送』を設定すると、『気づいたら通話料金が発生』という状況になりかねません。
Androidデバイスの場合(楽天モバイルより)
転送先までの通話料
発信者がRakuten Linkを利用している場合 | 無条件転送 | 無料※ |
---|---|---|
話中転送 | ||
無応答転送 | ||
圏外転送 | 有料 | |
発信者がRakuten Linkを利用していない場合 | 無条件転送 | 無料※ |
話中転送 | ||
無応答転送 | ||
圏外転送 | 有料 |
『通話料金の発生』を回避する方法は意外と簡単。伝言メモ(簡易留守電)の『応答時間設定』を、Rakuten Linkの『転送時間』より短く設定すれば良いだけ。