Nothing(CMF)デバイスがChatGPTの『高度音声モード』にフィット。

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Nothingデバイス

私は先日、ChatGPTの『Plusプラン』に申し込みを行いました。2025年7月26日時点で、同プランの利用料金は『2,860円(税込)』。

アプリから申し込みを行うと、クレジットカード以外に『PayPay』『Google Playの残高』『メルペイ』『楽天モバイル払い』を支払い方法として指定することが出来ます。

支払い方法
ChatGPT(アプリ版)より
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ChatGPTの『Plusプラン』で利用出来る主なサービス内容は下記の通り(2025年7月26日時点)。

  • 無料版のすべての機能
  • メッセージ交換、ファイルのアップロード、高度なデータ分析、画像生成の制限の引き上げ
  • 標準および高度の音声モード
  • Deep Research、複数の準備モデル(o4-mini、o4-high、o3)、GPT-4.5 の研究プレビューへのアクセス
  • タスク、プロジェクト、カスタム GPT を作成して使用します
  • Sora 動画生成への制限付きアクセス
  • 新機能をテストする機会

無料プランでは『月あたり15分』しか使えない『高度音声モード』を『1日あたり1時間』使えるのも特徴の一つ。

ChatGPTは9種類の音声で『標準読み上げ』が可能。リアルタイム会話対応の高度音声モードでは、『高品質な5種類(Sky, Breeze, Juniper, Ember, Cove)』から声を選ぶことが出来ます。

音声モード標準高度
音声品質自然だがやや機械的非常に自然で滑らか。人間らしい感情表現あり
応答速度やや遅延ありリアルタイムに近い(会話がスムーズ)
インタラクション質問→応答の繰り返し割り込み、うなずき、会話のテンポ調整が可能
声の種類数種類から選択高品質な5種類の声(Sky, Breeze, Juniper, Ember, Cove)

実際に『高度音声モード』を試してみました。標準音声モードはあくまで『文字を音声で読み上げているだけ』という印象。『私が音声でプロンプトを入力』→『ChatGPTがその内容を認識して音声で出力』といった流れ。必然的にラグが発生します。

話しかけてから回答までの時間が長めで、間違ったことを回答していても途中で中断出来ません(スマートフォンの操作が必要)。間違った回答を長々続けることもあるので、まだ『あまり実用的ではないな』感じていました。

高度音声モードではレスポンスが早くなり、『それは違う』などと話を遮って指示しなおすことが可能に。話し方はより『人間的』に。若干のラグは発生しますが、『遠い国に住んでいる人と国際電話で話している』ような感覚。

使い方の分からない家電があったので、説明書を確認する前にひとまず音声でChatGPTに質問。すると『カメラで画像を撮って見せてください』という指示がありました。実際に撮影した画像を2〜3枚送るとドンピシャな回答が。これには驚きました。

私が高度音声モードでChatGPTと会話するのに選んだスマートフォンは、デジタルアシスタントとしてバックグラウンドでChatGPTを利用可能(バックグラウンドでなNothingの『Phone(3a)』。

NothingのスマートフォンでデジタルアシスタントをChatGPTに変更する方法は、まず『設定』→『アプリ』→ 『デフォルトのアプリ』から『デジタルアシスタントアプリ』を選択(歯車アイコンではなく文字部分)。

デジタルアシスタントアプリ設定

デフォルトのデジタルアシスタントアプリを『ChatGPT』に。

デフォルトのデジタルアシスタント

これで電源ボタンを長押しするとChatGPTが起動(起動しない場合は設定→特別機能→ジェスチャー→電源ボタンを長押しからデジタルアシスタントを選択)。

電源ボタン長押し

さらにChatGPT(高度音声モード)の利便性を高めてくれたのが、CMFの『Bluetoothイヤフォン(名称はCMF Budsと認識される)』です。

CMF Buds

Nothing関連のイヤフォンやスマートウォッチを制御する『Nothing X』アプリにCMF Budsを同期すると、『コントロール』項目からイヤフォンからの操作をカスタマイズ出来るように。

イヤフォンコントロール設定

長押しを『ChatGPT』に指定すると、赤●部分を長押しすることでChatGPTが起動。CMF Budsはイヤフォンマイクなので、音声モードにも勿論対応。

CMF Budsを使ってChatGPTと雑談をしていたら、あっという間に高度音声モードの『利用上限』に到達。今後時間が延長されることを期待します。

まだ『完璧な認識』は出来ていないと感じるので、仕事での利用は文字で正確に指示を出せるデスクトップ版が効率的。ただし『プライベート』『情報収集』などは音声モードの方が柔軟。ChatGPTと『音声で話す習慣』がつきそうです。

CMF Watch 3 Pro
CMFより

ちなみに、2025年7月22日(火)午後6時に日本発売が開始されたスマートウォッチ『CMF Watch 3 Pro』は、ChatGPTの音声操作に対応。同社のBluetoothイヤフォンと組み合わせることで、『高度音声モード』をより無駄なく使いこなせそうな予感!欲しいかも。

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瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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