最近発売されているスマートフォンは、殆どが『OTG』という規格をサポートしているので、USB Type-Cポートに『ポータブルSSD』『SDカードリーダー』などを接続すると外部ストレージとして認識します。
端末がMicro SDカードスロットを備えていれば、保存領域の拡張は容易。ただし上位モデルに関してはほぼ『非対応』。
それでいて高性能化に伴い『ゲーム』『カメラ』などのデータ量は以前より大きくなっているので、内部ストレージの容量圧迫を避けて『外部ストレージ』を使用する人が増えているはず。
スマートフォンやタブレットは、パソコンの様に『最新USB規格』を採用しているモデルが少ないです(バージョン非公開が多い)。つまりパソコンと比較して『データ転送速度が遅い』可能性が高いということ。
『流石にハイエンドモデルなら』と思うかもしれませんが、2025年1月時点では『2.0』を採用するハイエンドも珍しくない状況。AppleのiPhone 16も、販売価格124,800円(税込)〜ながらUSBの規格は『2.0』です。
『Google Pixelシリーズ』『SHARP AQUOS senseシリーズ』の様に、ミドルクラスで比較的上位のUSB規格を採用しているスマートフォンも存在するので、『外部ストレージの使用』を前提とする場合は予め仕様を確認しておきましょう。
規格(バージョン) | 最大転送速度(理論値) |
USB 2.0 | 480Mbps(60MB/s) |
USB 3.0 | 5Gbps(625MB/s) |
USB 3.1 Gen 1 | 5Gbps(625MB/s) |
USB 3.1 Gen 2 | 10Gbps(1,250MB/s) |
USB 3.2 Gen 1 | 5Gbps(625MB/s) |
USB 3.2 Gen 2 | 10Gbps(1,250MB/s) |
USB 3.2 Gen 2×2 | 20Gbps(2,500MB/s) |
USB4 Gen 2×2 | 20Gbps(2,500MB/s) |
USB4 Gen 3×2 | 40Gbps(5,000MB/s) |