FireタブレットユーザーがFire TV Stickを買うと、本体に保存した映画やドラマを『大画面』で観られるように

2024年5月31日

Fireタブレット

Amazonがメーカーとしてリリースしている『Fireタブレット』。Fire OS 8以降を搭載する端末『Fire HD 8（第12世代以降）』『Fire HD 10（第13世代以降）』『Fire Max 11（第13世代以降）』は、ワイヤレスで画面を外部ディスプレイに映し出す『Miracast（ミラキャスト）』に対応しています。

一般的なスマートフォンやタブレットも近い機能を搭載。しかしスマートフォンのディスプレイに表示された『Netflix』の画面を外部ディスプレイにワイヤレス接続で映し出そうすると、基本的には『真っ暗』になるはず。

真っ暗になる原因は、表示しようとしたコンテンツに『著作権保護』がかかっているから。MiracastはWi-Fi Allianceが策定したディスプレイ伝送技術で、著作権保護（HDCP）に対応。同技術に対応するFireタブレットでは、NetflixやAmazonプライムビデオなどの動画を『ワイヤレス投影』することが可能です。

ただし、映し出す側の外部ディスプレイも『Miracast』をサポートしている必要があります。HDMIポートに接続すると『レシーバー』として機能するのがAmazonの『Fire TVシリーズ』。

接続方法はとても簡単。Fire TVシリーズのホーム画面で付属するリモコンのホームボタンを長押しすると、『ミラーリング』という項目が表示されるので選択。

ミラーリング

次にFireタブレットのクイックメニューから『画面ミラーリング』を開くと、Fire TVシリーズの名称が表示されるので選択。少し待つとFireタブレットの画面が外部ディスプレイに表示されます。

もっとも『光回線』が整備されているなら、わざわざFireタブレットの画面を投影せずとも、Fire TVシリーズで直接『Netflix』や『Amazonプライムビデオ』を再生すれば良い話。その方がスムーズかつ楽ちんです。

『Fireタブレット』『Fire TVシリーズ』のセットが活躍するのは、意外にもモバイルネットワーク環境。ここからはその方法をお伝えします。

まずは『mineo』や『povo』の24時間データ使い放題オプションを利用して、Fireタブレットに観たい動画を出来るだけ沢山ダウンロード。FireタブレットはMicro SDカードに対応しているので、保存領域の拡張は比較的容易。

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次にFireタブレットとFireTVシリーズを同じWi-Fiネットワークに接続。ネットワークはスマートフォンの『Wi-Fiテザリング（ポータブルホットスポット）』を利用します。

アクセスポイントとテザリング

『とんでもないデータ通信量が発生して速度制限がかかるのではないか』と心配になるかもしれませんが、通信はFireタブレットとFire TVシリーズ間のローカルネットワーク上で実行。あくまで『同じネットワークに接続する』ことが目的です。

通信環境は『povoの無課金状態（最大128kbps）』や『IIJmioの低速モード（ギガプランは最大300kbps）』などで問題なし（実際に検証済み）。ダウンロードしていない動画を再生すると月間データ容量が消費されてしまうので、その点は注意しましょう（低速モードでの接続推奨）。

mineoの『マイそく（スタンダード：月額990円）』は、平日のお昼（午後0時～1時）以外の時間帯は最大1.5Mbpsの通信速度でデータ通信し放題（3日間で10GB以上通信すると速度制限）。『24時間データ使い放題』オプションの追加も可能なので、『ストリーミング動画を出来るだけ安く楽しみたい』という人にかなりお勧め。