Feature DropでPixel Watchが運動自動検知に対応!Pixel 7、7 Proは囲って検索をサポート

2024年3月度Google Feature Drop

Googleより

Googleが定期的に行っている『Feature Drop(フィーチャードロップ)』は、同社が提供するデバイス(Pixelシリーズなど)に新たな機能を追加する、ユーザーにとってはとても楽しみなアップデートプログラムです。

2024年3月5日、Googleは最新Feature Dropに関する情報をstore.google.comにおいて公開しました。同アップデートは今後数週間に渡って継続(日本対応は少し時間がかかる可能性あり)。詳細は下記の通り。

2024年3月にGoogleが配信するFeature Dropについて(Pixelシリーズ、Pixel fold、Pixel Tablet向け)

スクリーニング中Googleアシスタントの応答がより柔軟に

スクリーニング画面

Googleより

通話スクリーニングは、電話に出られない時にスクリーニングボタンをタップすることで、Googleアシスタントが代わりに音声応答してくれる機能。話した内容は自動的に文字起こしされ、メッセージとして通知されます。

スクリーニング

スクリーニング中にGoogleアシスタントが話す内容は通話画面下に表示される項目から選択可能。

折返し項目

アップデートでは無言の相手に対して『Hello?(もしもし)』と会話を促す機能が追加されました。

Hello?

また、すぐに応答出来ない場合は発信者に対して『少し待ってて』と通知を行うことも可能に。『折返し連絡します』といった応答にバラエティが増えたイメージです。

なお、このアップデートが提供されるデバイスはPixelシリーズ(Pixel 6以降)もしくはPixel Fold。対象国は米国で言語は英語のみ。

Instagramの『Ultra HDR(写真)』『10bit HDR(動画)』に対応

一部Pixelシリーズのカメラアプリは、写真ごとに明るさと色の情報を追加する『Ultra HDR』をサポート。同アップデートにより、Ultra HDRで撮影した写真をInstagramのフィードにアップロードして共有可能に(Galaxy S24シリーズに続いたカタチ)。

また、最大90秒間のショート動画を投稿出来るInstagramの機能『リール(Reels)』においては、10bit HDR(動画)をサポート。鮮やかな色、より明るい輝度、高いコントラストを実現します。

対象デバイスは『Pixel 8』『Pixel 8 Pro』『Pixel 7』『Pixel 7 Pro』『 Pixel Fold』。可用性と機能については地域によって異なる場合があるとしています。

※2024年3月5日時点で私が所有するPixel 8(日本モデル)ではアップデート内容を確認出来ず。

Pixel 7、Pixel 7 Proが囲って検索に対応

アプリを切り替えることなく、ホームボタンまたはナビゲーションバーの長押しで、画面に表示された内容から目的物をピンポイントで探すことの出来る『囲って検索』機能。

囲って検索

Googleより

同機能はSamsungのGalaxy 24シリーズ、Pixelシリーズにおいては『Pixel 8』『Pixel 8 Pro』といった最新モデルのみが対応。今回のアップデートでは『Pixel 7』『Pixel 7 Pro』が囲って検索に対応します。

※2024年3月5日時点で私が所有するPixel 7 Pro(日本モデル)では囲って検索の利用を確認出来ず。

Pixel Watch(第一世代)のモニタリング機能が大幅強化。アクティビティの自動認識(開始・停止)にも対応

Pixel Watch

Googleより

Pixel Watch(第一世代)の後継モデルとなるPixel Watch 2には、FitbitとGoogleのAI技術を活用した様々な機能が追加されています。その中から下記がPixel Watchでも使えるように(精度は異なる)。

内蔵GPSセンサーとモーションセンサーを使用した『ペーストレーニング』は、予め目標ペースを設定してワークアウトを行うことが可能。ペースがイマイチな場合は、ペアリングしたPixel Buds Proから触覚や音声でアナウンスを受け取れます。

心拍ゾーンのデータを用いた『ハートゾーントレーニング』にも対応。心拍ゾーンの推移は触覚や音声で通知することが可能です。

ランニング』『ウォーキング』『エリプティカル』『スピニング』『アウトドアバイク』『レッドミル』『ローイング』といったアクティビティを自動検出して、『開始』『一時停止』『停止』を手動操作なしで行えるように(レッドミルは開始のみ)。

これは日常的にトレーニングを行っているPixel Watch(第一世代)ユーザーにとって待望のアップデートと言えるでしょう。

ワークアウト時のユーザーインターフェイスは『大きな文字』『明るい色』をメインに再設計。ペースや心拍数といった主要項目を、一目で簡単に確認出来るようになりました。

UI

Googleより

ワークアウト後に体と心を落ち着かせる『Fitbit Relax』の使用も可能に。手首から呼吸のエクササイズをガイドします。

Fitbit Relax

Googleより

Pixel Watch単体で公共機関を利用したGoogleマップの経路検索が可能に

Googleマップ(Wear OS)の検索機能に『公共機関』が追加。

時計で検索

Googleより

電車を利用した際の経路及び発生する移動時間、目的地までのマップガイド(コンパス対応)がスマートウォッチ単体で可能に。同機能は『Pixel Watch』『Pixel Watch 2』どちらにも提供されます。

Googleマップ経路検索

Googleより

WEB会議中に必要なアプリの情報のみを表示可能なアプリ画面共有機能

アプリ画面共有

Googleより

Pixel Tablet、Pixel Fold、Pixelシリーズ(Pixel 5a)に追加される『アプリ画面共有(Share or record an app)』は、ビデオ通話、画面録画、プレゼンテーションなどを行う際に、画面全体ではなく『選択した1つのアプリ』の情報を共有。必要な情報のみに的を絞って表示可能に。

Bluetoothデバイスの接続がシームレスに

Bluetoothデバイス接続

Googleより

Bluetoothの接続設定に『以前に使用したアカウント(Previously used with account)』項目を新たに追加。Googleの『Fast Pair』機能を活用することで、過去にセットアップ済みのBluetoothデバイスへのアクセスがより素早く簡単に。

Googleドキュメントに手書きで注釈を入れられる

手書き

Googleより

Googleドキュメントに手書きで注釈を加える機能が追加。ペンツールの太さや色を自由に変えて、目的の箇所を自在にマークアップ。手書きした箇所はワンタップで『非表示』にしたり、消去することも可能です。

タブレット用のGboadが音声の文字入力から送信までをサポート。より画面を広く使えるように

Gboad音声ツールバーを選択すると、スクリーンキーボードが最小化され音声で文字の『入力』から『送信』までを行えるように。画面スペースが最適化されマルチタスクが容易に。

※Gboard 13.9以降を搭載したAndroidタブレットで利用可能。

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