【レビュー】Kindle Scribeは大きく『読める』広く滑らかに『書ける』2Way(リーダー+ノート)デバイス

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Kindle Scribe

この記事に書いてある内容

Kindleシリーズの最上位モデルは『ゆとり』のある使用感

  1. Kindle Scribe(2022)とKindle Scribe(2024)の主な仕様
  2. 縦は大迫力!横は2ページを大きく表示
  3. 画面に目を近づけても眩しくないE Ink採用
  4. ブルーライトはメラトニンレベルを低下させ睡眠を阻害する可能性
  5. Kindle Scribeをスタンドに立てかければ至極の読書環境が整う
  6. 反射を抑制したスクリーンで屋外での使用にも
  7. 書ける電子書籍リーダーKindle Scribe。豊富なノートフォーマットを用意
  8. 想像を超えてきた滑らかでプレミアムなペンの書き心地
  9. プレミアムペンはカスタム可能なショートカットボタン搭載
  10. ツール変更不要!ペンのヘッドが消しゴムに
  11. 背面はメタリック仕上げで高級感あり
  12. 4つの凸起が『傷』『滑り』を防止
  13. 関連リンク

Kindleシリーズの最上位モデルは『ゆとり』のある使用感

Amazonの電子書籍リーダー『Kindleシリーズ』の最上位モデルとなる『Kindle Scribe』。スペック的に2024年モデルと大差の無い2022年モデル(プレミアムペン付き)を購入したので、搔い摘んで紹介していきたいと思います!

Kindle Scribe(2022)とKindle Scribe(2024)の主な仕様

    モデル名Kindle Scribe(2022)Kindle Scribe(2024)
    ディスプレイサイズ10.2インチ反射抑制スクリーン10.2インチ反射抑制スクリーン
    デバイスサイズ230 mm x 196 mm x 5.8 mm230 mm x 196 mm x 5.7 mm
    容量16GB/32GB/64GB16GB/32GB/64GB
    解像度300ppi300ppi
    フロントライトLED 35個LED 35個
    USBポートUSB-CUSB-C
    数週間持続バッテリー
    色調調節ライト
    明るさ自動調整機能
    フラットベゼル
    自動画面回転機能
    手書き入力機能
    ブックカバー表示機能
    Active Canvas◯ ※5.17.2以降のアップデートで対応
    カラータングステンタングステン、メタリックジェード

    縦は大迫力!横は2ページを大きく表示

    Kindle Scribeは10.2インチの画面サイズが大きな特徴。縦表示では、週間少年ジャンプなどに近い感覚で漫画を楽しめます。

    Kindleに表示している漫画は二次利用が自由化されている『ブラックジャックによろしく』です。

    電子書籍リーダー1

    左からKindle Scribe(2022)、Kindle Paperwhite(6.8インチ)

    意外だったのは、横に2ページ並べた時の1ページ分の表示サイズが、私の所有するKindle Paperwhite(6.8インチの旧型)を超えていたこと。道理で読みやすいはずです。

    電子書籍リーダー2

    左からKindle Scribe(2022)、Kindle Paperwhite(6.8インチ)

    これはKindle Scribe画面比率が『4:3』だから。縦にも横にも広く表示出来るKindle Scribe。同デバイスを選ぶ一番のメリットと言えるかもしれません。漫画リーダーとしての『読みやすさ』『没入感』は、Kindle Paperwhiteを大きく上回ります。

    画面に目を近づけても眩しくないE Ink採用

    雑誌は写真がすべてモノクロ表示ですが、小さめな文字でも『等倍』のまま読むことが可能。 フロントライト方式の『E Ink』を採用しているので、画面を目に近づけても『眩しい』と感じません

    E Ink

    Kindle Scribe(2022)の画面

    『タブレットで十分』『タブレットの方が綺麗に見える』と最初は感じるかもしれませんが、一般的なタブレットは『液晶』『有機EL』を採用。ブルーライトが直接目に入るので、長時間読書を続けると『疲れ』が顕著に現れます。

      ブルーライトはメラトニンレベルを低下させ睡眠を阻害する可能性

      ハーバード大学の研究によると、『ブルーライト(寒色の光)の強いディスプレイほど、網膜細胞にもたらすストレスのレベルが高い』とのこと。就寝時間近くにブルーライトを浴びると睡眠誘導ホルモンであるメラトニンのレベルが低下して、体内時計や回復性睡眠を阻害。

      フロントライト方式の『E Ink』は網膜細胞にストレスを与えるブルーライトを発しないので、『夜長の読書』に向いていると言えます。

      Kindle Scribeをスタンドに立てかければ至極の読書環境が整う

      Kindle Scribeを『スタンド』に立てかけると、『目の疲れ』だけでなく『手の疲れ』も軽減。時間の経過を忘れてしまうほど読書に集中出来ます。

      電子書籍リーダーをスタンドに立てる

      反射を抑制したスクリーンで屋外での使用にも

      反射抑制スクリーンを使用しているので、公園など屋外でのんびり本を読むにも適しているKindle Scribe。夏が過ぎたらコーヒーでも飲みながら。

      青空の下で読書

      書ける電子書籍リーダーKindle Scribe。豊富なノートフォーマットを用意

      Kindle Scribeは『読む』だけでなく、専用の『スタンダードペン』『プレミアムペン』を使用して『書く』ことも出来ます。

      ペン

      Kindle Scribeに付属のプレミアムペン

      一般的なノートはフォーマットが固定ですが、Kindle Scribeには豊富なテンプレートが用意。用途に合わせて『何冊もノートを買い揃える』必要はありません。

      ノートテンプレートテンプレート1テンプレート2

        想像を超えてきた滑らかでプレミアムなペンの書き心地

        圧巻だったのは『書き心地』。私はスタイラスペンに対応するFire Max 11を所有しているのですが、『紙に書いている様な感覚』は明確にKindle Scribeの方が上。とても滑らか。

        ただし所有しているのは『プレミアムペン』のみなので、スタンダードペンで同じ書き心地を得られるかは不明。とにかく書いていて気持ちが良い!

        手書き

        プレミアムペンはカスタム可能なショートカットボタン搭載

        プレミアムペンが搭載する『ショートカットボタン』は、ワンタッチで『ハイライト』『ペン』『万年筆』『サインペン』『鉛筆』『消しゴム』『付せん』『オフ』にカスタマイズ可能です。

        ショートカットボタン設定画面

        ツール変更不要!ペンのヘッドが消しゴムに

        ヘッド部分は『消しゴム』として機能。ツールを変更する手間が省けます。実際に試してみましたが、絶妙な消え加減。そして『楽ちん』です。

        Kindle Scribeは『漫画を大画面で読む』ことを一番の目的として購入しましたが、これは『大きめな電子ノート』を探している人にもお勧めですね(手書きメインであればプレミアムペンとのセットが良いかも)。

        背面はメタリック仕上げで高級感あり

        Kindle Paperwhite(6.8インチの旧型)の背面は長時間使用していると汚れが目立つゴムっぽい背面素材ですが、Kindle Scribeはサラッとしていてメタリック。上位モデルらしく高級感があります(手跡はやや残る)。

        4つの凸起が『傷』『滑り』を防止

        4箇所にゴムの凸起があり、背面を下にして置いても傷がつきづらい(滑りにくい)様に工夫。Kindle Paperwhite(6.8インチの旧型)の背面はかなり傷が目立つので、この備えは正解といえるでしょう。

        日常的に紙の『本』『ノート』を持ち歩いている人は、確実に荷物を減らすことが出来るであろうKindle Scribe。『アナログ派』にお勧めしたいデジタルデバイスですね。

        関連リンク

        Amazon

          Kindle Scribe
          総合評価
          ( 4 )
          メリット
          • 縦は大迫力!横は2ページを大きく表示
          • 画面に目を近づけても眩しくないE Ink採用
          • スタンドに立てかければ至極の読書環境が整う
          • 反射を抑制したスクリーンで屋外での使用にも
          • 豊富なノートフォーマットを用意
          • 想像を超えてきた滑らかでプレミアムなペンの書き心地
          • ツール変更不要!ペンのヘッドが消しゴムに
          • 背面はメタリック仕上げで高級感あり
          • 4つの凸起が『傷』『滑り』を防止
          デメリット
          • 手に持ち続けると重さを感じる
          • UIが使いづらい
          • コンテンツをダウンロードするのにやや時間がかかる
          瀬名 勇斗
          運営者
          サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

          ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

          元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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