LIBMOはOCNモバイルONEの後釜になれるか。スマホを『1円』で売ってる格安SIM

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1円スマホ

2023年6月26日に『新規受付』を終了した格安SIMのOCNモバイルONEは、『契約時にSIMフリースマートフォンを安く購入出来る通信業者』として名を馳せていました。

OCNモバイルONEの競合として真っ先に挙がるのが『IIJmio』。端末のラインナップ数ではOCNモバイルONEを上回り、2023年4月1日からは料金据え置きのまま月間データ容量を増量させるなど攻勢を強めていました。

ライバルが新規受付を停止したことで、ある意味『一人勝ち』状態となっていたIIJmio。そこに待ったをかけるべく『1円SIMフリースマホ』の発売を開始したのが『LIBMO』です。

LIBMOがセール特価『1円』で販売しているスマートフォンは、Motorolaの『moto g24』。1円が適用されるには『なっとくプラン(20GB)』『なっとくプラン(30GB)』のいずれかを契約する必要があります。

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問題はLIBMOの通信料金が安いのか否か。いくらスマートフォンを安く購入出来たとしても、長期的な支払額が高くなってしまっては意味がありません。『IIJmio』『OCNモバイルONE』と比較してみましょう。

LIBMO、IIJmio、OCNモバイルONEの月額料金(音声対応)

LIBMOIIJmio(ギガプラン音声)OCNモバイルONE(新コース)
500MB1,000円(5分かけ放題つき)550円(10分間の通話つき)
1GB770円
2GB850円
3GB980円990円
5GB990円
6GB1,320円
8GB1,518円
10GB1,500円1,760円
15GB1,800円
20GB1,991円2,000円

LIBMOの料金設定はOCNモバイルONEと比較して若干安い程度。月間データ容量が『10GB』まではIIJmioの方が低料金。

しかし20GBではLIBMOが2千円を切る(1,991円)など、両者と拮抗した設定であることが分かります(使いきれなかったデータ容量は翌月に繰り越し)。

標準で割高なのが『通話料金』。LIBMOは『22円/30秒』なのに対し、IIJmioとOCNモバイルONEは『11円/30秒』。電話番号を利用した通話を重視する人は、この部分がネックとなるはず。

では、通話かけ放題サービスの内容はどうなっているのか。

LIBMO、IIJmio、OCNモバイルONEの通話かけ放題料金

LIBMOIIJmio(ギガプラン音声)OCNモバイルONE(新コース)
5分かけ放題550円500円
10分かけ放題770円700円935円
24時間かけ放題1,430円1,400円1,430円

かけ放題に関しても料金設定が拮抗。ただし『10分かけ放題』はOCNモバイルONEよりLIBMOの方が安いです。

LIBMOでかけ放題に加入するメリットは、設定した通話時間が過ぎた後も通話料金が『11円/30秒』に抑えられること。日常的に電話番号を使用した通話を行っている人は、『かけ放題必須』と言えるでしょう。

LIBMOについて

  • 音声対応SIM基本料金:980円(税込)〜
  • 契約月の基本料金:日割り
  • 通話料金:22円/30秒(税込)
  • 5分かけ放題:550円(税込)
  • 10分かけ放題:770円(税込)
  • 無制限かけ放題:1,430円(税込)
  • データ容量:500MB~
  • 翌月くりこし:対応
  • 5G:非対応
  • 低速切り替え:対応
  • eSIM:非対応
  • APNの設定(Android):https://www.libmo.jp/support/apn_android/
  • APNの設定(iOS):https://www.libmo.jp/support/apn_ios/
  • 通信回線:NTTドコモ
  • 解約金:月額利用料1ヶ月分程度(課金開始日より1年以内に解約の場合)
  • 公式サイト:LIBMO
瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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