LINEMOのベストプランVは低コストで『BYOD』を実現。ビジネス用途においてもより使いやすく

2024年7月30日

スマートフォンで電話するビジネスマン

SoftBankの『LINEMO（ラインモ）』とNTTドコモの『ahamo』。競合となる両プランですが、このうちオプションサービスとして『留守番電話』を提供しているのが『LINEMO』です。

LINEMOの『留守電パック』は月額『220円（税込）』。同サービスには『留守番電話サービス』『着信転送サービス』『着信お知らせ機能』が含まれます。

1台のスマートフォンを『仕事』『プライベート』で兼用（BYOD）している人にとっては、必須とも言える留守番電話サービス。LINEMOの留守電パックは1件の保存時間『3分』、最大保存件数『30件』、保存期間『72時間』に対応。

一部のスマートフォンは伝言メモ（簡易留守電）機能を備えますが、『電波が圏外』『スマートフォンが電池切れ』といった状況では機能しません。しっかり相手の用件を残しておきたいなら、通信業者が提供しているサービスに加入するのがベスト。

ただし録音メッセージを聴くには、LINEMOで利用中のスマートフォンから『1416』にダイヤルして、留守番電話センターに問い合わせをする必要があります（かけ放題の対象外）。

録音メッセージを聞いた後は、用件に合わせて相手に電話をかけなければなりません。その際に発生する『通話料金』は未知数。

メインブランドと比較して『圧倒的な安さ』がウリとなるLINEMOですが、留守番電話サービスを多用するほど『月額コスト』がジワジワと上昇。

上昇部分を一定に抑えてくれるのが『通話定額（かけ放題）』オプション。国内通話5分かけ放題（通話準定額）『月額料金：550円（税込）』、　国内通話かけ放題（通話定額）『月額料金：1,650円（税込）』で提供されています。

2024年7月30日（火）からスタートした『ベストプラン V』は、『国内通話5分かけ放題　（通話準定額）』を標準サービスに組み込み。

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LINEMO『スマホプラン』『ベストプランV』のサービス内容

プラン名	スマホプラン	ベストプランV
月額料金	2,728円	2,970円～3,960円
月間データ容量	20GB	20GB～30GB
月間データ容量超過後の最大通信速度	1Mbps	30GBを超え45GB以下の場合は1Mbps、45GBを超えた場合は128kbps
追加データ量	550円/1GB	550円/1GB
国内通話料金	22円/30秒	22円/30秒
国内通話5分かけ放題（通話準低額）	550円	無料
国内通話無料（通話定額）	1,650円	1,100円
国内SMS利用料	送信：3～30円（3.3～33円）／1通、受信：無料	送信：3～30円（3.3～33円）／1通、受信：無料
LINEギガフリー	対応	対応

また、国内通話無料（通話定額）に関しても月額『1,100円（税込）』と、『留守電パック』加入中のユーザーにとってはかなり魅力的な内容に。

スマホプランと比較して、ベストプランVは『国内通話5分かけ放題（準通話定額）』『国内通話無料（通話定額）』どちらにおいても『308円』お得。差額で留守電パック（月額220円）の利用料金を支払えてしまいます。

個人のスマートフォンを業務でも利用するBYOD用途の場合、パソコンをテザリング接続しているとデータの消費が大きくなります。しかしLINEMOの場合は1GBの追加が『+550円（税込）』とやや高めな設定。

ベストプランVでは、『+10GB』を『990円（税込）』で提供。スマホプランで+10GB追加すると『5,500円（税込）』。月額基本料金を超えてしまいます。

『通話』に加え、『データ通信』も低料金で余裕をもって行えるようになった『ベストプランV』。スマホプランから柔軟性を増し、低コストでBYOD向きにシフトした内容と言えるでしょう。