なぜLINEMOとUQモバイルは11月から『実質値下げ』を行うのか。ahamoが値上げムードに『待った』をかけた

30GBの通信サービス

2023年度は、通信キャリアの『サブブランド』『格安プラン』に月額料金値上げの兆候が見られました。モバイルネットワークは、生活必需品のスマートフォンに無くてはならないもの。月額料金の引き上げは『固定費の上昇』に直結します。

新プランよりも従来プランの方が『安い』となれば、『解約をしづらくなる』のが正直なところ。流動性が低下した市場は、サービスが『疎か』になる場合が殆ど。ユーザーにとって好ましい状況とは言えません。

そのままジワジワと値上げが繰り返され、ひと昔まえの様な『囲い込み』状態になってしまうのではないかと危惧していた2024年。市場の停滞を打破したのは、それまで沈黙を保っていたNTTドコモの格安プラン『ahamo(アハモ)』でした。

KDDIやSoftBankが『値上げ』に動く中、月額料金を『2,970円(税込)』に据え置きのまま、20GBの月間データ容量を『30GB』へとアップグレード。2社と真逆の方向に舵を切ったのです。

ahamoが『30GB』をスタートしたのは2024年10月1日(火)。ahamoへの乗り換えが加速するかと思いきや、KDDI、沖縄セルラーがそこに素早く対抗措置を講じました。

同社は2024年10月17日(木)に『コミコミプラン+』を発表。コミコミプラン+は既存のコミコミプラン(20GB)から、月間データ容量を『30GB』に増量。月額料金は『3,278円(税込)』に据え置きとahamoを強く意識。

コミコミプラン+の開始は2024年11月12日(火)から。コミコミプランユーザーは、変更手続きを行うことでコミコミプラン+にサービス内容が切り替わります。

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