moto g64 5Gで動画撮影。『手ブレ補正OFF』時に発揮した驚きの進化とは

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moto g64 5G

安いスマートフォンは、大体イメージセンサー(レンズが取り込んだ光を電気信号に変換する半導体)のサイズが小さめ。かつ画像を処理するISP性能も低い場合が多いので、露出が異なる複数枚の画像を合成する『夜景モード』の画質は、本来期待すべきではありません。

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しかし先日、廉価(メーカー直販価格34,800円)なMotorola(モトローラ)のスマートフォン『moto g53j 5G』『moto g64 5G』で『夜景』の撮り比べを行ったところ、『想定以上の進化』を目の当たりにしました。

moto g64 5Gはmoto g53j 5Gから処理能力が大きく向上しており、さらに『低照度写真の撮影速度』を強化したISPを採用。廉価モデルには珍しい『光学式手ブレ補正』の導入もポイント。お値段の割に『かなり頑張っているスマホ』であることは間違いありません。

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夜景に加え、安いスマートフォンの『鬼門』となるのが『動画撮影』。『歩きながら』など、手ブレが多く発生しやすいシーンにおいては、特に画質が劣化しやすくなります。

今回はmoto g53j 5Gとmoto g64 5Gで『動画』を撮影。 夜景と同様に、何かしらの『進化』を発見することが出来るのか。

moto g53j 5Gは『電子式手ブレ補正』のみ。メインカメラは『1080p/30fps』の解像度/フレームレートに対応。moto g64 5Gの手ブレ補正は『光学式手+電子式』。フレームレートも『1080p/60fps』に向上。

フレームレートとは、『1秒間に何枚の画像を用いて動画を構成しているか』を示します。moto g64 5Gは『1秒間に60枚』で滑らかに撮れるようになっているということ。

まずは『手ブレ補正ON』『1080p/30fps』に設定して動画撮影を開始。『手ブレ補正ON』の部分に関しては、正直大差を感じませんでした。ただし『色合い』と『ディテール』が雲泥の差。

動画1

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ディテールの精細さは『夜景』を撮影した時と同様のインパクト。動画撮影時の色合いは、MediaTekが公式説明している『3DNR + DSDN 3.0 + ローカルトーンマッピング』の要素が大きそう。

続けて『手ブレ補正ON』『1080p/60fps』に切り替えて撮影(moto g53j 5Gは1080p/30fpsのまま)。1080p/30fpsでは『あまり変わらない』と感じた手ブレ補正ですが、60fpsではmoto g64 5Gの方が明らかに高精度

動画2

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ただし30fps時と比較して『若干光量が落ちたかな』と感じるので(不自然なほどではない)、低照度環境の撮影には不向きかもしれません。

想定外だったのは、手ブレ補正を『OFF』にした時。通常は手ブレが激しすぎて『観るに耐えない』動画になるのですが(moto g53j 5Gはなっている)、moto g64 5Gは手ブレ補正OFF時もブレが少なくディテールが鮮明。

動画3

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これは『電子式手ぶれ補正』のみがOFFになり、『光学式手ブレ補正』は機能しているからかと。 物理的な補正なので、画質の劣化は最小限。『歩きながら』など難易度の高い撮り方をしない限りは『OFF』で良いかも。

なんと『手ブレ補正OFF』でもそれなりに動画を撮れてしまったmoto g64 5G。同価格帯では『化け物』認定して差し支え無さそうです。

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Motorola moto g64(y) 5Gの主な仕様

モデル名moto g64(y) 5G
SocDimensity 7025
容量8GB/128GB(moto g64y 5G:4GB/128GB)
電池容量5,000mAh
充電速度最大30W
サイズ
  • 高さ:約161.56mm
  • 幅:約73.82mm
  • 奥行き:約7.99mm
重量約177g、バニラクリーム:約180g
画面
  • サイズ:6.5インチ
  • 種類: 液晶
  • 解像度:1080×2400ピクセル
  • リフレッシュレート:最大120Hz
  • タッチサンプリングレート:不明
  • 最大輝度:不明
  • ピーク輝度:不明
  • 色深度:不明
  • HDR10+:不明
  • DCI-P3
  • ガラス:不明
カメラリアカメラ

  • メインカメラ
    解像度:5,000万画素
    イメージセンサー:不明
    F値:1.8
    センサーサイズ:不明
    焦点距離:不明(35mm換算)
    画素サイズ:不明
    オートフォーカス:PDAF
    手ブレ補正:光学式
    動画撮影:1080p@60fps/30fps
  • マクロカメラ
    解像度:200万画素
    イメージセンサー:不明
    F値:2.4
    焦点距離:不明(35mm換算)
    動画撮影:720p@30fps

フロントカメラ

  • 解像度:1,600万画素
    F値:2.4
スピーカーステレオ(DOLBY ATMOS)
防塵防水IP52
認証側面指紋認証、顔認証
Micro SDカード対応(最大1TB)
Bluetooth5.3
Wi-Fi802.11 a/b/g/n/ac
位置情報GPS, A-GPS, GLONASS, Galileo, QZSS, Beidou
おサイフケータイ対応
イヤフォンジャック(3.5mm)
SIMnano SIM+eSIM

Motorola moto g64(y) 5Gにお勧めな格安SIM

  • 5G:n1/n3/n28/n41/n77/n78
  • 4G:LTE B1/B2/B3/B4/B8/B11/B12/B17/B18/B19/B26/B28/B38/B41/B42
  • 3G:W-CDMA B1/B2/B4/B5/B8

docomoの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)

docomo回線が使えるお勧め格安SIM

Softbankの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(◎)、Band28(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)

Softbank回線が使えるお勧め格安SIM

auの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(◎)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)

au回線が使えるお勧め格安SIM

楽天モバイルの周波数帯対応状況

  • 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)

楽天回線が使えるお勧め格安SIM

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瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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