Motorola edge 40ユーザーから見るedge 40 neoとは。どちらが『買い』なのか

記事には広告が含まれます。本内容は公開時の情報です。
Motorola edge 40

モトローラ・モビリティ・ジャパン合同会社は2024年5月14日、日本市場向けてスマートフォンMotorola edge 40 neo』をリリースしました。

ブラックビューティ』『カリビアンブルー』の2色展開。公式ストアにおける直販価格は、8GB/256GBモデルが『54,800円(税込)』。2024年5月24日(金)から各チャネルで発売開始。

すでに発売されているMotorola edge 40から、直販価格が1万円引き下げられている『Motorola edge 40 neo』。どちらが『買い』と言えるのか。ハイエンドのMotorola edge 30 Proを加え、主なスペックを比較してみました。

Motorola edge 40 neo、Motorola edge 40、Motorola edge 30 Proの主なスペック

モデル名Motorola edge 40 neoMotorola edge 40Motorola edge 30 Pro
SocDimensity 7030Dimensity 8020Snapdragon 8 Gen 1
容量
  • 8GB/256GB
  • 8GB/256GB
  • 8GB/128GB
  • 12GB/256GB
メモリ規格LPDDR4XLPDDR4XLPDDR5
ストレージ規格不明UFS 3.1UFS 3.1
電池5,000mAh4,400mAh4,800mAh
充電有線:最大68W有線:最大68W
無線:15W
有線:最大68W
無線:最大値不明
重量カリビアンブルー:約172g、ブラックビューティ:約170g約167g(ブルー)/約171g(ブラック)約196g
サイズカリビアン・ブルー

  • 高さ:約159.63mm
  • 幅:約71.99mm
  • 奥行き:約7.89mm

ブラックビューティ

  • 高さ:約159.63mm
  • 幅:約71.99mm
  • 奥行き:約7.79mm
  • 高さ約158.43mm
  • 幅約71.99mm
  • 奥行き約7.49mm
  • 高さ約163.06mm
  • 幅約75.95mm
  • 奥行き約8.79mm
画面
  • サイズ:6.55インチ
  • 種類: POLED
  • 解像度:1080×2400ピクセル
  • リフレッシュレート:最大144Hz
  • タッチサンプリングレート:不明
  • 最大輝度:不明
  • ピーク輝度:不明
  • 色深度:不明
  • HDR10+:不明
  • DCI-P3
  • ガラス:不明
  • サイズ:6.55インチ
  • 種類: POLED
  • 解像度:1080×2400ピクセル
  • リフレッシュレート:最大144Hz
  • タッチサンプリングレート:最大360Hz
  • 最大輝度:不明
  • ピーク輝度:1,200nit
  • HDR10+
  • DCI-P3
  • ガラス:不明
  • サイズ:6.7インチ
  • 種類: OLED
  • 解像度:1080×2400ピクセル
  • リフレッシュレート:最大144Hz
  • タッチサンプリングレート:最大360Hz
  • 最大輝度:不明
  • ピーク輝度:不明
  • HDR10+
  • DCI-P3
  • ガラス:不明
カメラリアカメラ

  • メインカメラ
    解像度:5,000万画素
    イメージセンサー:不明
    F値:1.8
    センサーサイズ:1/1.5
    焦点距離:不明(35mm換算)
    画素サイズ:1.0μm(統合時2.0μm)
    オートフォーカス:Omni-directional PDAF
    手ブレ補正:光学式
  • 超広角カメラ
    解像度:1,300万画素
    イメージセンサー:不明
    F値:2.2
    焦点距離:不明(35mm換算)
    センサーサイズ:不明
    画素サイズ:不明
    マクロ撮影:対応
    視野角:不明
    オートフォーカス:不明

フロントカメラ

  • 解像度:3,200万画素
    F値:不明
リアカメラ

  • メインカメラ
    解像度:5,000万画素
    イメージセンサー:不明
    F値:1.4
    センサーサイズ:不明
    焦点距離:不明(35mm換算)
    画素サイズ:不明
    オートフォーカス:Omni-directional PDAF
    手ブレ補正:光学式
  • 超広角カメラ
    解像度:1,300万画素
    イメージセンサー:不明
    F値:2.2
    焦点距離:不明(35mm換算)
    センサーサイズ:不明
    画素サイズ:不明
    マクロ撮影:対応
    視野角:120度
    オートフォーカス:不明

フロントカメラ

  • 解像度:3,200万画素
    F値:2.4
リアカメラ

  • メインカメラ
    解像度:5,000万画素
    イメージセンサー:不明
    F値:1.8
    センサーサイズ:1 / 1.55
    焦点距離:不明(35mm換算)
    画素サイズ:1.0µm(画素統合時:2.0µm)
    オートフォーカス:全方位型PDAF
    手ブレ補正:光学式手ブレ補正
  • 超広角カメラ
    解像度:5,000万画素
    イメージセンサー:不明
    F値:2.2
    焦点距離:不明(35mm換算)
    センサーサイズ:不明
    画素サイズ:0.64µm(画素統合時:1.28µm)
    マクロ撮影:対応
    視野角:不明
    オートフォーカス:全画素方位型PDAF
  • 深度測定センサー
    解像度:200万画素
    F値:2.2
    画素サイズ:1.75μm

フロントカメラ

  • 解像度:6,000万画素
    F値:2.2
    画素サイズ:0.6µm(画素統合時:1.2µm)
防水防塵IP68IP68IP52
Bluetooth5.35.25.2
Wi-Fi802.11 a/b/g/n/ac/ax802.11 a/b/g/n/ac/ax802.11 a/b/g/n/ac/ax
オーディオステレオスピーカー(Dolby Atmos)ステレオスピーカー(Dolby Atmos)ステレオスピーカー(Dolby Atmos)
SIMnano SIM+eSIMnano SIM+eSIMnano SIM×2スロット
Ready For対応(ワイヤレス/PC)対応(ワイヤレス/PC)対応(HDMI/ワイヤレス/PC)
おサイフケータイ対応対応非対応
直販価格54,800円64,800円86,801円(終売)

スマートフォンの処理能力を決めるSocは、Motorola edge 40 neoが『Dimensity 7030』でMotorola edge 40が『Dimensity 8020』。主な構成は下記の通り。

モデル名Dimensity 7030(Motorola edge 40 neo)Dimensity 8020(Motorola edge 40)
製造プロセス6nm6nm
CPU
  • Cortex-A78×2(2.5GHz)
  • Cortex-A55×6(2GHz)
    • Cortex-A78×4(2.6GHz)
    • Cortex-A55×4(2GHz)
      GPUMali-G610 MC3Mali-G77 MP9

      調理場に例えると『シェフ』の役割を果たすCPUは、Dimensity 8020が『Cortex-A78×4(2.6GHz)』『Cortex-A55×4(2GHz)』、Dimensity 7030は『Cortex-A78×2(2.5GHz)』『Cortex-A55×6』といった構成。

      優秀なシェフを示す『ビッグコア(Cortex-A78)』がDimensity 8020は4つ。最大クロック周波数も僅かに高いです。対してDimensity 7030は『2つ』と半分。

      単体(シングルコア)の処理能力は大差なし。一般的な使い方であればDimensity 7030で十分。総合力ではDimensity 8020が上回るので、ヘビーユーザーには後者がお勧めです。

      3Dゲームプレイや動画の処理に影響を与える『GPU』は、Dimensity 8020が『Mali-G77 MP9』でDimensity 7030は『Mali-G610 MC3』。Dimensity 7030のGPUはコア数が『3コア』と少なめ。グラフィック処理に関してはやや非力な印象。

      電池容量はMotorola edge 40の4,400mAhから『5,000mAh』に増量。有線充電時の『超急速充電(最大68W)』が引き継がれており、『15分で50%』の充電を完了(公式サイトより)。

      最近は『充電器別売り』の端末が目立ちますが、Motorola edge 40 neo、Motorola edge 40どちらにも『68W TurboPowerチャージャー』が同梱されます。

      スマートフォンを選ぶ時に『電池もちの良さ』を重視する人は多いはず。Motorola edge 40 neoでは電池容量を600mAh増やしつつ、軽量がウリのMotorola edge 40と重量は大きく変わらず。軽量&長時間駆動&短時間充電』は、Motorola edge 40 neoを選ぶ十分な理由になるかと。

      あわせて読みたい
      5分で何%充電出来る?Motorola edge 40、moto g53j、Pixel 7a、OPPO Reno9比較スマートフォンを選ぶ上で重視したいのが『電池もち』。消費電力と電池容量のバランスが悪いスマートフォンは、外出先で『電池切れ』となり大惨事に。電池切れがトラウ...

      ディスプレイは『有機EL』を継承。リフレッシュレートもMotorola edge 40と同じ最大『144Hz』。リフレッシュレートは1秒間に画面を書き換え可能な回数を示します。数値が上がるほど、スクロール時などの表示が『滑らか』に。しかしそれに伴い『消費電力』が増加。

      先述している通り、Motorola edge 40の電池容量は4,400mAh。最近のスマートフォンにしてはやや少なめです。144Hz駆動に照準を合わせるなら、『5,000mAh』のMotorola edge 40 neoがお勧め。電池を増量したことで、トータルバランスが向上したと言えるでしょう。

      メインカメラスペックは『Motorola edge 30 Pro』に近づいた印象。Motorola edge 40の大口径レンズ(F1.4)から一般的な『F1.8』に変更されています(光の取得量が減る)。私は個人的に『F1.4の描写』が気に入っているので、この部分はやや残念なポイント。

      あわせて読みたい
      Motorola edge 40のカメラがかなり良い。大型(F1.4)レンズが織りなす『透明感』と美しい『ボケ味』の虜前モデルとなるMotorola edge 20から、夜景画質が大幅に向上した『Motorola edge 40』。『F1.4』の大口径レンズとAIプロセッサー『APU570』の相性がバッチリハマってい...

      もっとも、イメージセンサーは『1/1.5インチ』とハイエンドよりのスペックを維持。4万円台の価格を鑑みれば、十分な画質を得られるはず。ポートレートモードで『24mm』『35mm』『50mm』と画角を切り替えられる(Motorola edge 40から踏襲)機能は使い勝手良好です。

      あわせて読みたい
      Motorola edge 40の写真作例28枚追加。メインカメラ、超広角カメラ、ポートレートモード、HDR画質など6.55インチの有機EL大画面と優れたパフォーマンスを両立しつつ、重さ約167g〜171g(カラーによって異なる)の軽量設計を実現した『Motorola edge 40』。持ち歩くことが...

      Motorola edge 40が採用している『Omni-directional PDAF(全画素で位相差検出を可能とする高速な自動フォーカス)』を使えるのも大きな特徴。

      ピントが中々合わないと、画質以前に撮影していてストレスを感じます。Motorola edge 40のオートフォーカス性能は、私が複数所有するスマートフォンの中でも優秀な部類。

      日本公式ページに2024年5月21日時点で記載はありませんが、Motorola edge 40 neoはデスクトップ機能『Ready For』にも対応しています。接続方法は『ワイヤレス(Wi-Fi)』と『PC』。

      あわせて読みたい
      【凄技】MotorolaのReady Forが神すぎ。タブレット(メーカー問わず)からスマホの操作(ファイル共有)...Samsung、Huawei、Xiaomiといったメーカーは、一部のフラッグシップに、デバイスにパソコンやタブレットとスマートフォンの画面同期機能(Dexやマルチスクリーンコラボ...

      同機能はデスクトップ専用のUIが用意されているので、スマートフォンの画面を外部ディスプレイに出力するだけの『ミラーリング』とは大きく異なります。同端末を購入したら是非一度使ってみて欲しい!

      他にも『ステレオスピーカー(DOLBY ATMOS)』『最高水準の防塵防水(IP68)』『おサイフケータイ(FeliCa)』など、Motorola edge 40の人気機能を色々盛り込んだMotorola edge 40 neo。エントリークラスのスマートフォンから卒業するのに最適な1台と言えそうです。

      関連リンク

      瀬名 勇斗
      運営者
      サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

      ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

      元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
      • URLをコピーしました!