Nothing Phone (4a)は『ペリスコープカメラ』搭載!新色『ピンク』も展開

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Nothing Phone (4a) ピンクモデル。カッティングマット上に置かれ、透明な背面に透過する内部パーツのトーンが調和している。

Nothingより

Nothingは2026年2月25日(水)、最新スマートフォン『Phone (4a)』に関する新たな動画をYouTubeに投稿しました。動画内ではキーデザイナーが、新型モデル誕生の裏側を紹介。単なる廉価版ではない、Nothingの『哲学』が詰まったPhone (4a) の正体とは。

Nothingの美学に基づいた新色『ピンク』。流行にとらわれず見た目の『美しさ』を追求

シニア・デザイナーの『ルーシー・バーリー』氏は、ピンクという大胆な選択について、そのインスピレーションは彼女が撮りためた『カメラロール』」の中にあったと説明しました。

ルーシー・バーリー氏のムードボード。ゴミの山の写真や日常の断片から、ピンクモデルの色彩や質感のヒントを得ている。
Nothingより

彼女のカメラロールはゴミの山(rubbish)の写真で溢れていますが、その中に素晴らしい色合いが含まれていることがあると発言。また、過去の優れたテック製品へのリファレンスとして、『ピンクのiMac』の画像が非常に優れている点にも言及しています。

1999年に発売されたアップルのピンクのiMac(ストロベリー)。ルーシー・バーリー氏がカラーの着想源として挙げたテック製品。
Nothingより

彼女は、PANTONEが発表する『カラー・オブ・ザ・イヤー』のような、商業化されたトレンドの世界は信じておらず、自分たちはより勇敢(braver)でありたいと発言。デザインプロセスにおいて、さまざまな場所からリファレンスを引用することで、『予測不可能な状態』を維持するよう努めているとのことです。

Phone (4a) ピンクモデルの背面カメラ周辺。透明な素材の内側にティントを施すことで、独特の色彩の深みを実現している。
Nothingより

また特筆すべきは、Nothingが得意とする透明筐体での色の見せ方。透明な素材の内側に色を乗せることで、その下にある樹脂と光が相互作用し、単なる塗装では不可能な『驚くほどの深み』を実現したと述べています。

新たに追加された『赤い正方形』がブランドの透明性を示す

デザインの核心を担う『ジョーダン・フォーブス』氏は、象徴的な『Glyphインターフェース』の進化を強調。Phone (4a) では、Aシリーズとして初めて『赤い録音用LED』を採用。

『録音したり、録音されたりすることは、非常に重みのある大きなイベントだ。だからこそ、この場所に赤が灯ることには、Nothingの思想を象徴する極めて重要な意味がある』

Phone (4a) ホワイトモデルを手に持つ女性。片手で操作しやすいサイズ感と、アイコニックな背面デザイン。
Nothingより

こう語る彼の言葉からは、単なる装飾ではない『機能の重み』が伝わってきます。Phone (4a)のGlyph Barは、過去のデバイスを模倣することなくゼロから設計。これまでの点(マトリックス)による表現を脱却し、LEDを隣り合わせに並べた『リニア(直線的)な表現』へと鮮やかに刷新されています。

左からPhone (3a)、(3)、(4a)と並ぶ背面の進化過程。2026年モデルの(4a)ではデザインの洗練と機能統合が進んでいる。
Nothingより

機能面においても、アダム・ベイツ氏が技術的な洗練を補足。カメラのシャッターやカウントダウンといったシステムレベルの機能はもとより、Android 16の『ライブアップデート』機能との連携が大きな鍵を握ります。

Phone (4a) の新機能「サンド・タイマー(Sand Timer)」。リニアに並んだLEDが1列の砂が落ちるように進捗を表示する。
Nothingより

これにより、特定の作業の進捗を視覚化する『グリフ・プログレス(Glyph Progress)』は、サードパーティ製アプリとの互換性が向上。画面を確認せずとも、背面の光のゲージだけで外部サービスの状況を把握できる範囲が大きく広がっています。

Phone (4a) の背面に搭載された赤い録音用LEDとGlyphインターフェースのアップ。Nothingの思想を象徴する重要なパーツ。
Nothingより

さらに二人は、独自のクリエイティビティについても言及。デザインの着想を得る際、他社のスマホを参考にすることは『最もインスピレーションを損なう行為』として徹底して避けているといいます。

彼らが目を向けるのは、駅のディスプレイや、オフィスの壊れた電球が放つ不規則な光。こうした日常の断片からアニメーションを構想する特異なスタイルこそが、Nothingにしか成し得ない唯一無二のユーザー体験を形作っているのです。

ベースモデル(Phone 4a)に『ペリスコープカメラ(レンズ)』を搭載するサプライズ!

インダストリアルデザイン・リードの『クリス・ウェイトマン』氏は、ベースモデルである『Phone (4a)』に『ペリスコープカメラ』を搭載するというサプライズを発表しました。

本来、ペリスコープカメラは『ハイエンドモデル』にのみ搭載されるのが業界の主流です。しかし、2026年に関してはハイエンドのリリースを見送り、この『Aシリーズ』を主役に据えるというNothing。同シリーズにかける強力なメッセージが、クリス・ウェイトマン氏の口から語られています。

NothingのデザイナーによるPhone (4a) のカメラ配置やGlyph形状を検討した多数のスケッチ。試行錯誤の過程が伺える。
Nothingより

クリス・ウェイトマン氏は、Phone (3a) Proに搭載されていたペリスコープカメラモジュールと、今回の『Phone (4a)』に採用される新型モジュールを実物で横に並べて紹介。

Phone (3a) Proの大型カメラモジュール(左)と、Phone (4a) に採用された極小のテトラプリズム・カメラモジュール(右)の比較。
Nothingより

この新型モジュールは、よりコンパクトな『テトラプリズム(Tetra-prism)』設計を採用していると明かしています。コンパクト化の核心について、同氏は光が『内部で4回反射(ループ)する仕組み』を具体的に解説。

『(光が)ここで入り、跳ね上がり、戻り、また上がり、そしてループを描くように進む』

このように光の反射回数を意図的に増やす設計により、高い望遠性能を維持したままモジュール自体を極限まで小さくすることに成功。その結果、背面のカメラの出っ張り(バンプ)を抑え、ペリスコープを搭載しつつ洗練されたデザインを実現しています。

Nothing Phone (4a) ホワイトモデルの背面デザイン。テトラプリズムカメラと新設計のGlyphインターフェースが確認できる。
Nothingより

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瀬名 勇斗
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サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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