OPPO Reno11 AがReno9 Aから行った『20』のアップグレード、『2』のダウングレードとは。

OPPO Reno11 A

OPPOは2024年6月20日(木)、日本市場に向けてReno Aシリーズの最新モデル『OPPO Reno11 A』をリリースしました。カラーは『ダークグリーン』『コーラルパープル』の2色展開。公式販売価格は『48,800円(税込)』。発売は2024年6月27日(木)より順次開始。

OPPO Reno7 AからOPPO Reno9 Aのモデルチェンジでは、あまり大きな進化が見られなかったReno Aシリーズ。OPPO Reno 9Aの購入を『我慢した』という人は、OPPO Reno11 Aへの期待が極限に高まっているはず。

その大きな期待に応えられる様な進化を遂げているのか。旧モデルからの『アップグレード』『ダウングレード』に分けて解説していきます。

ここから書いてある内容一覧

  1. OPPO Reno11 A、OPPO Reno9 A、OPPO Reno7 A の主なスペック
  2. OPPO Reno9 AからアップグレードしたOPPO Reno11 Aのスペック
  3. OPPO Reno9 AからダウングレードしたOPPO Reno11 Aのスペック
  4. OPPO Reno11 Aの主な販売店
  5. OPPO Reno11 Aにお勧めな格安SIM
  6. 関連リンク

OPPO Reno11 A、OPPO Reno9 A、OPPO Reno7 A の主なスペック

モデル名 OPPO Reno11 A OPPO Reno9 A OPPO Reno7 A
Soc Dimensity 7050 Snapdragon 695 Snapdragon 695
容量 8GB/128GB 8GB/128GB 6GB/128GB
電池容量 5,000mAh 4,500mAh 4,500mAh
充電速度 最大67W 最大18W 最大18W
サイズ
  • 縦: 161.6mm
  • 横: 74.7mm
  • 厚み:7.54mm
  • 縦: 160mm
  • 横: 74mm
  • 厚み:7.8mm
  • 縦: 160mm
  • 横: 74mm
  • 厚み:7.8mm
重量 約177g 約183g 約175g
画面
  • サイズ:6.7インチ
  • タイプ:有機EL
  • 解像度:2,412×1080ピクセル
  • リフレッシュレート:最大120Hz
  • タッチサンプリングレート:最大240Hz
  • DCI-P3カバー率:100%(ヴィヴィッドモード)
  • sRGBカバー率:100%(ナチュラルモード)
  • 色深度:10bit
  • ガラス:パンダガラス
  • 最大輝度:500ニト(通常)、900ニト(最大)
  • HDR 10+:対応
  • サイズ:6.4インチ
  • タイプ:有機EL
  • 解像度:2400×1080ピクセル
  • リフレッシュレート:最大90Hz
  • タッチサンプリングレート:最大180Hz
  • 最大輝度:430ニト(通常)、600ニト(最大)
  • HDR 10+:非対応
  • サイズ:6.4インチ
  • タイプ:有機EL
  • 解像度:2400×1080ピクセル
  • リフレッシュレート:最大90Hz
  • タッチサンプリングレート:最大180Hz
  • 最大輝度:430ニト(通常)、600ニト(最大)
  • HDR 10+:非対応
極細ベゼル × ×
カメラ リアカメラ

  • 6,400万画素(f/1.7:広角、視野角:81度)
  • 800万画素(f/2.2:超広角、視野角:112度)
  • 200万画素(f/2.4:マクロ、視野角:90度)
  • 動画撮影:4K@30fps、1080p/720p@60fps/30fps、電子式手ブレ補正:1080p@60fps/30fps、スローモーション:1080p@120fps/480fps、720@240fps、960fps

フロントカメラ

  • 3,200万画素(f/2.4)
  • 動画撮影:4K/1080p/720p@30fps、電子式手ぶれ補正:1080p@30fps
リアカメラ

  • 4,800万画素(f/1.7:広角)
  • 800万画素(f/2.2:超広角)
  • 200万画素(f/2.4:マクロ)
  • 動画撮影:1080P/720p@ 30fps、電子式手ぶれ補正:1080p@ 30fps、スローモーション:720p@ 120fps

フロントカメラ

  • 1,600万画素(f/2.4)
  • 動画撮影:1080p/720p@30fps
リアカメラ

  • 4,800万画素(f/1.7:広角)
  • 800万画素(f/2.2:超広角)
  • 200万画素(f/2.4:マクロ)
  • 動画撮影:1080p/720p@ 30fps、電子式手ぶれ補正:1080p@ 30fps、スローモーション:720p@ 120fps

フロントカメラ

  • 1,600万画素(f/2.4)
  • 動画撮影:1080p/720p@30fps
AI編集 対応 非対応 非対応
スピーカー モノラル モノラル モノラル
防塵防水 IP65 IP68 IP68
認証 指紋認証(画面内)、顔認証 指紋認証(画面内)、顔認証 指紋認証(画面内)、顔認証
Micro SDカード 対応(最大2TB) 対応(最大1TB) 対応(最大1TB)
Bluetooth 5.2 5.1 5.1
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac/ax 802.11a/b/g/n/ac 802.11a/b/g/n/ac
位置情報 GPS/BeiDou/GLONASS/GALILEO/QZSS GPS/BeiDou/GLONASS/GALILEO/QZSS GPS/BeiDou/GLONASS/GALILEO/QZSS
おサイフケータイ 対応 対応 対応
クリア音声 対応 非対応 非対応
イヤフォンジャック(3.5mm) 非搭載 搭載 搭載
SIM nano SIM×2(eSIM対応)※モデルによってはnano SIM×1 nano SIM×2(eSIM対応)※モデルによってはnano SIM×1 nano SIM×2(eSIM対応)※モデルによってはnano SIM×1
公式店舗直販価格 48,800円 46,800円 44,800円

OPPO Reno9 AからアップグレードしたOPPO Reno11 Aのスペック

  1. 【Soc】Snapdragon 695 5G➡MediaTek Dimensity 7050
  2. 【ストレージ規格】UFS2.2➡UFS3.1
  3. 【電池容量】4,500mAh➡5,000mAh
  4. 【充電速度】最大18W➡最大67W
  5. 【重量】約183g➡約177g
  6. 【画面サイズ】6.4インチ➡6.7インチ
  7. 【極細ベゼル】×(画面占有率89.4%)➡◯(画面占有率93.4%)
  8. 【最大リフレッシュレート】90Hz➡120Hz
  9. 【最大タッチサンプリングレート】180Hz➡240Hz
  10. 【色深度】8bit(1,677万色)➡10bit(10億7千万色)
  11. 【HDR10+表示】非対応➡対応
  12. 【リアカメラ解像度】4,800万画素➡6,400万画素
  13. 【リアカメラ動画撮影解像度@fps】1080p@30fps➡4K@30fps、1080p@60fps
  14. 【リアカメラ手ブレ補正動画撮影解像度@fps】1080p@30fps➡1080p@60fps/30fps
  15. 【リアカメラスローモーション動画撮影解像度@fps】720p@ 120fps➡1080p@120fps/480fps、720@240fps、960fps
  16. 【AI編集】非対応➡対応
  17. 【Micro SDカード最大容量】1TB➡2TB
  18. 【Bluetoothバージョン】5.1➡5.2
  19. 【対応Wi-Fi】Wi-Fi 5➡Wi-Fi 6(802.11 ax)
  20. 【クリア音声】非対応➡対応

SocにMediaTek社のDimensity 7050を搭載。GPU性能が向上

ご覧の通り、OPPO Reno11 AはOPPO Reno9 Aから数え切れないほどのアップグレードを遂げています。2世代続いたSoc『Snapdragon 695 5G』は『Dimensity 7050』に刷新。

OPPO Reno9 AのAnTuTu Benchmark(Ver.10)トータルスコアは実測値で『45万』程度。AnTuTu Rankingを参考にすると、Dimensity 7050搭載端末のスコアは55万~58万程度。3Dゲームに影響を与える『GPU』、RAM、ROMの読み書き速度を示す『MEM』、アプリの動作速度を示す『UX』の数値が特に大きく上昇しています。

内蔵ストレージ規格が2.2から3.1に。データ転送速度が高速化

内蔵ストレージ規格は2.2から『3.1』に。メモリ容量はOPPO Reno9 Aの『8GB』が維持されています。

データの転送速度が向上すると、一般的には『アプリの起動』『ファイルのローディング』など基本的な動作がスムーズに。UFS 3.1の採用により、OPPO Reno9 Aから『MEM』『UX』のスコアが向上するのはほぼ間違いないかと。

5,000mAhの大容量電池搭載。最大67W充電で1時間かからずにフル充電

電池容量は4,500mAhから『5,000mAh』へ。充電速度を最大『18W』から『67W』まで一気に引き上げたことで、電池容量を増やしたにも関わらず、『約48分』で100%の充電を完了(充電器は別売り)。

電池増量&画面を大型化しつつ軽量化の離れ業

画面サイズが6.4インチから『6.7インチ』に大型化している点にも注目。通常電池を増量して画面を大きくすると、物理的に『重量』が増します。しかしOPPO Reno11 AではOPPO Reno9 Aから『6g』の軽量化を実現。ベゼルの『極細化』に加え、これはメーカー努力の賜物。

滑らか&感度良好&明るい&10bit表示&HDR10+対応の大型有機ELディスプレイ

大型化したディスプレイの最大リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換え可能な回数)は90Hzから『120Hz』。最大タッチサンプリングレート(1秒間に画面がタッチに反応する回数)も180Hzから『240Hz』へ。より滑らかかつ高感度な仕様に。

最大輝度は600ニトから『900ニト』に。明るさが増すと直射日光下など屋外での視認性が向上します。

色深度は一般的な8bitから『10bit』。そしてHDRの上位規格『HDR 10+』もサポート(OPPO Reno9 AはHDR表示自体非対応)。表示色が1,677万色から『10億7千万色』に増え、HDR 10+コンテンツ(フレームごとに明るさやコントラストのデータを持つ)の視聴も可能に。

ワンランク上の解像度、フレームレートで動画を撮れるように

ディスプレイと共に大幅なアップグレードを遂げているのが、『リアカメラ(メイン)』による動画撮影。『4K解像度(30fps)』に対応し、電子式手ブレ補正適用時も『1080p@60fps』を維持。スローモーションで『1080p@120fps/480fps』を選択可能になったのも大きいですね。

Wi-Fi 6対応。40dbのノイズキャンセル機能で通話を快適に

Wi-Fiは『802.11 ax(Wi-Fi 6)』を新たにサポート。Bluetoothのバージョンも5.1から『5.2』へと引き上げられています。

個人的に『良いな』と思ったのが『クリア音声』。最大『40db』のノイズキャンセリングを行い、周囲の騒音を抑制。通話時に自分の声が相手にはっきり伝わるように。

Windowsパソコンにスマートフォンの画面を表示させて操作可能

ColorOS 14(Android 14)ではWindowsとの連携が強化され、パソコンにスマートフォンの画面を表示させて『アプリの起動』『マウス操作』『キーボード入力』『コピー&ペースト』が可能に。OPPO Reno11 Aでも同機能を利用可能。実際に使ってみるとかなり便利です。

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OPPO Reno9 AからダウングレードされたOPPO Reno11 Aのスペック

  1. 【防塵防水規格】IP68➡IP65
  2. 【イヤフォンジャック(3.5mm)】搭載➡非搭載

防水規格がIPX8からIPX5にダウン

OPPO Reno Aシリーズで貫かれてきた高い防塵防水規格『IP67またはIP68』がついに終了。防塵性能は変わらずですが、防水性能がIPX8から『IPX5』にダウン。では、IPX5の防水性能はどの程度なのか。

防水について(製品外部からの有害な影響を伴う水の侵入に対する保護等級)

保護等級 IPコード 保護の内容
0 IPX0 無保護
1 IPX1 製品上部から垂直に滴下する水に対して保護されている
2 IPX2 製品を15度傾けた状態で施品上部から垂直に滴下する水に対して保護されている
3 IPX3 製品上部から両側に60度までの角度で噴霧された水に対して保護されている
4 IPX4 製品に対するあらゆる方向からの水の飛まつに対して保護されている
5 IPX5 製品に対するあらゆる方向からの噴流水(12.5ℓ/min)に対して保護されている
6 IPX6 製品に対するあらゆる方向からの暴噴水(100ℓ/min)に対して保護されている
7 IPX7 水に浸しても影響がないように保護されている
8 IPX8 潜水状態での使用に対して保護されている。IPX7より厳しい条件の中で使用するもの

一般財団法人日本品質保証機構より

IPX8は防水規格の最上位。『潜水状態での使用に対して保護されている。IPX7より厳しい条件の中で使用するもの』と定義されています。IPX5は『製品に対するあらゆる方向からの噴流水(12.5ℓ/min)に対して保護されている』といった内容。

水の中に落としたらダメだけど雨は大丈夫』といったところか。ちなみに私は基本的に『お風呂の中でスマートフォンを使うべきではない(内部結露により故障する可能性を高める)』という考え(実際は旧型の安い防水スマホにキャップを着けて動画を観ている)。

お風呂の中で動画を観ないのであれば、IPX5程度の防水性能で十分な気も。IPX8を最重要視する場合は、値下がり傾向にある旧型(OPPO Reno7 AやOPPO Reno9 A)を選びましょう。

イヤフォンジャック(3.5mm)非搭載

スマートフォンに有線の『イヤフォン』『ヘッドフォン』を接続して聞いている人の割合はどの程度なのか。恐らく1割に満たないでしょう。

Xperiaユーザーであれば理解出来ますが、OPPO Reno Aシリーズのユーザーが『有線で音楽を聴く』というのは想像しづらいのが正直なところ。

どうしてもという場合は、USB Type-Cを『3.5mmに変換アダプタは別売り)』すればOKです。

OPPO Reno11 Aの主な販売店

OPPO Reno11 Aにお勧めな格安SIM

  • 2G: GSM 850/900/1800/1900MHz
  • 3G: WCDMA : Band 1/2/4/5/8/19 2G
  • 4G: TD-LTE Band 38/39/40/41/42
  • 4G: LTE FDD Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28
  • 5G: n1/n3/n28/n41/n77/n78

docomoの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)

docomo回線が使えるお勧め格安SIM

Softbankの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)

Softbank回線が使えるお勧め格安SIM

auの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)

au回線が使えるお勧め格安SIM

楽天モバイルの周波数帯対応状況

  • 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)

楽天回線が使えるお勧め格安SIM

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