2024年5月8日(日本時間)、Googleがスマートフォン『Pixel 8a』をリリースしました。カラーは『Aloe』『Bay』『Obsidian』『Porcelain』の4色展開。Googleストアにおける直販価格は8GB/128GBモデルが『72,600円(税込)』。
ここからは公式スペックを参考にしつつ、『Pixel 8a』『Pixel 8』『Pixel 7a』の違いについて解説していきます。
端末名 | Pixel 8a | Pixel 8 | Pixel 7a |
Soc | Google Tensor G3 | Google Tensor G3 | Google Tensor G2 |
容量 |
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電池 | 4,492 mAh | 4,575 mAh | 4,385 mAh |
充電 | 有線:最大18W、無線:最大7.5W | 有線:最大27W、無線:最大18W | 有線:最大18W、無線:最大7.5W |
サイズ | 152.1 mm(高さ) x 72.7 mm(幅) x 8.9 mm(奥行き) | 150.5 mm(高さ) x 70.8 mm(幅) x 8.9 mm(奥行き) | 152 mm(高さ) x 72.9 mm(幅) x 9.0 mm(奥行き) |
重量 | 188 g | 187g | 193.5g |
画面 |
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カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
カメラ機能 編集マジック、ベストテイク、消しゴムマジック、ボケ補正、リアルトーン、顔フォーカス、パノラマ、手動ホワイトバランス調整、ロックされたフォルダ、夜景モード、トップショット、ポートレート モード、ポートレート ライト、モーション オートフォーカス、よく撮影する人、デュアル露出補正、Live HDR+、ウルトラ HDR、長時間露光、天体写真、超解像ズーム |
メインカメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
カメラ機能 ウルトラ HDR、編集マジック、ベストテイク、マクロ フォーカス、消しゴムマジック、ボケ補正、モーション モード、リアルトーン、顔フォーカス、パノラマ、手動によるホワイトバランス調整、ロックされたフォルダ、夜景モード、天体写真、トップショット、ポートレート モード、ポートレート ライト、超解像ズーム、モーション オートフォーカス、よく撮影する人、デュアル露出補正、Live HDR+ |
メインカメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
カメラ機能 ボケ補正、夜景モード、トップショット、ポートレート モード、超解像ズーム、モーション オートフォーカス、Live HDR+、よく撮影する人、デュアル露出補正、シネマティック撮影、ポートレート ライト、消しゴムマジック、長時間露光 リアルトーン、顔フォーカス、パノラマ、手動によるホワイト バランス調整、ロックされたフォルダ |
オーディオ |
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防水防塵 | IP67 | IP68 | IP67 |
認証 | ディスプレイ内蔵指紋認証センサーによる指紋認証、顔認証 | ディスプレイ内蔵指紋認証センサーによる指紋認証、顔認証 | ディスプレイ内蔵指紋認証センサーによる指紋認証、顔認証 |
USB | USB Type-C® 3.2 Gen 2 | USB Type-C® 3.2 Gen 2 | USB Type-C® 3.2 Gen 2 |
Bluetooth | 5.3 | 5.3 | 5.3 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6E(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz + 6 GHz、HE80、MIMO | Wi-Fi 6E(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz + 6 GHz、2×2+2×2 MIMO | Wi-Fi 6E(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz + 6 GHz、HE80、MIMO |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 | 対応 |
ソフトウェアアップデート | 7年間 | 7年間 | 5年間 |
SIM | nano SIM+eSIM | nano SIM+eSIM | nano SIM+eSIM |
Pixel 7aからアップデートされた内容一覧
- スマートフォンの処理能力を決めるSocがTensor G2からTensor G3に変更
- メモリ規格をLPDDR5からLPDDR5Xに刷新
- 最大リフレッシュレートが90Hzから120Hzに向上
- 最大輝度が40%向上して1,400ニトに
- 電池容量が4,385 mAhから4,492 mAhに増量
- 重量が193.5gから188gに軽量化
- 編集マジック、ベストテイク、音声消しゴムマジックなどAI機能を追加
- ソフトウェアアップデート提供期間が5年間から7年間に
Pixel 8に近づくポテンシャル
Pixel 7aからのメインアップグレードとなるのはやはり『Soc』でしょう。Tensor G3ではデータの演算処理を行う『CPU』、3Dゲームプレイ時や動画処理のパフォーマンスに影響を与える『GPU』性能が向上。
Pixel 8aは筐体サイズが小さいので、放熱性の部分で『Pixel 8 Pro』に劣ります。しかしTensor G2を搭載するPixel 7aからPixel 8にパフォーマンスが近づくことは間違いなし。AI本格化時代を踏まえても、Socの性能アップはプラスの要素です。
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メモリを低消費電力版のLPDDR5Xに刷新
メモリがLPDDR5から『LPDDR5X』に刷新されているのも実用面における嬉しいポイント。LPDDR5XはLPDDR5の改良版で、『低電圧』『低消費電力』が特徴。低消費電力化が行われているTensor G3と組み合わせることで、Pixel 7aより長い電池もちを期待出来ます。
上位モデル(Pixel 8)と同じ滑らかな表示
最大リフレッシュレートは90HzからPixel 8と同じ最大『120Hz』へ。これは1秒間に『30フレーム』分滑らかに表示可能になったことを意味します。
表示するフレーム数が増えると通常電池の減りが早くなるのですが、私の体感ではPixel 7aよりもPixel 8の方が電池もちは良好。これはSocやメモリの電力効率向上が相まってのことかと。
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前モデルから40%明るくなったディスプレイ
最大輝度は『1,400ニト』に。Pixel 7aの輝度は非公表となっていますが、Pixel 8aの公式説明分には『Pixel 7aよりも40%明るく』との記載あり。
個人的には屋外で写真を撮る際に『明るいディスプレイ』が大活躍。構図がおかしくないか、ピントがあっているかをしっかり確認出来ます。
電池増量&耐久性強化しつつ軽量に
6.1インチという前モデルと同じディスプレイサイズを採用しつつ、電池容量まで増やして『5.5gの軽量化』を遂げているのは見事。
デザインはより丸みが強調されPixel 8ライクに。背面は光沢ありから滑りにくい『マット』仕上げに変更。サイドフレームには熱伝導率に優れる『アルミ』を採用。公式ページ内では『Aシリーズの中で最も耐久性が高いモデル』として紹介されています。
メイン機を引退したら優秀なサブ機としてのポジションが待っている。7年間アップデート対応のAIスマホ
Pixel 7aでは使えない『ベストテイク』『音声マジック』といった上位モデル由来のAI機能が追加されたのは、Tensor G3を搭載しているからこそ。
Pixel 8aではソフトウェアのアップデート期間がPixel 7aの5年から『7年』に。AIを用いた便利機能が増える将来を鑑みれば、2021年と比べて機械学習モデルの数を『2倍以上』に増やしたTensor G3の搭載は大きなメリット。
メイン機として性能が物足りなくなったら、『優秀なサブ機』にポジションの移動が可能なPixel 8a。早く買って長く使い倒しましょう。
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関連リンク
- Googleストア
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