
POCO X7 Proが搭載するDimensity 8400 Ultraは構成が特徴的
スマートフォンの処理能力を決めるSocは、POCO F6 ProがQualcommの『Snapdragon 8 Gen 2』。そしてPOCO X7 ProはMediaTekの『Dimensity 8400 Ultra』を採用。
CPUは『高性能(ビッグ)コア』に『高効率(リトル)コア』といった組み合わせが一般的ですが、Dimensity 8400 Ultraの場合は全て(×8)に高性能な『ビッグコア(Arm Coretex-A725)』を採用。MediaTekはこのCPU設計により『クラストップの省電力性を達成した』としています。
antutu.comのスコアランキングを参照すると、『Dimensity 8400 Ultra』と『Snapdragon 8 Gen 2』はトータルスコアが肉薄。
| Soc名称 | Dimensity 8400 Ultra(Poco X7 Ultra?) | Snapdragon 8 Gen 2(POCO F6 Pro) |
| CPU | 358623 | 366188 |
| GPU | 536202 | 607130 |
| MEM | 360844 | 297553 |
| UX | 302413 | 278602 |
| TOTAL | 1558082 | 1549473 |
antutu.comより
『GPU』に7万程度開きはあるものの、アプリの動作速度を示す『UX』ではPOCO X7 Proがリード。『ミドルクラスとハイエンド』の様なスコア差はなく、どちらもハイエンドの領域。

Xiaomiより
4万円台でAnTuTu150万越え!POCO X7 Proが日本ミドルクラスの常識を破壊する
日本で発売されている同価格帯のスマートフォンは、『AQUOS sense9』『Nothing Phone(2a)』『OPPO Reno11 A』『Motorola edge 40 neo』『Redmi Note 13 Pro+ 5G』といったミドルクラス。
どれもAnTuTu Benchmarkのトータルスコアは『100万』にすら届きません。販売価格が10万円を超えるGoogleの最新Pixelシリーズすら上回る、『150万超え』で4万円台は完全に異次元です。
ディスプレイも上位シリーズから大きく劣らないゲーミングスペック(12bit有機EL、1.5K解像度、リフレッシュレート120Hz、タッチサンプリングレート480Hzなど)となっており、こちらもミドルクラスらしさは感じません。

Xiaomiより
一般的な『大容量電池』と言えば5,000mAh程度をイメージしますが、POCO X7 Proはそこから1,000mAh増量して『6,000mAh』。それでいてPOCO F6 Pro(約209g)から『軽量化(約195g(PUは約198g)』を実現しているのは見事です。
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充電速度はXiaomi 14 Ultraと同じ最大『90W』。他メーカーは『充電器別売り』が増える中、POCO X7 Proは最大『90W』出力の高性能な充電器が同梱(本当に同梱されるか2回製品ページを確認してしまった)。
発売されて間もない『Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh』との相性も良さそうですね(POCO X7 Pro発売時点で売り切れ)。

Xiaomiより
