メリットだらけの高音質・高効率コーデックLC3
対応するスマートフォンが少なく安定した接続環境も築けていない現状
4万円台〜というミドルクラスの価格設定ながら、数多くのハイエンドスペックを備える『POCO X7 Pro』。しかし製品仕様を見ると、Xiaomi 14T ProではサポートとなっているBluetoothコーデック『LC3』に非対応。
LC3(Low Complexity Communications Codec)とは、次世代音声規格『LE Audio』に含まれる『低デートレート』かつ『高音質』を実現する標準コーデック。
データ転送量/速度に制限のあるBluetooth接続に最適と言えるLC3なのですが、2025年2月28日時点では利用環境が未だ限定的かつ不安定。
イヤフォン側がLC3をサポートしていても、私の所有端末だと『Pixelシリーズでしか聴くことが出来ない』といった状況でした。

仕様的にはLC3をサポートしているXiaomi 14T Proは、Redmi Buds 5 Pro(LC3対応)を接続すると、オーディオ設定項目内に『Bluetooth LE Audio』が表示。ONにするとコーデックが『LC3』に切り替わります。
ここまでは良いのですが、なぜか音楽や動画を再生しても肝心の『音』が出ない!
先述している通り、POCO X7 Proに関してはそもそも『LC3』への対応が明記されていません。よって『聴けなくて当然』の環境ではあるのですが、結論から言えば聴けてしまいました。4万円台で『LC3』も聴けちゃうスマホです。

そして同様の手順を辿ると、Xiaomi 14T Proでも『LC3接続』が音楽を聴くことが可能に。LC3ではSBC接続時より『音の解像度』が明確に上がっていると感じます(LDACに近づく)。はやく『どの端末でも簡単に』使えるようになって欲しいですね。

- ➡AmazonでPOCO X7 Proを購入する
- ➡楽天市場でPOCO X7 Proを購入する
- ➡Yahoo!ショッピングでPOCO X7 Proを購入する
- ➡イオシスでPOCO X7 Proを購入する
- ➡メルカリでPOCO X7 Proを購入する
LE Audio(LC3)接続をする為の設定手順
ここからは『POCO X7 Pro』『Xiaomi 14T Pro』でLE Audio(LC3)を聴く方法を解説します(一応非公式な部分は自己責任で)。
この設定を行うと、LDACなど他のコーデックで接続出来なくなります(再設定で元に戻せる)。あくまでLC3接続するための設定であることを予めご認識ください。
まずはLC3をサポートするイヤフォンをスマートフォンとペアリング(私はRedmi Buds 5 Proを使用。他のイヤフォンで同じ様に動作するかは不明)。
続けて『設定』→『デバイス情報』から『OSバージョン(For POCO』を複数回タップして『開発者オプション』をONに。
『設定』→『追加設定』→『開発者オプション』から『HDオーディオ』をOFFに。
『開発者オプション』から『Bluetooth LEオーディオハードウェアオフロードの無効化』をOFFに。
『デバイスを再起動しますか?』と表示されるので再起動。再起動後に『POCO X7 Pro』『Xiaomi 14T Pro』とイヤフォンを再接続すると『LC3』で接続されます(自動接続されない場合は再度ペアリングすればOK)。
Bluetoothイヤフォンを接続した状態で開発者オプション内の『HDオーディオ』をONにすると、他コーデックの接続に戻ります。
原因は不明ですが、一度LC3接続時に『右側のイヤフォンからしか音が出ない』という状況に。その場合は『Wi-Fi、モバイルネットワーク、Bluetoothをリセット』後に再度ペアリングすると解消されます。
- ➡AmazonでRedmi Buds 5 Proを購入する
- ➡楽天市場でRedmi Buds 5 Proを購入する
- ➡YAHOOショッピングでRedmi Buds 5 Proを購入する
- ➡イオシスでRedmi Buds 5 Proを購入する
- ➡メルカリでRedmi Buds 5 Proを購入する
- ➡Qoo10でRedmi Buds 5 Proを購入する
Redmi Buds 5 Proにおいては、LC3接続でも『アクティブノイズキャンセル』『イマーシブサウンド』『パーソナライズされたサウンド』といったイヤフォン及び端末に備えられた機能が動作します。

関連リンク