【実践】SIMを使えるタブレットに楽天モバイルの『着信転送』設定したら快適化。注意点も解説

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SIMカード

タブレットの通話機能を『便利』に拡張出来る着信転送

SIMカード(モバイルネットワーク)が使えるALLDOCUBEのタブレット『iPlay 70 mini Pro』。先日楽天モバイルのSIMをセットしてみたところ、データ通信(4G)に加えて通話(Rakuten Link)も行うことが出来ました。

ただしスマートフォンの様に『受話口』が無いので、スピーカーをONにしないと音声を聞き取れない。つまり外出先など『周りに人が居る環境』で通話しづらい(話している内容を聞かれてしまう)点がデメリットに。

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Bluetoothイヤフォンを接続すると、上記のデメリットを回避可能(イヤフォン経由で通話)。発信に関しては、Bluetoothイヤフォンを装着してから自分のタイミングで行えばOKです。

問題は相手から電話がかかってきた時。イヤフォンを耳に着けっぱなしというのは煩わしいですし、毎度ケースから取り出しセットするのも正直面倒。

リセットボタン

タブレットはスマートフォンの『サブ機』として利用する人が大半のはず。タブレットにかかってきた電話をスマートフォンに転送すれば、自然なカタチで通話を行うことが可能。

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楽天モバイルの着信転送はオプション料金不要

着信の転送機能は、通信業者(プラン)によって提供されていない場合があります。また、『オプション料金』『転送先への通話料金』の発生が一般的なので、導入するハードルは本来やや高め。

しかし楽天モバイル(Rakuten最強プラン)では、着信転送を『無料』で提供。さらにRakuten Linkを経由すると、転送先への通話料金も『0円』というオマケつき(通信環境が悪いと標準通話アプリで転送される場合がある)。

タブレットに楽天モバイルの着信転送を設定してみた

ここからは、タブレット(iPlay 70 mini Pro)の着信をスマートフォンに転送するための設定方法を紹介していきます。まずはGoogle Playから『my楽天モバイル』をダウンロード。

my楽天モバイルにログインし、右上の横3本線アイコン内から『契約プラン』を選択。

楽天モバイルメニュー

下にスクロールして『着信転送』をONに。

転送パターンは『無条件転送』『話中転送』『圏外時転送』『無応答時転送』から選択します。

無条件転送かかってきたすべての電話と転送
話中転送通話中に他の相手からかかってきた電話を転送
圏外時転送圏外にいる時や、電源OFF時にかかってきた電話を転送
無応答時転送着信に応答しなかった場合に電話を転送

圏外時転送は『楽天モバイルで通信を行えない』状況で機能します。Rakuten Linkを経由して転送されないので『通話料金』が発生(私の場合はOFF)。

着信転送設定

タブレットで主に利用するのは『無応答時転送』です。ONにしたら転送先(スマートフォン)の『電話番号』を入力。

無応答時転送

続けて着信してから転送するまでの『転送時間』を設定(5秒から30秒の間で選べる)。

実際にタブレット(iPlay 70 mini Pro)からスマートフォン(povo)へと転送してみると、問題なく通話出来ました。

ちなみに、転送先のスマートフォンに表示されるのは『転送元の番号』ではなく『かけている相手の番号』。相手が誰か分からない状態で通話を開始することにはなりません。

Androidの場合(楽天モバイルより)

転送先までの通話料(詳細はこちらから)

発信者がRakuten Linkを利用している場合無条件転送無料
話中転送
無応答転送
圏外転送有料
発信者がRakuten Linkを利用していない場合無条件転送無料
話中転送
無応答転送
圏外転送有料

※Rakuten Linkの仕様上、通信環境が不安定な場合はRakuten Linkアプリではなく、OS標準の電話アプリで着する。この場合、OS標準アプリでの転送と同額の通話料(22円/30秒)が発生。

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タブレット(楽天モバイル)からスマートフォンに着信転送するメリット

  1. Bluetoothイヤフォン接続不要
  2. 周囲の人に通話内容を聞かれない
  3. タブレットがカバンに入れっぱなしの状態でも着信出来る
  4. スマートフォンの無料留守番電話機能を使える(Rakuten Link着信時は不可)

『Apple』『SHARP』『FCNT』『SONY』といった一部メーカーの対象スマートフォンでは、『留守番電話(伝言メモ)』機能を利用することが可能。

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楽天モバイルで留守番電話機能を利用するには月額『330円(税込)』のオプション料金が発生。端末の機能(Rakuten Linkには非対応)を利用すれば維持費は『0円』です。

タブレット(楽天モバイル)からスマートフォンに着信転送するデメリット

  1. 電波が悪い環境では標準通話アプリから転送される可能性がある(通話料金が発生する)
  2. 着信を受けるまでに時間がかかる

電波の悪い環境では、転送時に『通話料金が発生する可能性がある』というのは予め認識しておきましょう。

明細

標準通話アプリで転送された分は利用明細に『携帯(転送)』と記載される(楽天モバイルより)

アンテナピクトが4本中2本という比較的電波が悪い状態で『どちらの通話アプリで着信(転送)するか』を検証してみたところ、標準通話アプリではなく『Rakuten Link』で行われました(通信環境により異なる可能性あり)。

Rakuten Linkで着信

Rakuten Linkのバックグラウンド動作が制限されていると、電波状況に関係なく『標準通話アプリ』で着信(転送)。『Rakuten Linkで着信しているか』を確認してから、本格的な運用開始をお勧めします。

Durasppeed

iPlay 70 mini Proで利用可能なDuraSpeedはONにするとバックグラウンドのアプリを制限。同機能をONにしつつ特定のアプリを動作させる場合は個別にチェックを入れる必要がある。

関連リンク

瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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