最近は『インターネット接続環境』が整っている旅館やホテルが殆ど。しかし大型連休中は宿泊客が増えて『通信速度がモバイルネットワークより遅くなる』場合も。
宿泊する部屋がWi-Fiルーターと離れていて、『電波が届きづらい』といったことも過去にはありました。『インターネット接続環境が用意されているから』といって、それだけで安心すべきでは無いということです。
宿泊先の通信速度が極端に遅いと『高解像度でストリーミング動画を観られない』『パソコンから大きめなデータを転送出来ない』といった、普段スマートフォンでは起こりづらい問題が発生します。
上記の問題が発生した際は『スマートフォンをルーター代わりにしてモバイルネットワークで通信する』しかありません。しかし契約している通信プランによっては、あっという間に月間データ容量を超過。二次的な問題を引き起こしかねないので注意が必要。
私が過去に旅先で助けられたSIMは『楽天モバイル』『mineo(マイそく)』『povo』。
楽天モバイルは電波さえしっかりつかめば『高速データ通信使い放題』というのが強み。旅先が田舎だとしても『比較的駅に近い場所では高速通信可能』というのが、楽天モバイルを使い続けている私のイメージ。
android.comのデータを参考にすると、フルHD解像度で安定的にストリーミング動画を観るのには、『5Mbps』程度の持続的な通信速度が必要。50Mbpsではありません。
動画の画質 | 推奨される持続的な回線速度 |
480p(SD) | 1.1 Mbps |
720p(HD) | 2.5 Mbps |
1080p(HD) | 5 Mbps |
2160p(4K) | 20 Mbps |
android.comより
『100Mbpsで1時間』より、『5Mbps程度で10時間』通信出来た方が旅先での利便性は向上します。今後プラチナ回線が普及すれば、楽天モバイルでこの条件を満たすエリアが更に拡大しそう。
楽天モバイルについて
- 転入手続き申し込み時に必要なMNP予約番号期限:7日以上(WEBの場合)
- 開通手続き:My楽天モバイルから
- MNP開通手続きを行わなかった場合:MNP予約番号有効期限が過ぎて長期間開通手続きを行わないと申込みが消滅する可能性がある
- 切替受付時間:午前9時~午後9時まで
- 切り替えにかかる時間:受付時間内の申し込みは当日開通(受け取り直後や午後9時00分直前に手続きをした場合、当日中に完了せず、翌日の開通となる場合がある)
- 音声対応SIM基本料金:1,078円(税込)~
- 契約月の基本料金:日割りなし
- 通話料金:22円/30秒(電話回線)、0円(Rakuten Link使用)
- 15分かけ放題(電話回線):1,100円(税込)
- 無制限かけ放題(Rakuten Link使用):0円(税込)
- データ容量:3GB~
- 翌月くりこし:非対応
- 5G:対応
- 低速切り替え:非対応
- 通信回線:楽天、au(パートナー回線)
- eSIM設定方法(Android):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001374/
- eSIM設定方法(iOS):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/ios/
- APN設定方法(楽天モバイルで購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/
- APN設定方法(楽天モバイル以外で購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001495/?l-id=guide_faq
『1日だけPCを使ってガッツリ仕事をしたい』といった時には、mineoの『マイそく』専用オプション『24時間データ使い放題』が大活躍。1回『198円(税込)』という低料金で利用出来るのポイント。
私の利用環境においては、調子の良い時(5G接続)だと『下り300Mbps超え』を記録している同サービス。『1GBを超えるデータを受信しなければならない』といった状況にも臨機応変に対応(ただし時間帯や場所によっては速度が落ちる)。
仕事以外には『タブレットに高解像度動画をまとめてダウンロードして移動時に観る』といった使い方も。思いつきをすぐ行動に移せるのが『オプション』のメリットです。
mineoは『ドコモ』『SoftBank』『au』から回線を選ぶことが可能(契約後に回線を変えるには変更事務手数料が発生)。頻繁に旅行する地域の環境に合わせて契約すれば利便性が向上するはず。
mineoについて
- 転入手続き申し込み時に必要なMNP予約番号期限:10日以上
- 開通手続き:Myページから
- MNP開通手続きを行わなかった場合:MNP予約番号有効期限前日に強制的に変更
- 切替受付時間:午前9時~午後9時(Aプラン、Dプラン)※午後8時以降に手続きを実施した場合は切り替えが翌日になる場合あり、午前10時~午後7時(Sプラン)※午後6時以降に手続きを実施した場合は切り替えが翌日になる場合あり
- 切り替えにかかる時間:最大30分程度(Aプラン/Dプラン)、1時間程度(Sプラン)
- 音声対応SIM基本料金:250円(税込)~
- 契約月の基本料金:日割り
- 通話料金:22円/30秒(無料通話アプリmineo電話を使うと10円/30秒、10分かけ放題時間超過後は11円/30秒)
- 10分かけ放題:550円(税込)
- 無制限かけ放題:1,210円(税込)
- データ容量:1GB~(マイピタ)
- 翌月くりこし:対応(マイピタ)
- 5G:対応(マイピタ)
- 低速切り替え:対応(マイピタ)
- 通信回線:NTTドコモ、SoftBank、au
- eSIM:対応(Aプラン、Dプラン)
- eSIM設定方法(Android):https://support.mineo.jp/setup/guide/esim.html
- eSIM設定方法(iOS):https://support.mineo.jp/setup/guide/ios_esim.html
- APN設定方法(Android):https://support.mineo.jp/manual/network_setup.html
- APN設定方法(iOS):https://support.mineo.jp/setup/guide/ios_network.html
- 公式サイト:mineo
楽天モバイルやmineoの『サポート役』として必ず入れておきたいのが『povo』。基本料金『0円』なので、本当に『必要な時だけ』使えます。
povoの強みは通信品質が安定しやすい『auのオンラインブランド(MNO)』であること。私はmineoを『SoftBank回線』で運用していますが、山間部ではau回線(povo)の方が繋がりやすい印象。
地方は通信環境にバラつきがあります。旅行中に『障害』が発生する可能性も。心置きなく楽しむには、異なる通信キャリアで『最低2回線』は用意しておきたいところ。備えあれば 憂いなしです。
povo2.0について
- 音声対応SIM基本料金:0円(税込)
- 契約月の基本料金:0円(税込)
- 5分かけ放題:550円(税込)
- 無制限かけ放題:1,650円(税込)
- 通話料金:22円/30秒
- データ容量:1GB~(トッピング式)
- 翌月くりこし:非対応
- 5G:対応
- 低速切り替え:非対応
- 通信回線:au
- eSIM設定方法(Android):
https://povo.jp/support/guide/esim/android/#guide - eSIM設定方法(iOS):https://povo.jp/support/guide/esim/#guide
- APN設定方法(Android/iOS):https://povo.jp/support/guide/sim/
- 公式サイト:povo