AnTuTu Benchmarkのトータルスコアが『高い=高性能』と判断されがちですが、半分は間違っています。本当に高性能な端末は、『高いスコア』『少ない電池の減り』『低い電池・CPU温度』を長時間維持することが可能。
今回AnTuTu Benchmarkで実測した中では、『Xiaomi 14T Pro』がもっとも高性能なスマートフォンではありませんでした。Dimensity 9400を搭載するOPPOの『Find X8』が数値的にワンランク上。
ただしXiaomi 14T Proは『低照度撮影』に強い『Leica(ライカ)』と共同開発したカメラを利用可能なスマートフォン(Find X8はHasselblad)。Find X8がサポートしていない『FeliCa(おサイフケータイ)』も使えます。
ブラウジングやSNSといった使い方では体感差が分からない程度なので、『負荷の重い3Dゲームをプレイするか』が判断基準に。
Xiaomi 13T Proとの比較では、トータルスコアが3回すべて40万〜50万程度上昇。データの演算処理を行う『CPU』、アプリの動作速度を示す『UX』が順当に伸び、『GPU』は上に突き抜けたような上がり方。
個人的に一番気になっていたのは、Snapdragon 8 Gen 3を搭載する『Xiaomi 14 Ultra』とどの程度開きがあるか。トータルスコアは驚いたことに、3回すべて『数万』程度のスコア差。『CPU』『GPU』『MEM』『UX』ともに大きく変わらず。これは大健闘な結果。
『電池の減り』に関してはXiaomi 14T Proの方が優位です。Xiaomi 14 Ultraは端が湾曲したディスプレイを採用しているので、この部分は好き嫌いが分かれるはず(おサイフケータイにも非対応)。
Xiaomi 14T Proはベゼルが狭いフラット形状のディスプレイを搭載。『カメラ』を最重要視しないのであれば、『Xiaomi 14T Pro』を選んだ方がコストパフォーマンスは上がるかも。
続けてGeekbench 6(CPU)の実測結果をチェックしていきましょう。
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