光学5倍!Xiaomi 15T Proがグローバル登場。『撮る』『遊ぶ』『繋がる』を1台で満たす現実解的スマホ

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Xiaomiより

Xiaomi(シャオミ)は2025年9月24日、グローバル市場に向けて最新ハイエンドスマートフォン『Xiaomi 15T Pro』をリリースしました。カラーは『ブラック』『グレー』『モカゴールド』の3色展開。日本市場においても、2025年9月26日(金)のリリースが予定されています。

同端末は、Tシリーズとして初めてペリスコープ方式の『ライカ 115mm 超望遠カメラ』を導入。物理的に被写体を拡大出来る光学ズームは最大『5倍』に。クロップを加味した光学レベルズームも最大『10倍』まで拡大。

SoCは3nmプロセスで設計された、MediaTek社の『Dimensity 9400+』。NPU 890採用でエージェント系AIや映像系処理が強化され、撮影時のズーム切替やHDR処理の滑らかさ改善にも寄与。

また、オフライン環境において最大『1.9km』の範囲内で音声通話が可能な『Xiaomiオフラインコミュニケーション』にも対応しています(2025年9月24日からOTA経由で利用可能)。

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Xiaomi 15T Proグローバル販売価格と日本の想定価格

公式ストアの国別価格(12GB+256GB)

Xiaomi 15T Pro

  • 英国:£649(税込)
  • ドイツ:€799.90(税込)
  • UAE:AED 2,499(税込)

Xiaomi 14T Pro

  • 英国:£649(税込)
  • ドイツ:€799.90(税込)
  • UAE:AED 2,399(税込)

海外公式ストアの販売価格は大きく変わらず。UAEはAED100(4千円程度)の値上げとなっています。

為替換算の目安(2025年9月25日、概算)

Xiaomi 15T Pro

  • £649 × 200.1 ≒ 129,865円(TradingViewのGBP/JPYレート参考)
  • €799.90 × 174.7 ≒ 139,743円(TradingViewのEUR/JPYレート参考)
  • AED 2,499 × 40.35 ≒ 100,835円(XeのAED/JPY目安)

Xiaomi 14T Pro

  • UK換算:£649 × 191.6 ≒ 124,348円 → 日本実売 109,800円はUK換算の約88.3%
  • DE/EU換算:€799 × 158.95 ≒ 127,001円 → 日本実売はEU換算の約86.4%
  • UAE換算:AED 2,399 × 41.234 ≒ 98,920円 → 日本実売はUAE換算の約110.9%

ユーロに対してはXiaomi 14T Proリリース当初から円安が進行しており、円換算で12,000円程度の値上がりとなっています。

日本の想定価格(試算)

前世代となるXiaomi 14T Proの国内価格は109,800円(12GB/256GB)。依然として円安が続いていることや、『SoC強化(Dimensity 9400+)』『望遠性能大幅アップ(ペリスコープ採用)』『ガラス&フレームの耐久仕様向上』を鑑みれば、お値段据え置き(109,800円)であればラッキー。119,800〜129,800円あたりが想定ラインとなります。

※国・地域で税込/税抜や付加価値税率が異なるため、単純換算はあくまで目安。国内公式発表をお待ちください。

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Tシリーズにもペリスコープカメラがやってきた!LUT(カスタムインポート)対応でより自分らしい画作りが可能に

Xiaomi 15T Pro レンズ
Xiaomiより
端末名Xiaomi 15T Pro
ライカ23mmメインカメラ解像度:5,000万画素
焦点距離:23mm
F値:1.62
イメージセンサーサイズ:1/1.31インチ
画素サイズ:2.4μm( 4-in-1 スーパーピクセル)
光学式手ブレ補正:対応
オートフォーカス:対応
センサー内ズーム:2倍
ライカ 115mm 超望遠カメラ解像度:5,000万画素
焦点距離:115mm
F値:3.0
光学式手ブレ補正:対応
光学ズーム:5倍
光学品質ズーム:10倍
ウルトラズーム:20倍
ライカ15mm超広角カメラ解像度:1,200万画素
焦点距離:15mm
F値:2.2
視野角:120度

Xiaomi 15T Proは最大『5倍』の物理的な光学ズームに対応。高倍率を実現するために『ペリスコープ』方式を採用しています。中央部のクロップを含めた光学品質の最大倍率は『10倍』に到達。

広角(メイン)カメラのイメージセンサーは、1/1.31インチのLight Fusion 900を踏襲(最大13.5EVの広いダイナミックレンジ)。暗所や逆光下における階調の保持が強みです。

動画撮影時はあらゆる焦点距離で『HDR10+』をサポート。ズーム撮影時のトーン一貫性重視が垣間見えます。

プロフェッショナルモードは、LUTデータをインポートして、自分好みの色調や視覚効果を実現出来る『LUTカスタムインポート』に対応。望遠に加えて撮影の自由度が格段に向上。

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高信号対雑音比(高SNR)マイクを3つ搭載することで、スタジオグレードのステレオ録音を実現。画質だけでなく音質にも強みを持ちます。

CPUのスループット&AI処理&カメラ画質の底上げを実現するDimensity 9400+

Dimensity 9400+
MediaTekより

Dimensity 9400+は最大クロック周波数『3.73GHz』のCortex-X925を含む『オールビッグコア』構成。CPUが単位時間あたりに処理出来るスループットが向上しています。

Socモデル名Dimensity 9400+
プロセスサイズ3nm(TSMC)
CPU1 x Cortex-X925、最大3.73GHz
3 x Cortex-X4、最大3.3GHz
4 x Cortex-A720、最大2.4GHz
GPUImmortalis-G925 MC12
NPUNPU 890
ISPImagiq 1090

3Dゲームプレイパフォーマンスに影響するGPUはImmortalis-G720 MC12から『Immortalis-G925 MC12』へと刷新。電力効率の改善により、同一条件で『平均+37%』のフレームレート、同等FPS時は消費電力『−30%』を実現。

AI専用の頭脳となる『NPU890』は推論を高速化(Speculative Decoding+で+20%)。『重めの写真・動画編集』『AI消しゴム/生成拡張』『音声文字起こし等』のレスポンス向上が期待出来ます。

また、Imagiq 1090 ISPは『HDRズーム』『ズーム切替のスムーズさ』『持続AF』『画質のガタつき低減』を訴求。カメラアプリのあらゆる焦点距離がHDR10+をサポート可能になったのは、Imagiq 1090 ISPの採用ありきと言えるでしょう。

LIPO技術によりディスプレイのベゼル幅は『1.5mm』に。94.5%の画面占有率が没入感を高める

ディスプレイ
Xiaomiより
タイプ有機EL
サイズ6.83インチ
解像度2772 x 1280、447ppi
最大リフレッシュレート144Hz
最大タッチサンプリングレート480Hz(瞬間タッチサンプリングレート:2,560Hz※ゲームターボで有効時)
ピーク輝度3,200nit
色域DCI-P3
色深度680億色
ガラスコーニング®ゴリラ®ガラス®7i

背面デザインはガラス繊維(fiberglass)が金属フレームにシームレスに融合するような仕上げ。手当たりの良いラウンド筐体で高級感を演出しています。

ディスプレイサイズは『6.83インチ』に大型化(最大リフレッシュレート144Hz)。LIPO技術を採用することで、4辺のベゼルを『1.5mm』に抑えて画面占有率『約94.5%』を実現。没入感を高めています。

ディスプレイガラスやフレームの強化で耐傷性及び剛性が向上

防塵防水規格は最高クラスの『IP68(最大3m, 30分)』に準拠。日常の水濡れリスクを幅広くカバー。

ディスプレイガラスはCorning社のGorilla Glass 5から『Gorilla Glass 7i』へとアップデート。耐傷性が向上しています。

さらに高強度アルミ合金フレーム+ガラス繊維バックの組み合わせで落下耐性を強化。フレームは281N/mmから『330N/mm』へと約17%剛性がアップ。同じ力をかけた際にXiaomi 14T Proより曲がりにくくなっています。

Xiaomi オフラインコミュニケーションにより通信圏外でも音声通話が可能に

Xiaomiオフラインコミュニケーションは、ネットワーク圏外(Xiaomi 15T Pro同士で最大1.9km)でも通話モードを使用して音声通話を可能にする機能(SIMとXiaomiアカウントへのログインが必須)。

同機能は2025年9月24日から順次OTAアップデート経由で提供(リリーススケジュールは国によって異なる場合がある)。接続性の限界を押し広げます。

望遠でも撮りたい人にささるTシリーズの完成形的なスマートフォン

Xiaomi 15T Proは光学ズーム『5倍』に対応するペリスコープカメラを備え、『Leica(ライカ)』の世界観を拡大。より撮りたくなるスマートフォンへと進化。

Dimensity 9400+の『NPU 890』『Imagiq 1090』やAISP 2.0がズーム・HDR画質を底上げし、『Immortalis-G925 MC12』がゲーム環境を効率化。難易度の高いシーンでのパフォーマンスアップに注力。

HyperOSのAI群は『文字起こし』から『編集』『翻訳』までを網羅。さらにSurge T1S+オフライン通話の『つながる力』で、フィールドワークの安心感をプラス。

『撮る』『遊ぶ』『繋がる』を一台で満たすXiaomi 15T Pro。スマートフォンユーザーの現実解に沿ったハイエンドと言えるでしょう。

Xiaomi 15T Pro(グローバルモデル)の主な仕様

サイズ / 重量162.7 × 77.9 × 7.96mm / 210g
カラーブラック / グレー / モカゴールド
防水防塵IP68(水深3m/30分防水、防塵)

カメラ

メイン(広角)50MP / f1.62 / 23mm相当 / Light Fusion 900 / 1/1.31型 / OIS
望遠(ペリスコープ)50MP / f3.0 / 115mm相当 / 光学5倍 / 光学レベル10倍 / 最大100倍ズーム / OIS
超広角12MP / f2.2 / 15mm相当 / FOV120°
フロント32MP / f2.0 / 21mm相当 / 視野角90°

プロセッサ・メモリ・ストレージ

SoCMediaTek Dimensity 9400+(3nm)
CPU最大3.73GHz
GPUArm Immortalis-G925 MC12
NPUMediaTek NPU 890
メモリ最大12GB LPDDR5X
ストレージ256GB / 512GB / 1TB(UFS 4.1)

ディスプレイ

サイズ6.83インチ AMOLED
解像度2772 × 1280(1.5K)、447ppi
リフレッシュレート最大144Hz
タッチサンプリング最大480Hz
ピーク輝度3200nits
保護Corning Gorilla Glass 7i
表示DCI-P3、HDR10+、Dolby Vision
認証TÜV Rheinland低ブルーライト / フリッカーフリー / サーカディアン認証

バッテリー・充電

容量5500mAh
有線充電90W(約36分で100%)
ワイヤレス充電50W(約56分で100%)
冷却Xiaomi 3D IceLoop

オーディオ

スピーカーデュアルスピーカー
マイク3マイクアレイ
対応Dolby Atmos / Hi-Res / Hi-Res Wireless

通信・SIM

SIMデュアルSIM(nano + nano / nano + eSIM / eSIM + eSIM)
5GSA/NSA:n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n25/n26/n28/n38/n40/n41/n48/n66/n71/n75/n77/n78
LTEFDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/66/71
TDD:B38/39/40/41/42/48
WCDMAB1/2/4/5/6/8/19
GSM2/3/5/8
Wi-FiWi-Fi 7
Bluetooth6.0(デュアル)
NFC対応
位置測位GPS / BeiDou / Glonass / Galileo / QZSS / NavIC

ソフトウェア・その他

OSXiaomi HyperOS(出荷時v2、v3へOTA予定)
特殊チップSurge T1S(通信最適化)、Surge P3(充電制御)
耐久性高強度アルミフレーム + ガラスファイバー背面、フレーム剛性330N/mm

関連リンク

Xiaomi Global

瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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