日本でも存在感を増すXiaomi！新製品発表会(2025下期)まとめ。15Tシリーズは驚きの早さで発売開始

2025年9月26日

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2025年9月26日（金）、Xiaomi Japanはベルサール秋葉原において『Xiaomi 新製品発表会(2025下期)』を実施しました。外に面した空間で行われたので屋内のような圧迫感が無く、いい意味で敷居が下がったような感覚を受けました。

用意された席はほぼ埋まっており、すっかり日本でも人気メーカーとして定着した印象のXiaomi。プレゼンテーションは分かりやすく、あっという間に時間が過ぎました。

これまでは海外リリースより少し時間が経ってから発売されていたTシリーズが、なんと国内発表とほぼ同時に発売開始（海外発表の2日後）。現地販売も行っていたので、私はXiaomi 15T Proを1台購入しました（ポータブルフォトプリンター Proのおまけつき）。

同発表会は、Xiaomiが掲げる『Innovation for Everyone（すべての人にイノベーションを）』の理念に基づき、『スマートな暮らしを人々に届ける』というビジョンを強調内容に。詳細は下記の通り。

Xiaomiのグローバルな成長と戦略

成長：この15年間で着実な成長を遂げ、特に今年第2四半期は過去最高の成長を達成し、5四半期連続で前年同期比30%超の成長を記録。
投資とコミットメント：この成長の原動力の一つは、揺るぎない技術基盤へのコミットメント。
- 過去5年間でAI、AI OS、チップセットに110億ユーロ（約2兆円）を投資。
- 今後5年間でさらに240億ユーロを追加投資する予定。
市場実績：このコミットメントの結果、
- スマートフォン市場で世界第3位の地位を5年間維持。
- ウェアラブル市場で世界第1位。
- タブレット市場でトップ4入りを果たした。
エコシステム：Xiaomiのプラットフォームに接続されたスマートデバイス（スマートフォンとタブレット以外）はまもなく世界で10億台に達する見込み。

新戦略：電気自動車（EV）の発売に伴い、「Human × Car × Home」（人 × 車 × 家）を組み合わせたエコシステム戦略をXiaomiの揺るぎない戦略の柱として位置づけ。今回はこのEV（SU7 Ultra）を日本で初展示。

Xiaomi Japanの取り組み

POCOシリーズ：今年の大きなチャレンジの一つとして、ゲーミングなどに特化したPOCOシリーズの本格展開があり、すでに5機種を発売し、好調に推移。
フラッグシップ：最上位モデル『Xiaomi 14 Ultra』『Xiaomi 15』をグローバルとほぼ同時期に発売。
ブランド提携：ライカカメラジャパンとの協力で『Xiaomi MasterClass』を実施し、製品を売るだけでなく、写真撮影の楽しさも提供。
スマートデバイス：スマートフォン以外の製品も好調で、今年に入ってすでに80を超えるSKU（製品単位）を発売し、ホームデバイスのラインナップを拡大。
直営店：日本初の『Xiaomi Store（シャオミストア）』をオープンし、スマートデバイスを含むXiaomi製品を一箇所で購入できる『ワンストップ体験』を提供開始。

新製品発表：Xiaomi 15Tシリーズ

発表の目玉となったのは、最新のフラッグシップスマートフォン『Xiaomi 15T Pro』と『Xiaomi 15T』。

1. 新OS「Xiaomi HyperOS 3（ハイパーOS 3）」の導入

Xiaomi 15Tシリーズは、次世代OS『Xiaomi HyperOS 3』を搭載する最初のデバイスの一つ。

デザイン：より直感的で美しいデザインに刷新。特に『Xiaomi Hyper Island』という機能が特徴で、マルチタスクや通知管理を効率的に。
相互接続性：スマートフォンとタブレット、そしてMacBookなどのApple製品とも連携が強化され、デバイス間の操作がシームレスに。
AI機能：さらにスマートで強力なAIを搭載。テキスト作成、音声機能、検索、画像処理など、日常のあらゆるシーンでAI体験がより自然に進化。

2. Xiaomi 15T Pro

フラッグシップの性能と最高のカメラシステムを搭載したモデル。

特徴	詳細
カメラ	ライカ（Leica）との共同開発。メインカメラに5000万画素センサーを搭載。光学5倍のライカプロ望遠レンズをTシリーズとして初めて搭載し、遠くの被写体も高画質で捉えられるように。全焦点距離でHDR 10+に対応し、プロレベルのビデオ機能も強化。
パフォーマンス	MediaTek Dimensity 9400+プロセッサーを搭載し、ゲームや高度な画像処理にも十分なパワーを提供。
バッテリー	5500mAhの大容量バッテリーを搭載。90Wのハイパーチャージでわずか15分で50%まで充電可能。
ディスプレイ	6.83インチの大型パネル、1.5K解像度、144Hzのリフレッシュレート。
独自機能	『Xiaomiオフラインコミュニケーション』に対応し、電波が届かない場所でもXiaomi 15Tシリーズ同士で通話が可能（現時点ではTシリーズ限定）。
日本向け	おサイフケータイ（FeliCa）対応
価格	前世代から据え置きとなる109,800円（税込）〜

3. Xiaomi 15T

Xiaomi 15T Proと多くの点で共通しつつも、価格を抑えたハイエンドモデル。

特徴	詳細
カメラ	ライカ共同開発のトリプルカメラを搭載。望遠レンズは46mm相当。
パフォーマンス	MediaTek Dimensity 8400+プロセッサーを搭載。
バッテリー	5500mAhの大容量バッテリー。67Wのターボチャージに対応。
ディスプレイ	120Hzのリフレッシュレート（Proは144Hz）。
日本向け	おサイフケータイ（FeliCa）非対応
価格	64,800円（税込）〜

その他の主要な新製品

カテゴリ	製品名	主な特徴	価格（税込）
ウェアラブル	Xiaomi Open-Ear Stereo Pro	開放型ながら音漏れを抑制し、高音質を両立したオープンイヤー型イヤホン。	19,980円
	Xiaomi Watch S4 (41mm)	薄さ9.5mm、重さ32gの小型・軽量スマートウォッチ。HyperOS 3対応。	19,980円～
タブレット	Xiaomi Pad Mini	8.8インチのフラッグシップコンパクトタブレット。高性能プロセッサー搭載。	74,980円～
	Redmi Pad 2 Pro	12.1インチの大型ディスプレイと12000mAhバッテリーを搭載したエンタメ向けタブレット。	39,980円～
スマート家電	Xiaomi TV S Pro Mini LED 2026	量子ドットMini LEDを搭載した超高画質チューナーレススマートテレビ。	99,800円～
	Xiaomi ロボット掃除機 5 Pro	2万パスカルの強力吸引力、サイドブラシの絡まり防止機構、AI障害物回避機能を持つフラッグシップモデル。	108,000円

Xiaomi Japanからの発表（アフターサービス・展開）

アフターサービス強化：
- 下取りプログラム：株式会社ベルロックと協業し、スマートフォン下取りサービス『にこスマ買取り for Xiaomi』を開始。
- Xiaomi Care：通常のメーカー保証ではカバーできない物損を保証するサービス『Xiaomi Care』を本日より開始。
Xiaomi Storeの拡大：現在2店舗を運営中ですが、年内にさらに3店舗の追加を予定。来年には大阪と名古屋への出店も計画し、店舗拡大を加速する方針。