Googleは、2023年10月4日に『Made by Google』を開催。同イベントでは最新スマートフォン『Pixel 8』『Pixel 8 Pro』が登場する見込みです。
信用度の高いメディアANDROID AUTHORITYは、同端末が搭載予定の『Tensor G3(コードネームはzuma)』の構成につき、下記の通りまとめています。
CPU
Tensor G3 (zuma) | Tensor G2 (gs201) | Tensor (gs101) | |
Big cores | 1x Cortex-X3 @ 3.0GHz | 2x Cortex-X1 @ 2.85GHz | 2x Cortex-X1 @ 2.8GHz |
Mid cores | 4x Cortex-A715 @ 2.45GHz | 2x Cortex-A78 @ 2.3GHz | 2x Cortex-A76 @ 2.25GHz |
Little cores | 4x Cortex-A510 @ 2.15GHz | 4x Cortex-A55 @ 1.8GHz | 4x Cortex-A55 @ 1.8GHz |
GPU
Tensor G3 (zuma) | Tensor G2 (gs201) | Tensor (gs101) | |
GPU Core Model | Immortalis-G715 | Mali-G710 | Mali-G78 |
Core Count | 10 | 7 | 20 |
Frequency (shaders) | 890MHz | 848MHz | 848MHz |
また、9to5Googleによると、Tensor G3の製造は前モデルから継続してSamsungが担当。プロセスサイズはTensor G2の5nmから『4nm』に微細化される見込み。
4nmプロセスについては、歩留まり(良品)率に懸念のあるSamsung。しかしDGB Financial Group系列のHi Investment & Securitiesは、2023年時点でSamsung(4nm)の歩留まり率が実用レベルの『75%』まで改善されたと報道。
Tensor G3にはGoogleとSamsung2社の命運がかかっているので、品質管理に関してはこれまで以上にシビアになっていると予想。そういったことを考慮すれば、歩留まり率の改善は想定内と言えるでしょう。
歩留まり率に加え、性能も大幅に向上するとみられる『Tensor G3』。Tensor G2は、ビッグコアに初代Tensorと同じ『Cortex-X1』を採用。それがTensor G3ではSnapdragon 8 Gen 2と同じ『Cortex-X3』にアップグレード予定。
ミドルコアはクロック周波数2.4GHzの『Cortex-A715』を4つ搭載。Snapdragon 8 Gen 2は『Cortex-A715(2.8GHz)』2つ、『Cortex-A710(2.4GHz)』2つといった構成。
Cortex-A715はCortex-A710から電力効率を『20%』向上させた後継モデルなので、Tensor G3が持つミドルコアの効率性は、Snapdragon 8 Gen 2を上回る可能性が高いということです。
リトルコアは、クロック周波数2.15GHzの『Cortex-A510』を4つ採用。Snapdragon 8 Gen 2もCortex-A510ですが、クロック周波数は2GHz。リトルコアの処理能力も、Tensor G3が上回りそう。
記事が見つかりませんでした。
ちなみに2.15GHzというクロック周波数は、エントリークラスのメインコアに相当。効率性に優れるリトルコアを活用することで、電池持ちや発熱が改善されます。
3Dゲームプレイ環境に大きな影響を与える『GPU』にも注目。Arm社の『Immortalis-G715』は、最上位モデルMali-G715から性能と電力効率を『15%』向上させたハイエンド向けのGPU。
iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxが搭載している『A17 Pro』は、Apple社のSocとしてハードウェアベースのレイトレーシング(光線を追跡してより現実に近い光の屈折や反射を実現する技術)に初対応。Immortalis-G715もArm社ではじめて同技術をサポートしています。
Tensor G2は『ミドルクラス上位』程度の性能なので、最上位のPixel 7 Proですら原神(グラフィク最高、60FPS)を高フレームレートで長時間プレイするのは不可能でした。
Pixelシリーズのストロングポイントは『カメラ性能』の高さ。よって『ハイエンドの深追い』はしないだろうと個人的には予想していたのですが、『Pixel 8』『Pixel 8 Pro』は『バリバリゲームが遊べるハイエンドモデル』に生まれ変わりそう。
これまでは『3DゲームをするならiPhone』『写真を撮るならPixel』でしたが、『Pixel 8』『Pixel 8 Pro』の登場によりその『通説』が破壊される予感。
現時点で『iPhone 15 Pro』『iPhone 15 Pro Max』『Pixel 8』『Pixel 8 Pro』どれを買うか迷っている人は、『Made by Google』を待ちましょう。2023年10月4日に全てが明らかになります。
Pixel 7、Pixel 7 Proの主要スペック
Pixel 7 | Pixel 7 Pro | |
---|---|---|
Soc | Google Tensor G2 | Google Tensor G2 |
容量 |
|
|
電池 | 4,355mAh(有線充電:最大21W 無線充電:最大20W) | 5,000mAh(有線充電:最大23W 無線充電:最大20W) |
重量 | 197g | 212g |
画面 |
|
|
カメラ | メイン(広角)カメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
|
メイン(広角)カメラ
超広角カメラ
望遠カメラ
フロントカメラ
|
オーディオ |
|
|
防水防塵 | IP68 | IP68 |
Bluetooth | 5.2 | 5.2 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz、HE160、MIMO | Wi-Fi 6(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz、HE160、MIMO |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
SIM | nano SIM+eSIM | nano SIM+eSIM |
Google Pixel 7にお勧めなSIM
- 5G Sub-6: 対応バンド n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 14 / 20 / 25 / 28 / 30 / 38 / 40 / 41 / 48 / 66 / 71 / 75 / 76 / 77 / 78
- LTE: 対応バンド B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71
- UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
- GSM / EDGE クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)、Band n257(◎)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n257(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n257(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n257(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
Google Pixel 7 Proにお勧めなSIM
- 5G Sub-6: 対応バンド n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 14 / 20 / 25 / 28 / 30 / 38 / 40 / 41 / 48 / 66 / 71 / 77 / 78
- 5G mmWave: 対応バンド n257 / n258 / n260 / n261
- LTE: 対応バンド B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71
- UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
- GSM / EDGE クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)、Band n257(◎)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n257(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n257(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n257(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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