2024年5月9日(木)、Xiaomi(シャオミ)は日本市場に向けてミドルクラス上位の性能を持つスマートフォン『Redmi Note 13 Pro+ 5G』をリリースしました。発売開始は2024年5月16日(木)から。
『オーロラパープル』『ミッドナイトブラック』『ムーンライトホワイト』の3色展開。市場想定価格は8GB/256GB『59,800円(税込)』、12GB/512GB『74,800円(税込)』。
Xiaomiが2021年4月16日に日本で発売を開始した『Redmi Note 10 Pro』は、3万円台半ばという廉価な価格帯ながら、カメラとディスプレイの性能はハイエンドという革新的なモデルでした。
2022年5月19日には、その後継となるRedmi Note 11 Pro 5Gが登場。急激に進んだ円安コスト高の影響を受けて、市場想定価格は『44,800円(税込)』に上昇。
充電速度を『最大67W』に引き上げたり『おサイフケータイ(FeliCa)』をサポートするなど着実なアップデートを遂げつつも、ディスプレイが『HDR非対応』になるなどやや後退ととれる部分も。
本来Redmi Note 11 Pro 5Gの後継となるはずだった『Redmi Note 12 Pro 5G』は、過度な円安が止まらぬ影響か日本リリースをスルー。この時はRedmi Noteシリーズにややブレーキがかかった印象を受けました。
このまま日本での存在感が薄れてしまうのではないかと危惧していた矢先、『Redmi Note 13 Pro 5G(UQモバイル、auの専売)』と上位モデルの『Redmi Note 13 Pro+ 5G』が同時に爆誕。
オープンマーケット版のRedmi Note 13 Pro+ 5Gは一体どんなスマートフォンなのか。主なスペックからRedmi Note 11 Pro 5Gとの違いを紐解いていきます。
ここから書いてある内容一覧
- Xiaomi Redmi Note 13 Pro+ 5GとXiaomi Redmi Note 13 Pro 5Gの主な仕様
- AnTuTu Benchmarkのトータルスコアが30万近く上昇
- 大幅な処理能力向上に合わせて放熱性強化
- メモリ、内蔵ストレージをハイエンド仕様にアップグレードしつつ大容量化
- 最大120Wの神ジューデン対応!充電チップ採用で効率性アップ
- 色の深み、精細さ、感度、明るさ、耐傷性と全方位に進化したディスプレイ
- 光量の増加や手ブレ補正の強化により、高解像度撮影時の環境をしっかりと整備したメインカメラ
- 最高水準の防塵防水規格に準拠。超円安下において5万円台はありえない安さ
- 関連リンク
Xiaomi Redmi Note 13 Pro+ 5GとXiaomi Redmi Note 13 Pro 5Gの主な仕様
Xiaomi Redmi Note 13 Pro+ 5G | Xiaomi Redmi Note 11 Pro 5G | |
Soc | MediaTek Dimensity 7200-Ultra(4nm) | Qualcomm Snapdragon 695 5G(6nm) |
容量 | 8GB/256GB、12GB/512GB
|
6GB/128GB
|
電池 | 5,000mAh | 5,000mAh |
充電速度 | 最大120W(充電器同梱) | 最大67W(充電器同梱) |
重量 | 約204.5g | 約202g |
画面 |
|
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
|
メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
|
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
防塵防水 | IP68 | IP53 |
センサー | 近接センサー | 360°外光センサー | 加速度センサー | 電子コンパス | 赤外線ブラスター | ジャイロスコープ | X 軸リニアモーター | 近接センサー | 環境光センサー | 加速度計 | 電子コンパス | IR ブラスタ | ジャイロスコープ |
スピーカー | デュアルスピーカー(Dolby Atmos対応) | デュアルスピーカー(Dolby Atmos対応) |
ネットワーク | Wi-Fi 6 / Wi-Fi 5 / Wi-Fi 4 / 802.11a/b/g/n/ac | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.3 | 5.1 |
SIM | nano SIM + eSIM | NanoSIM カード×2 |
指紋認証 | 画面内、AI顔認証 | 側面、AI顔認証 |
Micro SDカード | 非対応 | 対応 |
位置情報 | BeiDou B1、GPS L1、Galileo E1、GLONASS G1、QZSS L1、AGNSS A-GPS、A-GLONASSS、A-BDS | GPS L1、Glonass G1、BDS B1、Galileo E1 |
AnTuTu Benchmarkのトータルスコアが30万近く上昇
スマートフォンの性能を決めるSocには、MediaTek社の『Dimensity 7200-Ultra』を搭載。AnTuTu Benchmark(Ver.10)の公式ランキングを参考にすると、Redmi Note 13 Pro+ 5Gのトータルスコアは『729,683』。
Snapdragon 695 5Gを搭載するRedmi Note 11 Pro 5GのAnTuTu Benchmark実測値は『443,776』。別モデル並みの次元まで処理能力が向上していることを、代表的なベンチマークアプリが数値で実証しています。
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大幅な処理能力向上に合わせて放熱性強化
高い処理能力は『発熱』を伴いやすくなります。熱が内部で放熱出来ずにいると、温度センサーがそれを検知してSocのパフォーマンスを低下させるというのが一般的。
高いパフォーマンスを維持するには『熱処理』が重要に。Redmi Note 13 Pro+ 5Gには『約4,000m㎡』のVC(ベーパーチャンバー)ヒートシンクと『11,000m㎡』のグラファイトエリアを用意。『Redmiシリーズで最高の冷却性能』と公式に紹介されています。
メモリ、内蔵ストレージをハイエンド仕様にアップグレードしつつ大容量化
メモリとストレージの規格は『LPDDR5』『UFS3.1』にそれぞれ刷新。Redmi Note 11 Pro 5Gが採用している『LPDDR4X』『UFS2.2』はエントリーからミドルクラス向けの規格ですが、Redmi Note 13 Pro+ 5Gではそれがハイエンドよりに。
LPDDR5はLPDDR4Xと比較して最大『1.5倍』のピン速度、UFC3.1は前世代と比較して最大『3倍』の書き込み速度をサポート。データ処理の迅速化により5G環境がより円滑に。
規格を刷新しただけでなく、メモリ容量は6GBから『8GB』『12GB』、ストレージ容量も128GBから『256GB』『512GB』に大容量化。Micro SDカードには非対応となりましたが、読み書き速度は内蔵ストレージ(UFS3.1)の方がはるかに高速。
つまりMicro SDカードで128GB増量するよりも、内蔵ストレージ容量を増やした方が動作効率や体感速度は上がります(最近はUSB Type-Cコネクタ採用のSSDやメモリースティックも増えている)。
最大120Wの神ジューデン対応!充電チップ採用で効率性アップ
充電最大速度は、67Wからついに『120W』の神ジューデンに進化(充電器同梱)。120Wの超急速充電を可能にしているのが、自社開発チップ『Surge P1』です。
Surge P1を採用することでエネルギー損失を削減。充電効率の向上はバッテリーの寿命を延ばすことに繋がります。5,000mAhの大容量電池をフル充電するのにかかる時間は最短でわずか『19分』。バッテリーの劣化を遅らせる『Battery Health 3.0』にも対応しています。
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色の深み、精細さ、感度、明るさ、耐傷性と全方位に進化したディスプレイ
ディスプレイは色深度が『12bit』となり(Redmi Note 11 Pro 5Gは言及されていないので恐らく8bit)、1画素あたり『687億色』以上の表示が可能に(解像度は2,712×1,220pxに高精細化)。
ゲームモード設定時の瞬間的なタッチサンプリングレート(1秒間に画面がタッチに反応する回数)は最大『2,160Hz』。Soc性能の向上に合わせ、ゲームプレイ時のパフォーマンスに関しても配慮がなされています。
ピーク輝度は『1,800ニト』まで向上し、『DOLBY VISION』『HDR 10+』といったHDRの上位規格をサポート。PWM調光周波数を『1,920Hz』まで高めることで、フリッカー(視覚的なちらつき)対策もしっかりと。
ディスプレイガラスはRedmi Note 11 Pro 5GのGorilla Glass 5から『Gorilla Glass Victus』へ。Gorilla Glass Victusは、Gorilla Glass 6比較で最大4倍の耐擦傷性を有します。ちなみにハイエンドモデル『Xiaomi 13T Pro』が採用するディスプレイガラスはGorilla Glass 5です。
光量の増加や手ブレ補正の強化により、高解像度撮影時の環境をしっかりと整備したメインカメラ
メインカメラの解像度は1億800万画素から『2億画素』へ。ただし『高解像度化しただけ』でははっきり言って意味なし。重要なのは『光量の増加』が伴っていること。
Redmi Note 11 Pro 5Gのメインカメラはイメージセンサーサイズが『1/1.52インチ』。ミドルクラスにしては大きめです。Redmi Note 13 Pro+ 5Gではそこからさらに大型化して『1/1.4インチ』に。
加えてレンズも『F1.9』から『F1.65』に大口径化し、取り込める光の量を増やしています。
スマートフォンのメインカメラは(Redmi Note 13 Pro+ 5Gを含む)、複数のピクセル(画素)を統合するビニング機能に対応する場合が殆ど。画素を統合するとその分光量が増えて明瞭化。
高解像度(Redmi Note 13 Pro+ 5Gでは2億画素)撮影時には1画が独立するので、光量が足りないと『画質の劣化』『手ブレ』を引き起こす原因に。
Redmi Note 13 Pro+ 5Gは『イメージセンサー』『レンズ』のアップグレードに加え、『光学式』『電子式』のデュアル手ブレ補正を導入。『高解像度撮影時』の環境をハード、ソフトの両面で整備しています。光学グレードな最大『4倍ロスレスズーム』の実現はこれらありきと言えるでしょう。
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最高水準の防塵防水規格に準拠。超円安下において5万円台はありえない安さ
日本向けの機能向上としては、最高水準となる『IP68』の防塵防水規格に準拠。従来のハイエンドスペックをより強化しつつ、実用性を高めたRedmi Note 13 Pro+ 5G。
『59,800円~』という価格設定は、超円安下の昨今を鑑みれば信じられない安さ。スーパーミドルの登場で、Redmi Noteシリーズ完全復活なるか!