前世代から数多くのアップデートを遂げている『OPPO Reno11 A』。AnTuTu Benchmarkのトータルスコアは遂に『60万』超え。『CPU』『GPU』の性能アップに加え、内蔵ストレージ(ROM)をUFS2.2から『UFS3.1』にアップグレードしたことが、全体的にスコアを底上げ。
ディスプレイのタッチサンプリングレート(1秒間に画面がタッチに反応する回数)は最大180Hzから『240Hz(公式値)』へ。
単純に『タッチ感度を高めている』というだけでなく、OPPO Reno11 Aでは『負荷をかけずに体感速度を上げる』工夫が垣間見られます(ウインドウの開閉速度をはやめるなど)。効率性を重視した正しい進化を目指していると言えるでしょう。
タッチサンプリングレートだけでなく、『リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換え可能な回数)』もOPPO Reno9 Aの90Hzから『120Hz』に向上。これは1秒間に最大『30コマ』滑らかに表示可能になったことを示します。
元々スマートフォンのリフレッシュレートは『60Hz』が標準でしたが、2024年時点では最大90Hz~120Hz程度が主流(144Hzのハイエンドも徐々に増えている)。一度高いリフレッシュレートに慣れてしまうと、60Hzの端末を操作した時に『眼が疲れるな』と感じます(私の場合)。
滑らかに表示出来ることが『高いリフレッシュレート』に対応するディスプレイのメリット。しかし画面の書き換え回数は『消費電力』に比例。つまり60Hzよりも『120Hz』設定時の方が『電池が減りやすくなる』ということです。
おおよそのスマートフォンは、表示内容(アプリ)に合わせてリフレッシュレートを自動調整。最大120Hzのリフレッシュレートに対応するスマートフォンだと『自動』『60Hz』『120Hz』といった画面設定が一般的。
自動調整方法は端末・メーカーによって異なります。例えばXのリフレッシュレートが『90Hz』に調整されていて、それを『120Hz』に変更したい場合は、『自動』『60Hz』『120Hz』の中から120Hzを選ばなければなりません。