
Xiaomiより
最新ハイエンドSoc&3Dパッケージテクノロジーを採用する中身の濃いスマートフォン
2025年3月13日(木)、Xiaomi(シャオミ)が日本市場に向けて複数のアイテムをリリースしました。そのうちの一つが『Xiaomi 15』。
日本でもお馴染みの『Tシリーズ』と比較して、一回り小さい『6.36インチ』のディスプレイを搭載するハイエンドスマートフォンです。
直販価格は12GB/256GBモデルが『123,000円(税込)』、12GB/512GBモデルが『138,000円(税込)』。カラーはグリーン、ブラック、ホワイト、リキッドシルバー(512GBのみ)の4色展開。
Socは3nmプロセスで製造された『Snapdragon® 8 Elite Mobile』。5,240mAhの大容量電池を搭載しつつ、『3Dパッケージテクノロジー』の採用によりベゼル幅を『1.38mm』に抑え、持ち運びしやすい200g以内(約191g〜192g)の重さを実現しています。
メインカメラ目的ならXiaomi 14T Proで良し。目当てはあくまでフローティング
注目すべきはLeicaと共同開発した『カメラ』です。構成は『メイン(広角)』『60mmフローティング望遠』『超広角』といった3眼仕様。
メインカメラは『イメージセンサー:Light Fusion 900』『レンズのF値:1.62(23mm相当)』。これはXiaomi 14T Proに近い構成です。

画像を処理するISPはQualcommとMediaTekで異なりますが、最近は最適化が進んでいるので『劇的な画質差』にはならないと予想。
Xiaomi 15の強みとなるのが『望遠カメラ』。最上位(Ultra)モデルが採用している『フローティング機構』を導入。望遠カメラ内で物理的にレンズをシフトすることで、『近距離(10cm〜)』『遠距離(無限)』のどちらにもピントを合わせられます。
日本では未登場の前世代(Xiaomi 14)と比較して、ダイナミックレンジは『+100%』に拡大。望遠カメラにしては『F2.0』と明るめのレンズを採用しており、光学式手ブレ補正を備えるのも特徴です。

フローティング望遠カメラは、離れた距離から接写が可能な『テレマクロ撮影』に対応。
一般的なマクロ撮影は、ギリギリまで被写体に寄ることで『歪み』が発生しやすくなります。テレマクロは望遠機能を利用するので、被写体の形状が崩れにくく『影が入りづらい』といったメリットも。
メインカメラのみを目的とするなら、『おサイフケータイ』を使えるXiaomi 14T Pro。『カメラ性能』を最優先するなら、Xiaomi 15 Ultraの方が個人的にはお勧め。

Xiaomi 15は6.36インチの筐体で『Snapdragon® 8 Elite Mobile』『フローティング望遠カメラ』を搭載することが、尖ったストロングポイントだと考えます。
フローティング望遠カメラでは、一体どういった写真が撮れるのか。Xiaomi 14 Ultraのフローティング望遠カメラ(Xiaomi 15とスペックは若干異なる)で撮った作例をご覧ください。
