去年3万円台でiPadを買った人は勝ち組か!?第10世代は7万円弱に。見た目が良くてUSB-CだけどAirの焼き直し感

iPad 第10世代

Appleより

Appleが10月19日、ベーシックモデルとなるiPadを『第10世代』に刷新。カラーは『シルバー』『ピンク』『ブルー』『イエロー』の4色展開。『第9世代』は第10世代と併売。それぞれの販売価格は下記の通り。

iPad(第10世代)販売価格

Wi-Fiモデル

64GB:68,800円(税込)

256GB:92,800円(税込)

Wi-Fi+Cellularモデル

64GB:92,800円(税込)

256GB:116,800円(税込)

 

iPad(第9世代)販売価格

Wi-Fiモデル

64GB:49,800円(税込)

256GB:71,800円(税込)

Wi-Fi+Cellularモデル

64GB:69,800円(税込)

256GB:91,800円(税込)

Wi-Fiモデルで比較をすると、第10世代は64GB『+19,000円』、256GB『+21,000円』の値上げが行われています。私は2021年10月に第9世代(64GB)を注文しており、当時の価格は『39,800円(税込)』。1年後の世代交代で『+29,000円』の値上げが行われた事に。驚愕です。

iPad注文情報

第10世代ではどういったアップグレードが行われているのか。簡潔にまとめてみました。

iPad 第9世代から第10世代への進化ポイント

  • 充電コネクタをLightningからUSB-Cに変更
  • SocをA13 BionicからA14 Bionicに変更
  • ディスプレイサイズが10.2インチから10.9インチに大型化
  • リアカメラが800万画素から1,200万画素に高解像度化。4K60fpsの動画撮影に対応
  • HDRをスマートをHDR 3にバージョンアップ
  • 指紋認証を電源ボタンに統合
  • Bluetoothを4.2から5.2にバージョンアップ
  • Wi-Fi 6をサポート
  • Magic Keyboardに対応

A13 BionicはiPhone 11シリーズ、iPhone SE(第2世代)、A14 BionicはiPhone 12シリーズが採用していたSocです。デバイスの性能をトータルで示すAnTuTu BenchmarkのスコアはiPad(第9世代)の時点ですでに60万超え。3Dゲームをプレイするにも問題のない程度。

iPadの処理能力

AnTuTu BenchmarkでiPad(第9世代)を実測

iPad(第10世代)では高解像度時のフレームレートが上がるなど細かい利点はありますが、グラフィック品質を追求するなら『M1』『M2』を採用しているiPad AiriPad Proを購入すべき。一般的な使い方であればiPad(第9世代)で十分です。

iPad Air

Appleより

メインアップデートはSorより『コネクタ』と『見た目のデザイン』か。iPhone 14シリーズで『ガッカリ』の声が相次いだLightningが、ようやく汎用的な『USB-C』に。しかしiPadの場合は、このUSB-Cへの変更が一部ユーザーにとってデメリットに。

iPad(第10世代)が対応しているApple Pencilは第1世代。充電コネクタが『Lightning』です。第9世代であれば本体で直接充電出来たのに、第10世代では『USB-C – Apple Pencilアダプタ』の使用が必要。

ApplePencil

右下がUSB-C – Apple Pencilアダプタ(Appleより)

画面下に備えられていた指紋認証は、上部トップボタンに統合されました。その分ベゼルが狭くなり0.7インチ画面表示領域が拡大。

iPad 10世代

Appleより

利便性の向上で言えばWi-FiとBluetooth。第10世代は『Wi-Fi 6』『Bluetooth 5.2』をサポートしています。Wi-Fi 62.4GHz帯/5GHz帯どちらにも対応しつつ、最大通信速度を『9.6Gbps』に引き上げ。複数の端末と同時に通信可能な『OFDMA』という技術を取り入れ、混雑時の通信環境を改善。

Bluetoothはバージョン『5.2』から最新音声規格『LE Audio』のサポート対象に。Bluetooth 5.3を採用するiPhone 14シリーズがアップデートでLE Audioに対応すると噂されており、そのタイミングでiPad(第10世代)にも何らかのサプライズがふってくるかも。

あわせて読みたい
iPhone 14は既存ユーザーが欲しくなる進化!LE Audioへの対応でAirPods Proあわせ買い触発か!? アメリカの大手テクノロジー企業Appleは、現地時間9月7日に『iPhone 14』シリーズのリリースを行いました。画面サイズが小さい『mini』の取り扱いが廃止となり、iPhone ...

iPad 第10世代を買うべき人

  • iPadの見た目を重視している
  • Lightningコネクタが煩わしい
  • Apple Pencilを使ってない
  • Wi-Fiに接続するデバイスを複数所有(ルーターがWi-Fi6対応)
  • Bluetoothで音楽を聴いている
  • より良いゲーム環境を求めている
  • お金に余裕がある

個人的にはiPad(第9世代)Apple Pencil(第1世代)を組み合わせた方がコストパフォーマンスは高いと感じます。iPadで7万弱は流石にちょっと・・・iPad Airの焼き直し感否めず。

あわせて読みたい
新iPadが高いと思った人はXiaomiのRedmi Padを検討しよう!ゲームしないAndroidユーザーは断然コレ 2022年10月19日、Apple社がiPadを『第10世代』にアップデートしました。ポートが従来のLightningから汎用的な『USB-C』へと変更され、指紋認証も画面下部から上部のトッ...

iPad 第10世代と第9世代のスペック

iPad 第10世代 iPad 第9世代
Soc A15 Bionic A14 Bionic
容量 64GB、256GB 64GB、256GB
駆動時間 Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生:最大10時間 Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生:最大10時間
画面 タイプ:液晶(IPS)
サイズ:10.9インチ
解像度:2,360 x 1,640ピクセル
最大輝度:500ニト(SDR)
Dolby Vision:対応
HDR10:対応
タイプ:液晶(IPS)
サイズ:10.2インチ
解像度:2,160 x 1,620ピクセル
最大輝度:500ニト(SDR)
Dolby Vision:対応
HDR10:対応
素材 ディスプレイ:ガラス
フレーム:アルミニウム
ディスプレイ:ガラス
フレーム:アルミニウム
カメラ リアカメラ:1,200万画素
フロントカメラ:1,200万画素
リアカメラ:800万画素
フロントカメラ:1,200万画素
センサー Touch ID、3軸ジャイロ、加速度センサー、気圧計、環境光センサー Touch ID、3軸ジャイロ、加速度センサー、気圧計、環境光センサー
位置情報 デジタルコンパス、Wi-Fi、iBeaconマイクロロケーション(全モデル共通)

GPS/GNSS、携帯電話通信(Wi-Fi+Cellularモデル)

 デジタルコンパス、Wi-Fi、iBeaconマイクロロケーション(全モデル共通)
スピーカー ステレオスピーカー(横向き) ステレオスピーカー
Wi-Fi Wi-Fi 6(802.11ax)、同時デュアルバンド(2.4GHz/5GHz)、MIMO対応HT80 Wi-Fi(802.11a/b/​g/n/ac)、デュアルバンド(2.4GHz/5GHz)、MIMO対応HT80
Apple Pencil 対応(第1世代) 対応(第1世代)
SIM  nano-SIM、eSIM(Wi-Fi+Cellularモデル) nano-SIM、eSIM(Wi-Fi+Cellularモデル)
対応バンド ※データ通信のみ(Wi-Fi+Cellularモデル)
5G NR(バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n20、n25、n28、n29、n30、n38、n40、n41、n48、n66、n71、n77、n78、n79)4 FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66、71)
TD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42、46、48)
UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)
※データ通信のみ(Wi-Fi+Cellularモデル)
UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)
ギガビット級LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、34、38、39、40、41、66)

この記事に関連するカテゴリー

Apple

格安SIMに関連する記事

  • URLをコピーしました!