2022年10月19日、Apple社がiPadを『第10世代』にアップデートしました。ポートが従来のLightningから汎用的な『USB-C』へと変更され、指紋認証も画面下部から上部のトップボタンへ移動。見た目はiPad Airに近づきました。
ただし対応しているApple Pencil(第1世代)のコネクタが『Lightning』なので、充電する際には変換アダプタが必要に。6万8800円(税込)~と前世代から大幅に値上げされた価格もネック。
SocにiPhone 12シリーズと同じ『A14 Bionic』を採用しているので、処理能力が高いのは間違いなし。3Dゲームもラクラクこなします。しかし3Dゲームや動画の編集をしない人にとっては間違いなく『高い買い物』に。
10月21日にXiaomiが3万円台~の低価格で日本投入した格安タブレット『Redmi Pad』とスペックを比較してみましょう。
Xiaomi Redmi PadとiPadの仕様
Xiaomi Redmi Pad | Apple iPad(第10世代)Wi-Fiモデル | |
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Soc | MediaTek Helio G99(6nm) | Apple A14 Bionic(5nm) |
容量 |
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電池 | 8,000mAh | 7,730mAh(28.6Wh) |
充電 | 18W | 20W |
重量 | 445g | 477g |
サイズ | 高さ:250.38mm 幅:157.98mm 厚さ:7.05mm |
高さ:254.69mm 幅:166.25mm 厚さ:6.85mm |
画面 |
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カメラ | リアカメラ
フロントカメラ
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リアカメラ
フロントカメラ
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コネクタ | USB Type-C | USB Type-C |
スマートペン | 非対応 | 対応(Apple Pencil第1世代) |
Bluetooth | 5.3 | 5.2 |
Wi-Fi | Wi-Fi 5 2.4GHz/5GHz | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
オーディオ | クアッド(4つ)スピーカー(Dolby Atmos対応) | ステレオスピーカー |
OS | MIUI for Pad | iPadOS 16 |
カラー | グラファイトグレー、ムーンライトシルバー、ミントグリーン | シルバー、ブルー、ピンク、イエロー |
iPad(第10世代)よりXiaomi Redmi Padを選ぶべきポイント
- 価格が安い(3GB/64GB:39,800円、4GB/128GB:44,800円)
- 軽くて持ちやすい(重量-32g、幅-8.3mm)
- 操作性が滑らか(リフレッシュレート+30Hz)
- Dolby Atmos対応クアッドスピーカー(スピーカー+2つ)
- Bluetoothのバージョンが最新(5.3)
- Androidスマートフォンと連携しやすい(Androidベース)
3Dゲームで遊んだりApple Pencilを使用するならiPad
2022年は物価が暴騰しています。よって『とりあえず買う』というのは絶対に避けましょう。『何に使うのか』を購入する前にまずはっきりさせるべき。
SocにMediaTek Helio G99を採用するRedmi Padは、タブレットの性能をトータルで示すAnTuTu Benchmarkのスコアが『315176(GrupoReviews参考)』。Xiaomi Redmi Note 10T、OPPO A54 5G、AQUOS sense6といったスマートフォンをやや上回る性能。
一般的な使い方であれば問題ありませんが、3Dゲームには不向きです。ゲーム目的であれば、GPU性能の高いiPadを選びましょう。
また、iPadはApple Pencilに対応しています。絵を買いたり手書きメモを多用している人もやはりiPad。ただし第10世代が対応しているApple Pencilは第1世代(Lightningコネクタ)であり、USB-Cポートに切り替わったiPad(第10世代)では直接充電が出来なくなりました。併売されている第9世代はLightning。5万円程度と手頃な価格で、Apple Pencilとの相性も良好です。
動画鑑賞や写真のプレビュー、ネットサーフィンがメインならRedmi Pad
『動画』を頻繁に観るならRedmi Pad。10.61インチの大型ディスプレイは10bit(10億色以上の表示)に対応し、タブレットではじめてグローバル認証企業のSGSから『低視覚疲労』の認証を受けています。
スピーカーは『Dolby Atmos』の効果を得られるクアッド仕様。上位モデルとなるXiaomi Pad 5もクアッド(4つ)スピーカーですが、通常のステレオスピーカー(2つ)と比較して臨場感は雲泥の差。映画を観るにも外部スピーカー要らず。YouTubeの声もよりハッキリと聞こえます。
電池容量が8,000mAhと大容量なので、一度のフル充電で最大『21時間』動画再生が可能。スマートフォンと併用すれば、かなり余裕のある使い方が出来るでしょう。
大画面のメリットは『分割表示』をしてもしっかりと情報を認識できるところ。スマートフォンだと文字が読みづらくなり、実用的に使えません。動画を観ながらニュースサイトを閲覧するなど、時間を効率的に使いたい人には断然タブレットがお勧め。
また、Redmi PadはBluetoothのバージョンが2022年10月時点で最新となる『5.3』。同バージョンでは重複した通信が制御されより省エネに。レスポンスも速くなっています。そしてBluetooth5.2~、Android 13~は最新音声規格『LE Audio』のサポート対象となるので、アップデートでさらに性能アップする可能性も。
タブレットは基本的にスマートフォンと組み合わせて使うもの。Redmi Padが採用するファームウェア『MIUI for Pad』はAndroidがベース(リリース時点でバージョンは12)なので、当然ながらAndroidスマートフォンとの連携がスムーズ。通勤中はスマートフォン、帰宅したらRedmi Padとシームレスな作業環境の移行が可能です。