Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)は、USB Type-Cコネクタを搭載する電池容量5,000mAhのモバイルバッテリー。色々と調べた結果、『最近のスマートフォンに最適な充電器だ』と判断して購入。
今回は、実際にAnker Nano Power Bank USB-Cを使用して感じた『メリット』『デメリット』を紹介していきたいと思います。
Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)実機レビュー!7つのメリットと3つのデメリット
カバンの内ポケットにすっぽり収まる絶妙なサイズ。日常的に違和感なく持ち歩けるモバイルバッテリー
サイズは一般的なBluetoothイヤフォン充電ケースより一回り大きい程度。カバンの小さめな内ポケットにすっぽり収まります。
重さを実際に測ってみると『101.45g』。公式値である102gを少しだけ下回りました。
10,000mAhを超える大容量モバイルバッテリーよりは間違いなく軽く、カバンの中に入れっぱなしでも違和感なし。『日常的に持ち歩く非常電源』にピッタリです。
コネクタ一体型は持ち運びに最適。接続時はしっかり安定
通常のモバイルバッテリーは『USB充電ケーブル』を別に持ち歩かなければなりませんが、Anker Nano Power Bank USB-CはUSB Type-Cコネクタ搭載型。
コネクタ部分は『折りたたみ式』なので、使わない時は畳んで収納することが可能。勿論USB充電ケーブルを持ち運ぶ必要もなく、『本体から直接』スマートフォンに給電出来ます。
充電している時に『グラつかないか』は少し心配でしたが、実際にスマートフォンと接続してみて『しっかり安定している』と感じました(数台試してケースのホール部分との干渉もない)。
充電しながら強めに振ってみて外れる気配なし。ただし奥までしっかり差し込まないと当然外れる可能性は上がりますし、充電自体開始されません。
USB Type-Cポートは給電と充電に両対応。ケーブルを使っった充電も出来る
USB Type-Cポートはモバイルバッテリー本体の『充電』だけでなく、スマートフォンへの『給電』にも対応しています。つまりAnker Nano Power Bank USB-Cは『USB Type-Cコネクタ』『USB Type-Cケーブル』という2通りの給電方法に対応しているということ。
本体のUSB Type-Cコネクタから給電する場合は、スマートフォン操作時に『スマートフォン』『モバイルバッテリー』をどちらも手に持つことになります。
モバイルバッテリーとしては『101.45g』と軽量な部類に入るAnker Nano Power Bank USB-Cですが、200gのスマートフォンに取り付けると合計で300g超え。
USB Type-Cケーブル(付属品)を使用すれば、モバイルバッテリーはカバンやポケットの中に入れたままでOK。手に持つ必要が無くなり『重さ』の部分を軽減。
私の場合は『非常電源』としての使い方がメインなので、今のところケーブルを持ち運ぶつもりは無いです。とはいえ、使い方は人によってそれぞれ異なります。『ケーブルからも充電出来る』という選択肢を用意しているところは、流石老舗充電器メーカーAnkerですね。
『見た目』だけでなく『手に持った時』にも感じられたデザインの良さ
Anker Nano Power Bank USB-Cは、スマートフォンにコネクタを直接接続して給電することが可能。つまり一般的なモバイルバッテリーと比較して『人目にさらされる機会』が断然多くなります。
もしデザインが不格好であれば、充電中無駄なストレスを感じることに。Anker Nano Power Bank USB-Cはシンプルかつ雑貨色の強い上品な見た目。マット加工されているので指紋も目立ちません。
横幅がスマートフォンに近いので、操作していて『手に触れる』部分は最小限。丸みを帯びたフォルムは見た目を向上させるだけでなく、手に触れた時の『柔らかさ』も計算されているのかなと感じました。
小型ながら出力がしっかりしている
Anker Nano Power Bank USB-CをPixel 8に接続してテスターで出力を測ってみたところ、本体のUSB Type-Cコネクタ経由では『18W』程度を維持(スマートフォンかモバイルバッテリーの温度が上がると9W程度に下がる)。
USB Type-Cケーブル(付属品)を使用した場合も出力は『18W』程度と変わらず。スマートフォンを使用しながら充電しても、それなりのスピードで電池残量が増えていきました。
5,000mAhは理想的な電池容量
電池容量4,575mAhのPixel 8を、電池残量『24%』の状態からAnker Nano Power Bank USB-Cで充電開始(本体のUSB Type-Cコネクタ使用)。1時間ちょっとで『83%』まで電池残量が増えました。
Pixel 8に関して言えば、6割程度の駆動時間を確保出来たということになります。一般的な使い方であれば、電池もちがそこまで良いとは言えない同端末でも『1日程度』は余裕で持つでしょう。
頻繁に持ち歩くなら、フル充電を目的とした200gの大容量モバイルバッテリーより、100gちょっとで『6割程度(端末の電池容量により異なる)』充電出来るAnker Nano Power Bank USB-Cの方が間違いなく効率的。フル充電は帰宅してからすれば良いことです。
スマートフォンとモバイルバッテリーを同時に充電出来る
Anker Nano Power Bank USB-Cは『パススルー充電』に対応しているので、スマートフォンとモバイルバッテリーを同時に充電することが可能です。
充電速度は遅くなりますが、『朝起きるまでにどちらもフル充電しておきたい』といった時には便利。USB Type-Cポートの2WAY仕様に加え、この部分もユーザー目線に立った機能ですね。
Anker Nano Power Bank USB-Cを使って感じた3つのデメリット
+101.45gはそれなりに重い。日常的な利用が目的なら他の選択肢もあり
カバンは基本的に肩にかけて持つので、それなりの重さに耐えられます。しかし『片手で持つ』なら話は別。101.45gのAnker Nano Power Bank USB-CをPixel 7 Proに取り付けると、合計重量は『320.84g』。
Pixel 7 Proにケースを装着してからAnker Nano Power Bank USB-Cを接続すると『365.49g』。
365.49gを片手で持ち続けるのはそれなりに疲れます。Pixel 7 Proは比較的重い部類のスマートフォンですが、『毎日モバイルバッテリーで充電したい』という人には不向き。USBケーブルの使用がメインなら、Anker Nano Power Bank USB-Cに拘る必要はありません。
スマートフォンを横向きで使用するには不向き
メリットでも挙げているように、スマートフォンとAnker Nano Power Bank USB-Cは『横幅』がほぼ同じ。よって縦向き時には極端に『持ちづらさ』と感じることはありません。
しかし『横向き』にするとスマートフォンをしっかり支えられなくなり、操作性も削がれます。『どうしても使えない』といった状態にはなりませんが、横向きで使う場合は『L字型』のUSB Type-C充電ケーブル(別売)を使用するのがベストですね。
パススルー時は充電速度が遅くなる
Anker Nano Power Bank USB-Cはスマートフォンとモバイルバッテリーを同時に充電可能な『パススルー充電』に対応。ただしパススルー接続時は電力が分散されるので、『スマートフォン』『モバイルバッテリー』への充電速度がどちらも『遅く』なります。
例えば最大『67W』の超急速充電に対応するRedmi Note 11 Pro 5Gでパススルー充電を行うと、スマートフォンとモバイルバッテリーへの出力はどちらも7~8W程度。『片方を先にはやく充電したい』といった時は、別々に充電した方が良いですね。
Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)の主な仕様
サイズ | 約 77 x 37 x 25 mm |
重さ | 約102g |
USB-C 入力 | 5V = 3A / 9V = 2A (MAX 18W) |
USB-C 出力 | 5V = 3A / 9V = 2.22A / 10V = 2.25A (MAX 22.5W) |
電池容量 | 5,000mAh |
カラー | ホワイト/ブラック/グレイッシュブルー/パープル/グリーン |
ポート数 | 2 (USB-Cx2) |
同梱品 | Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)、USB-C&USB-Cケーブル (0.6m) 、取扱説明書 |