AnTuTu等ベンチマーク実測!CMF Phone 2 Proの実力は?

記事には広告が含まれます。本内容は公開時の情報です。
CMF Phone 2 Pro

この記事に書いてある内容

CMF Phone 2 ProとNothing Phone (3a)のAnTuTu Benchmark(V10.5.2)実測結果

  • CMF Phone 2 Proに近い性能を持つスマートフォンのAnTuTu Benchmarkスコア(ver.10)
  • AnTuTu Benchmarkの(ver.10)実測結果について解説

CMF Phone 2 ProとNothing Phone (3a)のGeekbench6(CPU)実測結果

CMF Phone 2 ProとNothing Phone (3a)の3DMark(Wild Life)実測結果

Nothing Phone (3a)とCMF Phone 2 Proの主な仕様

CMF Phone 2 Proにお勧めなSIM

関連リンク

Nothing(ナッシング)のサブブランドCMFのスマートフォン『CMF Phone 2 Pro』は、SocにMediaTek社の『Dimensity 7300 Pro 5G』を搭載しています。CPUの最大クロック周波数は『2.5GHz』で『8コア』。製造は『TSMC4nmプロセス』で行われています。

先日行った『AITuTu Benchmark』の実測では、SocにQualcomm社の『Snapdragon 7s Gen 3』を搭載する『Phone (3a)』のスコアを大きく下回る結果に。生成AI技術を用いる『デジタルズーム(高倍率)』を多様するなら、Phone (3a)の方がお勧めです。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: Screenshot_20250727-161156-1.webp
CMF Phone 2 Pro(Dimensity 7300 Pro 5G) のAITuTu Benchmark(V3.5.6)スコア実測結果
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: Screenshot_20250727-203435.webp
Nothing Phone 3a(Snapdragon 7s Gen 3)のAITuTu Benchmark(V3.5.6)スコア実測結果
あわせて読みたい
CMF Phone 2 ProのAITuTuスコアはPhone (3a)の1/3以下。高倍率撮影時の解像差を確認AnTuTu Benchmarkのスコアが50万程度かつOSが軽量であれば、廉価なエントリーモデルでもストレスを感じない程度に動作するAndroidスマートフォン。ミドルクラスに関して...

ハイエンドクラスのスマートフォンでは、3Dゲームパフォーマンスに直結する『GPU』の性能が重要に。しかしミドルクラスは一般的なアプリ動作に影響を与える『CPU』がどちらかと言えば要。

今回はCMF Phone 2 ProとPhone (3a)の実機を使用した、『AnTuTu Benchmark』『Geekbench6』『3DMark』の実測結果をお伝えします。

CMF Phone 2 ProとNothing Phone (3a)のAnTuTu Benchmark(V10.5.2)実測結果

室温30度程度の室内で検証。テストする環境やOSのバージョンによって数値は異なる場合あり。

処理能力1
CMF Phone 2 Pro(Dimensity 7300 Pro 5G) のAnTuTu Benchmark(V10.5.1)スコア実測結果(左から1回目、2回目、3回目)
処理能力2
Nothing Phone 3a(Snapdragon 7s Gen 3)のAnTuTu Benchmark(V10.5.2)スコア実測結果(左から1回目、2回目、3回目)
ベンチマークまとめグラフ
CMF Phone 2 ProとNothing Phone (3a)のAnTuTu Benchmark(V10.5.2)実測結果まとめ(上から1回目、2回目、3回目)

CMF Phone 2 Proに近い性能を持つスマートフォンのAnTuTu Benchmarkスコア(ver.10)

3回連続でAnTuTu Benchmarkを実測して『3回目』のスコア。テストする環境やOSのバージョンによって数値は異なる場合あり。

ベンチマークグラフ

AnTuTu Benchmarkの(ver.10)実測結果について解説

CMF Phone 2 ProのAnTuTu Benchmark(ver.10.5.2)トータルスコアは『68万』程度。3回目の実測においても『678,967』という高めの数値を維持。これまでの実測値で比較すると、OPPO Reno11 AとPhone (2a)の間に入ります。

過度な発熱を防ぐためにクロック周波数を制御するサーマルスロットリングは35〜36度程度。XiaomiやGoogleの端末は、AnTuTu Benchmark測定時に『最高性能』を出そうとして40度を超えます。CMF Phone 2 Proのスコアは『安定した性能』を表していると言えるでしょう。

『CPU』『GPU』のスコアともにPhone (3a)を下回っていますが、アプリの動作速度を示す『UX』スコアは同程度。実際の操作感は『CMF Phone 2 Proの方が若干軽快かも?』とすら感じさせる程度(本体重量が影響している可能性あり)。

Nothing関連の端末が採用するNothing OSは、素のAndroidに近い構成。『ミニマルなUI』『プリインストールアプリの少なさ』が特徴です。メモリやストレージの消費が抑えられており、それらが電池持ちの良さに寄与しています。

ベンチマークに関する記事はコチラから

CMF Phone 2 ProとNothing Phone (3a)のGeekbench6(CPU)実測結果

Geekbench6(CPU)は『シングルコア(1つのCPUコアで処理した時の性能』『マルチコア(複数コアで処理した時の総合的な性能)』を評価するベンチマーク。タスク処理の早さを知るための参考値となります。

室温30度程度の室内で検証。テストする環境やOSのバージョンによって数値は異なる場合あり。

CPU処理能力1
CMF Phone 2 Pro(Dimensity 7300 Pro 5G) のGeekbench6スコア実測結果
CPU処理能力2
Nothing Phone 3a(Snapdragon 7s Gen 3)のGeekbench6スコア実測結果
CPU性能グラフ
CMF Phone 2 ProとNothing Phone (3a)のGeekbench6(CPU)実測結果まとめ

CMF Phone 2 ProとNothing Phone (3a)の3DMark(Wild Life)実測結果

3DMark(Wild Life)では、GPUのリアルタイム描画処理能力やフレームレートの安定性を知ることが出来ます。3Dゲームをプレイする人は『Overallscore(GPU性能を中心にしたスコア)』『Average frame rate(平均フレームレート)』が高い方を選びましょう。

室温30度程度の室内で検証。テストする環境やOSのバージョンによって数値は異なる場合あり。

GPU性能1
CMF Phone 2 Pro(Dimensity 7300 Pro 5G) のGeekbench6スコア実測結果
GPU性能2
Nothing Phone 3a(Snapdragon 7s Gen 3)のGeekbench6スコア実測結果
3Dmark結果グラフ化
CMF Phone 2 ProとNothing Phone (3a)の3DMark(Wild Life)実測結果まとめ

CMF Phone 2 ProのOverallscoreは『3125』。平均フレームレートは『18.72fps』となっています。どちらもPhone(3a)を下回る数値。

ミドルクラスのスマートフォンなので3Dゲームプレイ目的での購入は少ないと思いますが、GPU性能を優先するならPhone(3a)の方がお勧めです。

Nothing Phone (3a)とCMF Phone 2 Proの主な仕様

Nothing Phone (3a)CMF Phone 2 Pro
SocQualcomm Snapdragon 7s Gen 3(4nm)MediaTek Dimensity 7300 Pro 5G(4nm)
容量8GB/128GB、12GB/256GB8GB/128GB、
8GB/256GB
電池5,000mAh5,000mAh
充電速度最大50W、7.5W(リバースチャージ)最大33W、5W(リバースチャージ)
サイズ163.5mm(高さ)×77.5mm(幅)×8.35mm(厚さ)164mm(高さ)×78mm(幅)×7.8mm(厚さ)
重量約208g約185g
画面サイズ:6.77インチ
ディスプレイテクノロジー:
フレキシブルAMOLED
スクリーンの素材:パンダガラス
解像度:1080 x 2392 (387 PPI)
色深度:10ビット
色数:
10億7000万色
コントラスト比:
1,000,000:1
ピーク輝度:1300nit
屋外輝度:1300nit
通常輝度:800nit
アダプティブリフレッシュレート:120Hz
タッチサンプリングレート:1000Hz
PW周波数:2160Hz
サイズ:6.77インチ
ディスプレイテクノロジー:
フレキシブルAMOLED
スクリーンの素材:パンダガラス
解像度:1080 x 2392 (387 PPI)
色深度:10ビット
色数:
10億7000万色
コントラスト比:
1,000,000:1
ピーク輝度:3000nit
屋外輝度:1300nit
通常輝度:800nit
アダプティブリフレッシュレート:120Hz
タッチサンプリングレート:1000Hz
PW周波数:2160Hz
カメラメインカメラ
解像度:5,000万画素
焦点距離:24mm
絞り値:F/1.88
イメージセンサーサイズ:1/1.57インチ
視野角:84.5度
オートフォーカス:対応
手ブレ補正:光学式、電子式
望遠カメラ
解像度:5,000万画素
焦点距離:50mm
絞り値:F/2.0
イメージセンサーサイズ:1/2.75インチ
視野角:49.5度
オートフォーカス:対応
光学ズーム:2倍
センサー内ズーム:4倍
ウルトラズーム:30倍
ウルトラワイドカメラ
解像度:800万画素
焦点距離:15mm
絞り値:F2.2
イメージセンサーサイズ:1/4インチ
視野角:120度
フロントカメラ
解像度:3200万画素
焦点距離:22mm
絞り値:F2.2
イメージセンサーサイズ:1/3.44インチ
視野角:81.2度
メインカメラ
解像度:5,000万画素
焦点距離:24mm
絞り値:F/1.88
イメージセンサーサイズ:1/1.57インチ
視野角:84.5度
オートフォーカス:対応
手ぶれ補正:電子式
望遠カメラ
解像度:5,000万画素
焦点距離:50mm
絞り値:F/1.85
イメージセンサーサイズ:1/2.88インチ
光学ズーム:2倍
デジタルズーム:20倍
ウルトラワイドカメラ
解像度:800万画素
焦点距離:15mm
絞り値:F2.2
イメージセンサーサイズ:1/4インチ
視野角:119.5度
動画撮影
4K録画:30FPS
1080p録画:30FPSまたは60FPS
スローモーション録画:120FPS
タイムラプス:4K
手ブレ補正:電子式
フロントカメラ
解像度:1600万画素
焦点距離:24mm
絞り値:F2.45
イメージセンサーサイズ:1/3
おサイフケータイ対応対応
防塵防水IP64IP54
スピーカーデュアルステレオスピーカーデュアルスピーカー
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、2.4G/5G802.11 a/b/g/n/ac/ax、2.4G/5G
対応周波数帯5G
デュアルモード (NSA & SA) と 4 x 4 MIMO
5G NR 周波数帯
n1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n20、n28、n38、n40、n41、n48、n66、n77、n78
4G LTE 周波数帯
1、2、3、4、5、7、8、12、17、18、19、20、26、28、38、40、41、42、48、66
3G UMTS (WCDMA) 周波数帯
1、2、4、5、6、8、19
2G GSM
850、900、1800、1900
5G
デュアルモード (NSA & SA)
5G NR 周波数帯
n1、n2、n3、n5、n7、n8、n12,、n20、n28、n38、n40、n41、n48、n66、n77、n78
4G LTE 周波数帯
1、2、3、4、5、7、8、12、17、18、19、20、26、28、38、40、41、42、48、66
3G UMTS (WCDMA) 周波数帯
1、2、4、5、6、8、19
2G GSM
850、900、1800、1900
Bluetooth5.45.3
SIMnanoSIM+eSIM(日本のみ)nanoSIM+eSIM(日本のみ)
認証画面内指紋認証センサー、顔認証画面内指紋認証センサー、顔認証
Micro SDカード非対応対応
位置情報GPS (L1)、GLONASS (G1)、BDS (B1I)、GALILEO (E1)、QZSS (L1)GPS (L1), GLONASS (G1), BDS (B1I), GALILEO (E1), QZSS (L1)
Essential Space対応対応
アップデート3年間のAndroidアップデート、6年間のセキュリティパッチ3年間のAndroidアップデート、6年間のセキュリティパッチ
CMF Phone 2 Proにお勧めなSIM

docomoの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)

docomo回線が使えるお勧め格安SIM

Softbankの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(◎)、Band28(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)

Softbank回線が使えるお勧め格安SIM

auの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(◎)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)

au回線が使えるお勧め格安SIM

楽天モバイルの周波数帯対応状況

  • 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)、Band 28(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)

楽天回線が使えるお勧め格安SIM

関連リンク

瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
  • URLをコピーしました!