Googleが提供している『デバイスを探す』という位置特定機能(アプリ)が、2024年3月31日にアップデート(バージョン3.1.000-4)。『オフライン』の状態でも紛失したデバイスの最終的な位置情報を取得出来るようになりました(位置情報がONの場合)。
私は同機能に対する『オフライン対応』の解釈が『2通りある』と感じています。1つは『位置情報がOFFの状態でも、Bluetoothを使用したデバイスを探すネットワークにより位置を特定出来る』こと。
2つ目は『位置情報を定期的にGoogleに保存することで、それを元に電源がOFFになっても最終的な場所を検索出来る』こと。
1つ目はまだ海外の一部地域しか対応していていませんが、『デバイスを探す(日本版)』のページ(Google Play)には『オフライン状態のデバイスも探せるようになりました』の説明あり。これ混乱しますよね。
以前のバージョンとは一体何が変わったのかを今回は『2つ目』の解釈のもと検証してみることに。ちなみに『デバイスを探す』は、Androidデバイス用のアプリ以外に『ブラウザ』からも利用可能。今回はWindowsパソコン環境から実行。
WindowsのChromeブラウザで『デバイスを探す』を検索すると『スマートフォンを探す』という結果が表示されるはず(今後変更されるかも)。2024年4月10日時点ではそれが『デバイスを探す』です。
『スマートフォンを探す』を開くと、同じGoogleアカウントでログインしているデバイスの一覧が表示されます(電源オフの場合も)。
まず『デバイスを探す』アプリをバージョン3.1.000-4にアップデートしていない、電源がOFFの端末を探してみました。
投稿が見つかりません。『デバイスに接続しています』という読み込み中の状態がしばらく続き、最終的には『デバイスにアクセスできません』と表示されました。端末に関する情報は何も得られず。
次に『デバイスを探す』アプリを最新バージョンにアップデートして、1時間程度前に電源をOFFにした端末を探してみました。
今度は『マップのタイムライン経由で1時間前に位置を特定しました』という表示に変わり、最後に位置情報を取得した場所が地図上にアイコン(オフラインなので色は灰色)で示されました。
仮に誰かがデバイスを拾って移動し、その先で電池が切れてしまったとしても『最終地点』を細かく確認出来るようになったのです。
電源がONでネットワークに繋がった状態だと、『位置情報の取得(位置情報がONの場合)』に加えて『電池残量』を確認したり『音を鳴らす』『初期状態にリセット』することも可能。
『デバイスを保護』を選択すると、『パスワードの設定(設定していない場合)』『ロック画面に表示される連絡先情報の入力』を行えます。
『デバイスを保護』を設定した端末には下画像の様な画面が表示されます(ネットワークにつながっていない場合は、つながった直後に切り替わる。設定したパスワードを入力すると解除される)。
端末を紛失した時は間違いなく役に立つ『デバイスを探す』機能。ひとまずオフラインでも情報を得られるように、最新バージョンにアップデートしましょう。
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