もっともオンライン専用プランに関して言えば、ahamoとLINEMOベストプランVの月間データ容量を『中容量』の上限となる『30GB』まで増量したばかり。仮にユーザーが『30GBでは足りない』となった場合、通信キャリアの上位プランへとすんなり移行するかは疑問です。
というのも、ahamoからドコモの『eximo』に移行すると、月額『2,970円(税込)』の基本料金が7,315円(税込)に跳ね上がります。LINEMOベストプランVからSoftBank『メリハリ無制限』への移行も2,970円(税込)が『7,425円(税込)』に。
通信キャリアのメインプランから『安さ』を求めてオンライン専用プランに移行した人が、今度は『無制限』を求めて出戻りというのは想定しづらいです。
ahamoは+1,980円(税込)で『80GB追加』の大盛りオプションを用意。どうしても30GBで足りなくなったユーザーにとっては、大盛りオプションが当面の逃げ道となりそう。
Netflixはデータ使用量を『自動』に設定すると、データ1GBあたり『約4時間』の視聴が可能。ただし最高画質で観られる『データ使用量:多』では、視聴時間20分で使用量が1GBを超えることも(Netflixより)。つまり1時間で3GBの消費に。
スマートフォンに適した解像度とされているのは大体『360p~480p』。しかし最近は画面サイズの大型化に加え、ハイエンドは高解像度化も進んでいます。データ消費量を気にしなくてすむなら『720p以上で高精細に動画を観たい』という人が増えているはず。
現状で月間データ消費量を『30GB以内』に抑えられているとしても、『10GB増えたから』という理由でストリーミング動画の解像度設定をワンランク上に上げると、『月間データ容量超過』となる可能性を一気に高めることに。