
2025年は何か新しい企画を始めたいという思いが強かったのですが、気づけばもう11月。このままでは2026年に突入してしまう!これ以上気温とモチベーションが低下する前に、『スマホ×町並み』のレビュー(ゆるめ)をスタートします。
初回は東京都の『荻窪』を訪問(場所選びは適当です)。『JR中央線』『JR総武線』『東京メトロ丸ノ内線』と複数の鉄道を利用することが出来、短時間で都心へのアクセスが可能。
今回持ち歩くスマートフォンは『moto g66j 5G(SIMは楽天モバイル)』。2025年11月時点で実売価格が2万円台後半。価格的にはエントリークラスですが、『IP68&IP69の防塵・防水性能』『米軍MIL規格準拠』など壊れにくさにフォーカスしておサイフケータイも使える実用性の高い端末です。
『負荷の重い3Dゲームを高画質&高フレームレートでプレイ』『高解像度で動画を撮る』といった用途には不向きですが、『ブラウジング/メッセージ送受信/SNS』といった一般的な使い方ではストレスを感じないスムーズな動作速度。画面の反応も良好です。
前世代からはイメージセンサーが刷新されており、扱える光の量が増えたことで低照度環境や色再現のクオリティが向上。記事内で紹介する『写真』『動画』は、本体以外moto g66j 5Gで撮影しています(動画サイズは480pに圧縮/一部倍速再生)。
すでに同端末ではベンチマークの測定など詳しめの検証レビューを行っているので、性能が気になる方はこちらをご覧ください。


JR荻窪駅に到着!都会の主張を抑えた東京ローカルな雰囲気
午前11時過ぎにJR荻窪駅に到着(天気はあいにくの曇り)。都市開発が進んでいる『いかにも都会的な雰囲気の駅』ではありません。もとは甲武鉄道のとして1891年に創業(2025年時点ですでに130年以上の歴史を持つ)。そこから定期的にリニューアルをやホーム延伸を行いながら、今に至るようです。


今回の『荻窪ガイド』は、GoogleのGeminiに作成してもらいました。
『おにぎりのさんかく山』で早めのランチ!温かみを感じられるメニュー。女性に人気がありそうなお店

まずは少し早めの昼ご飯を食べることに。『おにぎりのさんかく山』を目指します。元あった場所から移転したようで(Geminiは古い情報のまま)、西口を出てから5〜6分程度で到着(外観の写真を撮るのを忘れた)。
お昼前(木曜日の午前11時30分くらい)の時間帯で、先客は2名。どちらも女性でした。席数は全部で10席ない程度。どちらかと言えばこじんまりとした店構え(外観も目立たない)。テイクアウトが人気のようで、予約の電話が数回かかってきていました。
2025年11月6日時点のメニューはコチラ。

私は『アジフライと鶏からあげ定食』を頼みました。店名にもなっているおにぎりは『梅』『鮭』『おかか』『明太子』『高菜』『たらこ』『ねぎみそ』『昆布佃煮』『青じそ実漬』から選ぶことが出来ます(手書きの部分は変わるのかも)。
注文してからそれほど待たずに、アジフライと鶏からあげ定食が出てきました。アジが立っている!メニューに書いてある通り、全ての定食に『小鉢』『味噌汁』『甘味』が付きます(急いで撮ったので写真が雑で申し訳ない)。


そしてお目当てのおにぎりがコチラ!絶妙な握り加減と巻き切っていない海苔が何とも良いですね。コンビニで売ってるソレとは全然違います。見るからに美味しそう。

アジフライはとにかくサクサクでした(油くささもない)。『良い油を使ってるんだな』というのが一口で伝わってくる(タレはブルドックソースではなく手作り)。唐揚げも外はカラッとで中はしっとり。揚げ物は『オジさんが好きなメニュー』というイメージですが、この店の場合は『女性が好みそうだな』と感じました(来店時店員さんは感じの良い女性2人)。
サクサクのアジフライ、唐揚げとおにぎりの相性はもちろん抜群。小鉢を含め、1つ1つに手作りならではの『温かみ』あり(味噌汁に少し残ったアクが具材の豊富さを物語る)。米の価格が高騰しているので『おにぎりメイン』だと状況的に厳しいと思いますが、『値上げ』『移転』後も常連は通い続けそう。そんな印象を受けるお店でした。
昔ながらのショッピングセンター『タウンセブン』。8階屋上からの眺望はいかに

おにぎりのさんかく山を出た後は、『タウンセブン』という昔ながらのショッピングセンターに向かいます。ビルが完成したのは1981年。Geminiいわく、屋上からの景色がお勧めだそうで。通勤の時間帯では無いので、車の流れはスムーズ。道路際にはそれほど高くないビルがバランスよく建ち並びます。


5分くらいでタウンセブンに到着。前の通りはこんな感じ。新宿や渋谷の様な『都会っぽさ』『人の混雑』はありません。

地下の生鮮市場へは階段で直接向かうことが出来ます。

エスカレーターで7階まで上がり、そこからは階段で屋上に。手前は雨でもくつろげる無料休憩スペースになっていました(テーブルやいすあり)。想定していたより屋上が広い!そして天候が優れないせいか人がいない。

屋上からの景色も想定以上。都心では8階程度の高さだと完全に埋もれてしまいます。これだけしっかりと見渡せるのは荻窪ならでは。背伸びしていない感じが◎。休日はそれなりに混み合いそうですが、平日はココ、穴場かもしれません。また晴天の時に改めて来たい!



古さをプラスに活かした商店街『荻窪すずらん通り』。昔と今がバランス良く融合する

タウンセブンの次に向かったのは『荻窪すずらん通り』。荻窪駅周辺は煉瓦敷の道路が目立ちました。それがまた『東京ローカル』を強調。街並みに馴染んでいます。

タウンセブンから5分くらい歩くと、『荻窪すずらん通り』に到着。近場に見どころが色々あって良いですね。最初に目に入ったのは、『OGIKUBO SUZURAN St.』と書かれたアーチ看板。

裏側は『荻窪すずらん通り』と異なる表記に(書体も逆のテイスト)。面白いですね。

『入ってみたい』と思わせる建物の歴史をうまく活かした門構えのお店が、ほど良い間隔で並びます(賑やか過ぎない落ち着いた感じ)。夜に訪れたらまた違った雰囲気なんでしょうね。



荻窪らしくない?『杉並公会堂』はガラス張りでディテールにこだわった開放感を得られるモダンな作り

すずらん通りの後は『杉並公会堂』へと向かいます。また線路をまたいで逆方向へ(順路としてはやや効率が悪いような?)。相変わらず空は雲に覆われていますが、隙間から少しだけ青空が。

途中で気になる建物を見つけました(壁には残念ながら落書きが)。アパート?旅館?それとも誰かの邸宅?帰宅後に少し調べてみましたが、詳細は分からず。


杉並公会堂付近にまたも素敵なお店が。築年数の浅いビルに入っていたら、この雰囲気は絶対に出せないでしょう。まさに荻窪マジック。

目当ての杉並公会堂を発見!ガラスカーテンウォールを採用した、荻窪らしさを感じない見た目。1957年に文化の振興目的で建設された杉並公会堂は、2006年に佐藤総合計画の建築設計でリニューアルオープン。コンサートを開けるような、本格的な音響設備が整っているようです(音響設計は永田音響設計)。


外観だけでなく内装も凝っている。ガラスを多用しているので(窓が大きい)、建物自体はそれほど大きく無いですが、しっかり採光がとれていて開放感があります。




敷居低めなお店が並ぶ『教会通り』。統一感の無さが逆に好印象を与える

荻窪の『モダン過ぎる一面』をサラっと拝見した後は、駅方面に戻りながら『教会通り』へと向かいます。教会と言えばステンドグラスのイメージですが、通り全体がそういった雰囲気なのか。平日の荻窪は混雑しておらず、青梅街道沿いは『歩道』『車道』がどちらも広いので歩きやすい!

ナビの順路からそれて少し回り道。あまり目立たない場所にあったラーメン屋は、食べログの評価が2025年11月時点でなんと3.63(荻窪にはこのレベルが多数)!激戦区で長年勝ち残っている名店ということでしょう。

大通りから少しそれただけでこの雰囲気を味わえるのが荻窪。これは通いたくなりますね(もしくは住みたい)。


寄り道をしつつ目的の『教会通り』に到着。タウンセブンのすぐ裏じゃないか!

教会通りに入ってすぐのところには目立つ靴屋が。これ、『靴流通センター』なんですね。後から調べて分かりました。

教会通りはすずらん通りより道幅が狭いですが、『やきとり』『ラーメン』『パスタ』『手打ちそば』『定食』など、敷居が低めのお店が揃っています(定食ヤシロがかなり気になる)。



途中で『Y字路』があるのでどちらに進むか迷うはず(私は左に進んだ)。もう11月なのに『かき氷』の暖簾がかかっていたり、もうクリスマスツリーが飾られていたり。統一感がなくバラバラなところがまた『荻窪』らしい。時間の流れが独特です。




ちなみに私が通った街並みでは『教会らしさ』を感じませんでした。もう少し奥に進んでいたら『セブンスデーアドベンチスト天沼教会』という建物があったのか!下調べを何もせずに向かったので、全体的に雑なレビューで恐縮です(雰囲気だけでもお伝え出来れば)。

静寂の中に建つ荘厳な本殿。猫にも会えるパワースポット『荻窪八幡神社』

最後のポイントは『荻窪八幡神社』。Googleマップで確認すると『1.5km』。これまで数百メートル程度の移動距離だったので、やけに遠く感じます(しかもさっき行ったばかりの杉並公会堂を通過するだと!?)。遠いなら『最初』が良かった。やはりGemini任せは危険ですね。情報が古い場合もあるし、候補を挙げてもらったあとは『再確認』すべきだと痛感。
しかし『締めが神社』というのは悪くないですね。経路はとても簡単で、青梅街道を真っ直ぐに進むだけ。荻窪八幡神社に到着すると、『荻窪八幡神社』と書かれた石碑がお出迎え。立派な鳥居をくぐって奥へと向かいます。


荻窪八幡神社の創建は平安時代後期(1063年ごろ)と伝えられており、源頼義・義家親子が奥州征伐の帰途に八幡神を祀ったのが始まりだとか。『厄除け』『交通安全』『学業成就』にご利益があるようです。
駅からそれなりの距離歩いて、『近所にある様な神社』だと物足りなさを感じるはず。荻窪八幡神社は敷地が広く、青梅街道沿いながら本殿近くは静寂に包まれています。ご利益がありそうなパワースポット。巡り先に入れておいて損はなし。










ブーランジェリー ブリュンの『小さいのに満足感は大きい』100円台のパンを買って帰路へ

荻窪八幡神社からJR荻窪駅付近へと戻ります。

歩き回って小腹が空いたので、Geminiお勧めの『パン屋』に寄ってから帰ることに。3店舗の候補から私が選んだのは『ブーランジェリー ブリュン』。素材にこだわっていて、おやつにぴったりな『小さいパン』が販売されているとのこと。場所はJR荻窪駅南口から4〜5分程度。
途中で大福の誘惑が。しかしパンを買うと決めている!

飲食店ではなく、マンションが建ち並ぶエリア(道路沿い)で『ブーランジェリー ブリュン』を発見!パンをモチーフにしたロゴに、『boulangerie brun』と書かれた紺色のファザード看板が目印です。

店内にはどことなく『荻窪らしさ』を感じられる、柔らかい雰囲気のパンが並んでいました。私が購入した4つはすべて140円〜150円(2025年11月時点)。大きさは小ぶりですが、凝った丁寧な作りでどれもサイズ以上の満足感。荻窪に再訪したら、また行きたいお店が増えました。




荻窪の街歩きにmoto g66j 5Gを使ってみた印象(メリットとデメリット)


序盤が小雨がパラつく状況でしたが、moto g66j 5Gの防塵防水性能は『IP68&IP69』と最上級。雨に濡れること自体は全く気にならず。

液晶ディスプレイなので有機EL採用モデルと比較して輝度は低めですが、屋外の撮影時も『暗いな』とは感じず(明るさの自動調節をON)。十分な視認性を得られました。
ややGPSの電波を受信しづらい天候でしたが、途中でナビ(Googleマップ)の表示がおかしくなることは無し。最初から最後までしっかりと目的地に案内してくれました(画面が大きいので見やすかった)。

『ナビ(GPS)』『写真撮影』『動画撮影』『ブラウジング』『SNS』『スクリーンムービー』『AI(GeminiやChatGPT)』をほぼ最大輝度で3時間30分程度かなりヘビーに使い続け、減った電池の量は53%程度。
輝度を下げればその分スマートフォンは低消費電力化(電池の減りが少なくなる)。『通勤とお昼休みに動画を観る』『移動時にナビ』といった使い方であれば、余裕で1日電池がもちそうな印象です(小型のモバイルバッテリーがあればなお安心)。
個人的にやや『残念だな』と感じたのは超広角カメラの画質。スマホの画面サイズであれば気にならない人が大半だと思いますが、大画面で拡大すると『解像の粗さ』が目立ちます(エントリークラスに求めすぎかもしれない)。



- 最高水準の防水性能により雨が降っていても気にせず撮影を続けられる
- おサイフケータイ対応で交通機関から飲食店まで幅広い支払いに対応
- 屋外での撮影時も被写体をしっかり認識出来る画面の明るさ
- 目的地まで迷うことなくたどり着ける高精度ナビ
- 様々な一般用途においてストレスを感じないサクサクな動作速度
- 撮影からGPSまでかなりヘビーに3時間半使い続け電池残量47%
- くもりの天候でも街並みの空気感を描写出来るメインカメラ
- 2回ひねってカメラ起動のジェスチャーが便利
- 大画面で鑑賞するには物足りない超広角カメラの解像
荻窪における楽天モバイルの電波状況(参考程度)
moto g66j 5Gには『楽天モバイル』のSIMを設定していましたが、荻窪駅近辺をウロウロしていて『電波が途切れる』『通信が重くなる』といったことはありませんでした。
※通信速度は通信を行う場所、時間、人口密度などにより異なる場合があります。


