
Motorolaのスマートフォン『moto g66j 5G』は、先代モデル(moto g64 5G)に続きステレオスピーカー(Dolby Atmos)を採用。実際に両モデルで聞き比べてみたところ、『音の聴こえ方が変わったな』と感じました。
違いを詳しく確認するために、『moto g66j 5G』『moto g64 5G』のスピーカーから同じ曲を最大音量で再生し、Xiaomi 15 Ultraで録音(形式はWAV)。今回はそのデータを元に比較結果を紹介していきます。
最初の30秒間をスペクトログラムで表すとこの様に。


moto g64 5Gは『中域と高域(約3kHz〜6kHz)』を強調。低域は弱めとなっています。対してmoto g66j 5Gは『中域〜中高域(約1kHz〜6kHz)』にかけてバランスの良い音像。
全体を通した感想は、moto g64 5Gは『シャリ感』『明るさ』を意識しすぎ。高域にエネルギーが集中したことで『低域』が犠牲に。総じて音場の狭い『奥行き』を感じづらい音色に。若干ノイズが混じって音の芯を捉えづらくなる部分も。
ダイナミックレンジが狭いと音が平坦で単調(機械的)になりがち。これは長時間聴いていると『聞き疲れ』の原因に。YouTubeで動画を観る程度なら良いですが、音楽を長時間聴くには不向きと言えます。

moto g66j 5Gのスピーカーは、moto g64 5Gと比較してノイズが少なく明瞭感が高め。中高域を安定させつつ、『メリハリ』『ダイナミックレンジの広さ』をしっかりと感じられる表現力。
音に自然な強弱(わざとらしくない)があるので聞き疲れもしづらく、『低域〜中域の張り』が特に優秀。空間表現に優れた、エントリーモデルの中では上に抜けた感のある1台に。

moto 64 5Gのスピーカーにはこれまで『エントリーモデルにしては悪くない』という個人的な評価をしてきましたが、moto g66j 5Gでは細かい部分(バランス)をエントリーモデルらしからぬ域まで調整。
スピーカーから大きめに音を鳴らしていると、moto g66j 5Gは背面から手に『振動』が伝わってきます(moto g64 5Gはほぼ振動しない)。

このことからも『低域』の強化は間違いなし。『防水規格』『耐久性』『カメラ』に加え、『スピーカー』の進化も遂げていたmoto g66j 5G。潜在能力高すぎる!

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関連リンク
moto g64(y) 5G、moto g66(y) 5Gの主な仕様
| モデル名 | moto g64(y) 5G | moto g66j(y) 5G |
| Soc | Dimensity 7025 | Dimensity 7060 |
| 容量 | 8GB/128GB(moto g64y 5G:4GB/128GB) | 8GB/128GB(moto g66y 5G:4GB/128GB) |
| 電池容量 | 5,000mAh | 5,200mAh |
| 充電速度 | 最大30W | 最大30W |
| サイズ | 高さ:約161.56mm 幅:約73.82mm 奥行き:約7.99mm | 高さ:約165.75mm 幅:約76.26mm 奥行き:約8.50mm |
| 重量 | 約177g、バニラクリーム:約180g | 約200g |
| 画面 | サイズ:6.5インチ 種類: 液晶 解像度:1080×2400ピクセル リフレッシュレート:最大120Hz タッチサンプリングレート:不明 最大輝度:不明 ピーク輝度:不明 色深度:不明 HDR10+:不明 DCI-P3 ガラス:不明 | サイズ:6.7インチ 種類: 液晶 解像度:1080×2400ピクセル リフレッシュレート:最大120Hz タッチサンプリングレート:不明 最大輝度:不明 ピーク輝度:不明 色深度:不明 HDR10+:不明 DCI-P3 ガラス:Corning® Gorilla® Glass 7i |
| カメラ | リアカメラ メインカメラ 解像度:5,000万画素 イメージセンサー:不明 F値:1.8 センサーサイズ:不明 焦点距離:不明(35mm換算) 画素サイズ:不明 オートフォーカス:PDAF 手ブレ補正:光学式 動画撮影:1080p@60fps/30fps マクロカメラ 解像度:200万画素 イメージセンサー:不明 F値:2.4 焦点距離:不明(35mm換算) 動画撮影:720p@30fps フロントカメラ 解像度:1,600万画素 F値:2.4 | リアカメラ メインカメラ 解像度:5,000万画素 イメージセンサー:Sony LYTIA™ 600 F値:1.8 センサーサイズ:1/1.953インチ 焦点距離:不明(35mm換算) 画素サイズ:1.6μm(統合時) オートフォーカス:PDAF 手ブレ補正:不明 動画撮影:1080p@60fps/30fps 超広角 解像度:800万画素 イメージセンサー:不明 F値:2.2 焦点距離:不明(35mm換算) 画素サイズ:1.12μm 動画撮影:FHD@30fps フロントカメラ 解像度:3,200万画素 F値:2.2 画素サイズ:1.4μm(統合時) |
| スピーカー | ステレオ(DOLBY ATMOS) | ステレオ(DOLBY ATMOS) |
| 防塵防水 | IP52 | IP68、IP69 |
| MIL-STD-810H | – | 準拠 |
| 認証 | 側面指紋認証、顔認証 | 側面指紋認証、顔認証 |
| Micro SDカード | 対応(最大1TB) | 対応(最大2TB) |
| Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
| Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
| 位置情報 | GPS, A-GPS, GLONASS, Galileo, QZSS, Beidou | GPS, A-GPS, GLONASS, Galileo, QZSS, Beidou |
| おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
| イヤフォンジャック(3.5mm) | ◯ | ◯ |
| SIM | nano SIM+eSIM | nano SIM+eSIM |
moto g66(y) 5Gにお勧めなSIM
- 5G:n1/n3/n28/n41/n77/n78
- 4G:LTE B1/B2/B3/B4/B5/B8/B11/B12/B17/B18/B19/B26/B28/B38/B41/B42
- 3G:W-CDMA B1/B2/B4/B5/B8
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(◎)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(◎)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)、Band 28(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM

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