【68作例】Nothing Phone (3a)のカメラは最大電荷量が『2倍』に拡大!驚きの進化を体感

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Phone (3a)

この記事に書いてある内容

撮れる幅が確実に広がったNothing Phone (3a)のカメラ

  1. Nothing Phone (2a)、Phone (3a)のメインカメラで撮影比較
  2. Phone (3a)で新たに追加された望遠カメラ。物理的な拡大が可能に。ただし注意点も
  3. 最大電荷量の拡大が寄与?5,000万画素撮影時も高画質を維持

Nothing Phone (3a)のカメラで撮影した写真まとめ

  1. Nothing Phone (3a)のメインカメラで撮影した重厚感や深みを得られる8作例
  2. Nothing Phone (3a)のカメラで撮影した食べ物に関する25作例
  3. Nothing Phone (3a)のカメラで撮影した植物(花)に関する27作例
  4. Nothing Phone (3a)のカメラで撮影したインテリア・町並みなどに関する8作例
  5. Nothing Phone (3a)のカメラに対する総評
  6. 関連リンク

撮れる幅が確実に広がったNothing Phone (3a)のカメラ

イギリスのテクノロジーメーカーNothing(ナッシング)は、2025年4月15日(火)より日本市場においてスマートフォン『Phone (3a)』の発売を開始しました。

同端末ではカメラのアップデートを積極的に行っており、Samsungと共同開発した1/1.57インチのイメージセンサーを採用(メインカメラ)することで、オートフォーカス速度が『約43%』向上。もっとも注目すべきは画素に蓄積可能な電子の数(最大電荷量)。

各画素の最大電荷量が小さいと、『白とび』『黒つぶれ』『ノイズ』が発生しやすくなります。Phone (3a)ではメインカメラの最大電荷量を『約2倍』に拡大。この部分が画質(ダイナミックレンジの広さ)にどういった変化をもたらすのか。

まずは『スマートフォン』『ナイロンウォレット』に強めの照明を当て、『Phone (2a)』『Phone (3a)』のメインカメラで実際に撮影(オート)してみました。

Nothing Phone (2a)、Phone (3a)のメインカメラで撮影比較

スマホ撮影1

Nothing Phone (2a)のメインカメラで撮影(等倍)

スマホ撮影2

Nothing Phone (3a)のメインカメラで撮影(等倍)

ウォレット撮影1

Nothing Phone (2a)のメインカメラで撮影(等倍)

ウォレット撮影2

Nothing Phone (3a)のメインカメラで撮影(等倍)

Phone (2a)は光で色が飛んでしまっているのに対し、Phone (3a)は『目で見えているのに近い色』で撮影出来ています。

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続けて照明を消し、光量が足りない状態で撮影。

Nothing Phone (2a)のメインカメラ(ナイトモード:1秒)で撮影(等倍)

Nothing Phone (3a)のメインカメラ(ナイトモード:1秒)で撮影(等倍)

強めの照明を当てた時と同様に、Phone (3a)は『ギリギリのライン』をせめた画作り。HDRが効いているのでどちらも実際目で見えているより明るいですが、低照度でもドラマティックな雰囲気を感じられるのは後者。

Xiaomi(シャオミ)などカメラに力を入れているスマートフォンメーカーは、ハイエンドモデルの最大電荷量を増やして差別化を図っています。Phone (3a)はミドルクラスのスマートフォン。最大電荷量の拡大は、同価格帯で確かな武器となるでしょう。

Phone (3a)で新たに追加された望遠カメラ。物理的な拡大が可能に。ただし注意点も

物理的に被写体を拡大可能な『望遠カメラ』が新たに追加されているのもPhone (3a)の強み。『等倍(1倍)』『2倍(光学ズーム)』『4倍(センサー内ズーム)』の画質を比較してみました。

ナイロンウォレット

Nothing Phone (3a)のメインカメラで撮影:等倍

ナイロンウォレット拡大

Nothing Phone (3a)のメインカメラで撮影してトリミング:等倍

ナイロンウォレット撮影拡大

Nothing Phone (3a)の望遠カメラで撮影:2倍(光学)

ナイロンウォレット切り取り

Nothing Phone (3a)のメインカメラで撮影してトリミング:等倍

グレゴリーウォレットデジタルズーム

Nothing Phone (3a)の望遠カメラで撮影:4倍(センサー内)

『2倍』だと明確な差を感じづらいですが、『4倍』ではロゴ部分の縫い目やナイロン生地の凹凸表現は『望遠カメラ』が優位。

解像を重視したい被写体では今後も活用したい望遠カメラ。ただし広いダイナミックレンジを求められるシーンでは『想定より暗く写る(メインカメラと比較して)』場合があるのでご注意を(今後アップデートで調整される可能性あり)。

田舎風景1

Nothing Phone (3a)のメインカメラで撮影:等倍

田舎風景2

Nothing Phone (3a)の望遠カメラで撮影:2倍(光学)

田舎風景3

Nothing Phone (3a)の望遠カメラで撮影:4倍(センサー内)

掛け軸1

Nothing Phone (3a)のメインカメラで撮影:等倍

掛け軸2

Nothing Phone (3a)の望遠カメラで撮影:2倍(光学)

最大電荷量の拡大が寄与?5,000万画素撮影時も高画質を維持

Phone (3a)の『メインカメラ』『望遠カメラ』は、撮影解像度を『1,200万画素』『5,000万画素』から選ぶことが出来ます。最大電荷量の拡大が影響してか、高解像度撮影時も広めの階調を維持。望遠カメラも撮影の選択肢として加わり、『解像』『ズーム倍率』の両面で強みが増した印象です。

ナイロンウォレット標準撮影

Nothing Phone (3a)のメインカメラで撮影(1,200万画素):等倍

ナイロンウォレット標準撮影拡大

Nothing Phone (3a)のメインカメラで撮影(1,200万画素)してトリミング:等倍

ナイロンウォレット高解像度撮影

Nothing Phone (3a)のメインカメラで撮影(5,000万画素):等倍

ナイロンウォレット高解像度撮影拡大

Nothing Phone (3a)のメインカメラで撮影(5,000万画素)してトリミング:等倍

Nothing Phone (3a)のカメラで撮影した写真まとめ(68作例)

Nothing Phone (3a)のメインカメラで撮影した重厚感や深みを得られる8作例

最大電荷量の拡大は、やはりメインカメラが持つ『表現の幅』を大きく広げていました。一般的なミドルクラスでは『黒つぶれ』『白とび』して平面化しそうなシーンをギリギリのラインで立体的に記録。夜景のノイズも少ないです。5万円台の価格帯でこの雰囲気を出せるとは。

湯呑みコーヒーカップ逆光の花室内の小物スプーンナイフフォーク青空と街灯夜の町並み1夜の町並み2

Nothing Phone (3a)のカメラで撮影した食べ物に関する25作例

お寿司酢の物スープカルパッチョ1サーモンカルパッチョ2サザエテリーヌ肉オレンジといちごチョコケーキハムサラダピザイカの和物漬物や昆布豆腐タイのカルパッチョタイのカルパッチョ2湯呑み2ぶりの照焼白米おすまし漬物抹茶ゼリー抹茶ゼリー2コーヒー

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Nothing Phone (3a)のカメラで撮影した植物(花)に関する27作例

最大電荷量の拡大に加え、露出の異なるRAWフレームを8枚合成する『Ultra XDR』によりピクセル輝度を最大『8倍』に引き上げ。立体感だけでなく『植物(花)の色』をしっかりと残せており、全体的に『深み』のあるハイエンドよりの表現力。

ハナカイドウ1ハナカイドウ2ハナカイドウ3わさびの花陽光桜黄色い水仙黄緑の水仙シダ1シダ2エゾキリンソウ黄色い水仙桃の花1桃の花2桃の花3黄色いチューリップすずらんピンクのチューリップオステオスペルマム赤オレンジのチューリップオステオスペルマムクンシランアフリカキンセンカつばきつばき2オステオスペルマム2オステオスペルマム3ガザニア

Nothing Phone (3a)のカメラで撮影したインテリア・町並みなどに関する8作例

風呂敷ティッシュボックス庭と灰皿ワインコルクフキン線路新幹線とたん街路

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Nothing Phone (3a)のカメラに対する総評

新たに追加された『望遠カメラ』に注目が集まりがちですが、実際に撮影してみて体感的に『進化』を大きく感じたのは、最大電荷量が拡大した『メインカメラ』。

Xiaomiの最新ハイエンドモデルで何度も撮影をしているので、『階調差を攻めた画像』は見慣れています。Nothing Phone (3a)が『そちらの方向』に進化したのは良い意味で意外でした。

望遠カメラを含め『もう少し最適化が必要だな』と感じる部分はありますが、『逆光』『低照度』といった難しいシーンを撮れる希少なミドルクラスNothing Phone (3a)。価格は低いけど満足度は『高い』スマートフォンです。

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Nothing Phone (3a)のカメラで撮影した低圧縮画像一覧(Amazon Photo)

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Nothing

 

瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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