OPPO Find X8は『カメラがゴツくないスマホ』の新境地を魅せられるか。『W型プリズム』による高倍率画質に期待

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Find X8

Find X8は『広角』『超広角』『望遠』の3カメラすべて『5,000万画素』の高解像度をサポート。高解像度は『精細なディテール』で撮れることが一番のメリット。しかしイメージセンサーのサイズが小さいと、1画素の光量が足りずに画質の劣化を起こしやすくなります(高解像度=高画質ではない)。

望遠カメラのイメージセンサーは、広角と比較して『小さめ』である場合が殆ど。よって本来は『5,000万画素』の画質に期待をすべきではありません。

しかしFind X8の望遠カメラは、イメージセンサーが『1/1.95インチ(SONY LYT-600)』と大きめ(ミドルクラスの広角カメラ相当)。この程度であれば、『5,000万画素でも実用的なクオリティを得られる』可能性が高いです。

物理的な光学ズームの倍率は『3倍』。『イメージセンサーサイズ』『レンズ倍率』をどちらも大きくしようとすると、『長い焦点距離』が必要となりその分筐体の厚みが増して不格好になりがち。

各メーカーの最新最上位モデルは、潜望鏡の技術を応用した『ペリスコープカメラ』を搭載することで、厚みを抑えつつ『高倍率』を実現。Find X8の望遠カメラが採用する『W型プリズム』は、プリズムを用いて取り込んだ光を『3回』屈折させています。

Wプリズム

OPPOより

7.9mmの薄さで『1/1.95インチセンサー』『5,000万画素』『光学3倍』を実現出来たのは、『W型プリズム』の技術ありき。『ゴツいカメラモジュールが苦手だけど高倍率で撮りたい』いう、本来無茶な希望をどこまでFind X8が叶えてくれているかは注目すべきポイント。

実用的な5,000万画素』と『光学3倍ズーム』を組み合わせれば、『高画質』で撮れる被写体との距離を大きく縮められます。さらにFind X8は『高倍率撮影時の画像処理』にもかなり力を入れている印象。

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瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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