Socはスマートフォンの処理能力を決める最重要部品。モデルチェンジのタイミングで刷新(アップグレード)される場合が殆どですが、急な為替の変動(円安)や物価高が影響してスルーされることも。
OPPOのReno Aシリーズは、『OPPO Reno7 A』から『OPPO Reno9 A』へのモデルチェンジにおいてSocの変更なし。どちらにも『Snapdragon 695 5G』が採用されていました。
OPPO Reno9 AではSocの刷新こそ行われなかったものの、メモリを6GBから『8GB』に増量。調理場に例えると、これは『まな板が広くなった』ことを意味します。
まな板が広くなると多くの具材(データ)を広げて作業することが可能。複数のアプリを同時に起動したマルチタスク状態などで効力を発揮します。
Socは『シェフ』として機能。シェフの調理スピードが上がると、オーダーした料理が早く出てくるので、『軽快に動作している』とユーザーは感じるのです。
OPPO Reno11 Aでは、満を持してSocの刷新が実行されました。同端末に搭載されたのは『Dimensity 7050』。メーカーがQualcomm(クアルコム)からMediaTek(メディアテック)へとチェンジ。
日本でもかなり知名度は上がった印象のMediaTekですが、Qualcommと比較してまだ低い印象。『QualcommのSocを搭載するスマートフォンしか使ったことが無い』という人からすると、やや抵抗があるかもしれません。
処理能力が上がっていても、高負荷時に消費電力が上がりすぎて『電池もちが悪くなる』といったパターンも。そうなってしまうと『最新モデルを選ぶ』理由が大きく削がれてしまいます。OPPO Reno11 A(Dimensity 7050)はOPPO Reno9 Aと比較してどういった挙動になっているのか。
今回は『AnTuTu Benchmark』『3DMark』といった2種類の代表的なベンチマークアプリを使用して、『OPPO Reno9 A』『OPPO Reno11 A』のパフォーマンスを比較したいと思います。
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