
2026年第1四半期に、ロンドンのキングスクロスへの本社移転を計画しているNothing。そんな勢いに乗る同社の日本公式Xは2026年2月23日(月)、最新モデル『Phone (4a)』の発表を告知。発表は日本時間の3月5日(木)午後7時30分を予定しています。
公式サイトで予告。「CALL ALL YOU WANT」が意味するもの
現在、公式サイトのトップページはすでに『Phone (4a)』のビジュアルに切り替わっており、『CALL ALL YOU WANT』『誰にも似ていない』『3月5日の発表を是非一緒にお楽しみください』という力強いメッセージが並んでいます。横に設置された『登録する』ボタンからメールアドレスを登録することで、Nothingから最新ニュースを受け取ることが可能です。
併売モデル「Phone (3a) Lite」という選択肢
Nothingは直近の2026年1月15日に『Phone (3a) Lite』を発売したばかりです。楽天モバイルでは『32,890円(税込)』で販売されており、『購入価格をできるだけ抑えたい』『まずはNothingの世界観を体験してみたい』という方には、動作も軽快で気兼ねなく使えるこのモデルが個人的におすすめです。


前作 (3a) からの飛躍:AI性能とベンチマークの進化
aシリーズを振り返ると、前作『Phone (3a)』でSoCをQualcomm製に変更したことが大きな転換点でした。これにより、2aと比較してAI性能が飛躍的に向上しています。
AITUTU Benchmarkの実測値では、2aの97,869に対し、3aは384,721を記録。特に『Super Resolution(超解像)』は1,336から58,818へ、『Style Transfer(画像変換)』も10,630から199,239へと大幅な進化を遂げました。


光学2倍望遠と「LUT」による表現力の向上
この3aでは『光学2倍望遠カメラ』も搭載されました。AI性能の強化によってアルゴリズムによる超解像が進化し、5〜10倍の高倍率撮影時でも画質が大幅に向上。




また、Nothing独自のカメラアプリは『LUT』を読み込ませることで『オリジナルフィルター』の追加が可能。単なる画質向上だけでなく、写真に自分らしさや面白さを追求できる点も魅力です。

Phone (4a) でもQualcomm製SoCを継続採用
Nothingは、新型のPhone (4a) にも引き続き『Qualcomm製SoC』を搭載することを明言しています。採用理由として、公式には『robust performance(堅牢な性能)』『deeper Nothing OS integration(OSとのより深い統合)』『AI experiences(AI体験)』の3点を掲げています。
また、Qualcomm製チップの採用は、Bluetoothコーデックにも恩恵をもたらしました。3aからは、MediaTek製チップでは非対応だった『aptX Adaptive』をサポート。対応デバイスと組み合わせることで、周囲の環境に合わせて『高音質』と『低遅延』が自動で切り替わるようになっています。


Nothing Phone(3a)
デザイン刷新。新たに搭載される「Glyph Bar」の正体
デザイン面では、Phone (3a) で指摘されていた『カメラの見た目がイマイチ』という意見を反映したようです。Phone (4a) では3眼仕様を踏襲しつつ、カメラユニットのデザインを刷新。公開された画像を見る限り、異なる素材を巧みに使い分けることで、Nothingらしいメカニカルな印象がさらに強調されています。

カメラ横には、新たに『Glyph Bar』が設置されました。これには『6つのスクエアライト(録画用を含めると7つ)』が備わり、各スクエアには個別に制御可能な9個のミニLEDを搭載。従来の(a)シリーズより約40%明るくなっており、特許技術によって、にじみの少ない自然でニュートラルな発光を実現しているとのことです。

「ノイズを減らす」思想の再設計。主戦力へと昇格する(a)シリーズ
このGlyph Barの導入は、単なる装飾ではありません。Nothingが一貫して掲げてきた『ノイズ(注意散漫)を減らす』という思想に基づき、情報をより瞬時に読み取れるよう再設計されたインターフェースです。

NothingのCEOであるCarl Pei 氏は、YouTube動画の中で『2026年にPhone (4)を発売しない 』ことを明言。また公式コミュニティの投稿によれば、2026年の方針は『遊び心のある(a)シリーズをフラッグシップ体験に近づける』というもの。つまり(a)シリーズが、2026年登場モデルの中では『主戦力』扱いとなる可能性が高いのです。
価格の魅力を維持しながら、体験価値を上位機種へと近づけていくことは出来るのか。2026年、Nothingの『次なる変革』に注目が集まります。

