2024年11月から、各通信業者による『低額30GB合戦』が激化します。2024年10月時点で先に口火を切った(月間データ容量を20GBから30GBに増量)のは、NTTドコモの格安プラン『ahamo(アハモ)』。
SoftBankとKDDIは、どちらかと言えば『値上げ』方向ににシフトしていました。それなのになぜ、ahamoは『実質値下げ』という真逆の方向に舵を切ったのか。
なぜLINEMOとUQモバイルは11月から『実質値下げ』を行うのか。ahamoが値上げムードに『待った』をかけた
2023年度は、通信キャリアの『サブブランド』『格安プラン』に月額料金値上げの兆候が見られました。モバイルネットワークは、生活必需品のスマートフォンに無くてはな...
一定のユーザー数を確保した上で既存プラン終了➡『新プランリリース(実質値上げ)』といった流れをとると、既存プランのユーザーは池に残された魚状態になり、身動きをとりづらくなります。
もしNTTドコモがahamoをリニューアルし、『SoftBank』『KDDI』と同様に『実質値上げ』を行っていたら、通信業界は間違いなく『停滞期』に陥っていたでしょう。
停滞して流動性が無くなると、サービスは『散漫』になりがち。『ユーザーを奪い合う』という競争が促される健全な状況で無ければ、『サービス品質を向上させよう』『料金設定を見直そう』と切磋琢磨しないからです。
ahamoが『実質値下げ』を行った影響はとても大きく、SoftBank、KDDIの『値上げムード』が一変。2024年11月からは通信業界に『活気』が戻ってきそうな印象です。
実はワイモバイルも『低額30GB』に参戦。独自のギミックでahamo、LINEMO、UQモバイルと差別化
2024年11月度は、SIM選びをする時に月間データ容量『30GB』が一つの基準となりそう。先陣を切って(2024年10月1日から)30GBへの引き上げを行ったのは、ドコモの格安プ...
ahamoが『実質値下げ(基本料金据え置きで増量)』を行うには、大きな伏線があったと考えます。その内容は、楽天グループ株式会社が2024年8月9日に発表した『2024年度第2四半期決算説明会(連結)プレゼンテーション資料』の中に。