2024年7月29日(月)、MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所が『通信4キャリアユーザーの共通ポイント・金融サービス利用に関する調査』の結果を発表しました。
通信4キャリアは『docomo(ahamo含む)』『au(povo含む)』『SoftBank(LINEMO含む)』『楽天モバイル(MVNO含む)』を示します。対象は18歳~69歳の男女25,000人。調査期間は2024年7月5日~7月9日。
共通ポイント(25,000人の内15,304人が対象:docomo7,001人、au3,628人、SoftBank2,510人、楽天モバイル2,165人)に関しては、docomoユーザーが『dポイント(77.2%)』、auユーザーが『Pontaポイント(69.9%)』、SoftBankユーザーが『PayPayポイント(72.7%)』、楽天モバイルユーザーが『楽天ポイント(93.3%)』をメイン利用。
楽天モバイルユーザーは、9割を超える『93.3%』が楽天ポイントをもっとも活用。docomo、au、SoftBankユーザーにおいても楽天ポイントの利用者は6割を超えており、いずれも『2位』に食い込んでいます。
クレジットカード(25,000人の内13,857人が対象:docomo6,336人、au3,221人、SoftBank2,210人、楽天モバイル2,090人)に関しては、docomo(47%)、au(47%)、SoftBank(48.6%)、楽天モバイル(88%)ユーザーすべてが『楽天カード』をメイン利用しているという驚きの結果に。
『dカード』『au PAYカード』『PayPayカード』『楽天カード』はすべて会員費が永年無料。基本還元率『1%』、特定のマーケットで還元率が上がるなど、メインサービスや機能に大差は無いイメージ。
楽天カードがもっとも有利な点は、やはり『楽天市場』の存在でしょう。楽天カードを利用すると、楽天市場利用分と合わせて『3倍』の楽天ポイントが付与されます。
楽天グループの2023年度国内EC流通総額はなんと『6兆円』。ポイントを沢山貰えても、『欲しいものを買えない』『使う場所が無い』では意味がありません。楽天グループ関連サービスにおいて『現金に近い感覚で使える』のが楽天ポイントの強みであり、メインで楽天カードを利用する明確な理由。
クレジットカードに付帯している『海外旅行障害保険』に関しても、賠償責任(1事故の限度額)が『3,000万円』と手厚い楽天カード。dカードは『29歳まで』と年齢制限があり、PayPayカードは年会費11,000円(税込)の『PayPayカードゴールド』に加入しないと海外旅行保険は付帯しません。
海外旅行障害保険の補償内容と金額(2024年7月30日時点)
楽天カード | dカード | au PAYカード | PayPayカード | |
年齢制限 | – | 29歳まで | – | – |
傷害死亡・後遺障害 | 2,000万円 | 1,000万円 | 2,000万円 | – |
傷害治療費用 | 200万円 | 50万円 | 200万円 | – |
疾病治療費用 | 200万円 | 50万円 | 200万円 | – |
賠償責任(自己負担額なし) | 3,000万円 | 1,000万円 | 2,000万円 | – |
携行品損害 | – | 15万円 | 20万円 | – |
救援者費用 | 200万円 | 50万円 | 200万円 | – |
楽天カードや楽天ポイントを利用出来る『楽天トラベル』。『エントリー&事前カード決済でポイント2.5倍』など、楽天カード会員向けのポイントアップキャンペーンも定期的に実施されています。
『通話無料(Rakuten Link使用時)』『データ高速無制限』といった国内サービスが定着している楽天モバイルですが、実は海外旅行向けのサービスも提供。
データ通信(海外ローミング)が指定73の国と地域で毎月『2GB』まで無料。さらにRakuten Link同士であれば、『国際通話』『国際SMS送受信』をどちらも『無料』で使えます。
『ポイント』『クレジットカード』以外に、『QR・バーコード決済:楽天ペイ(74.0%)』『銀行:楽天銀行(56.2%)』『証券会社:楽天証券(35.1%)』と、楽天モバイルユーザーがもっとも利用しているサービスは同調査においてすべて『楽天』関連。楽天銀行株式会社は、2024年7月30日(火)に『預金口座数1,600口座突破(2024年7月29日時点)』を報告しています。
docomo、au、SoftBankに関しては『ポイント』『QR・バーコード決済』のみにとどまり、『楽天経済圏』の強さが改めて浮き彫りとなったカタチに。
『楽天銀行』や『楽天証券』は後発サービス。それでも4キャリア通して『上位』利用されているのは、『オンライン』の環境をいち早く構築してアップデートを続けた事や、楽天ポイントを絡めたマーケティングのうまさが大きく影響しているかと。
通信キャリアサービス『楽天モバイル』も後発でしたが、楽天ポイントを特典としてうまく活用し、多くの難局を乗り越えて『プラチナバンド提供』に到達。各地域で『5Gアップグレード』も行い、黒字目標ラインの『単体加入者回線数(BCP、MVNO除く)800万回線』が目前に。
楽天モバイルの黒字化が、楽天経済圏をより強固なものにするのは間違いなし。通信キャリアとしてはそこからが『本当の勝負』と言えるでしょう。
楽天モバイルについて
- 転入手続き申し込み時に必要なMNP予約番号期限:7日以上(WEBの場合)
- 開通手続き:My楽天モバイルから
- MNP開通手続きを行わなかった場合:MNP予約番号有効期限が過ぎて長期間開通手続きを行わないと申込みが消滅する可能性がある
- 切替受付時間:午前9時~午後9時まで
- 切り替えにかかる時間:受付時間内の申し込みは当日開通(受け取り直後や午後9時00分直前に手続きをした場合、当日中に完了せず、翌日の開通となる場合がある)
- 音声対応SIM基本料金:1,078円(税込)~
- 契約月の基本料金:日割りなし
- 通話料金:22円/30秒(電話回線)、0円(Rakuten Link使用)
- 15分かけ放題(電話回線):1,100円(税込)
- 無制限かけ放題(Rakuten Link使用):0円(税込)
- データ容量:3GB~
- 翌月くりこし:非対応
- 5G:対応
- 低速切り替え:非対応
- 通信回線:楽天、au(パートナー回線)
- eSIM設定方法(Android):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001374/
- eSIM設定方法(iOS):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/ios/
- APN設定方法(楽天モバイルで購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/
- APN設定方法(楽天モバイル以外で購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001495/?l-id=guide_faq
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