『5G』という言葉が一般的に聞かれるようになってから、それなりの期間が経過しました。
NTTドコモ、Softbank、KDDI(au)、楽天モバイルといった通信キャリア各社が5Gエリアの拡大を進めるも、Softbank、KDDI(au)に関しては4Gの周波数を転用した5Gエリアが殆ど。楽天モバイルはエリアの拡大が遅れています。
3社に関してはかなり微妙と言える5G環境ですが、NTTドコモは違います。『Sub6(5G用の新周波数)』によるエリア拡大スピードが2022年3月11日現時点でダントツ。5Gを目的に通信業者を選ぶなら間違いなく『NTTドコモ』です。
NTTドコモが提供している5Gの周波数帯は『n78(3.6~3.7GHz)』『n79(4.5~4.6GHz)』『n255(27.40GHz~27.80GHz)』の3種類。周波数が高くなるほどデータの転送速度は速くなります。しかし直進性が上がり、遮蔽物の影響を受けて電波が遮断されやすくなるという弱点も。
n255の通称『ミリ波』は高周波を活かして最大『4.1Gbps』の速度でデータを受信する事が可能。しかし最大速度に近づけるためには遮蔽物を避け、基地局に近い場所で通信をする必要があります。
NTTドコモはSub6以外にミリ波の提供も行っていますが、スポット対応になっているのはミリ波の周波数が高過ぎるから。まずは実用的なSub6のエリアを拡充させることの方が、今は間違いなく重要です。
4Gもとある技術を使えば受信速度を最大『1.7Gbps』まで引き上げることが可能。それが複数の周波数を束ねる『キャリアアグリゲーション』です。キャリアアグリゲーションエリアではアンテナ表示が『4G+』に切り替わります。
Sub6エリアの拡大スピードが早いNTTドコモは、すでに5Gでも『キャリアアグリゲーション』を提供しています。『n78』と『n79』を束ねることで最大『4.2Gbps』という4Gの『3倍以上』、そしてミリ波すら上回る超高速通信を実現。
Sub6のキャリアアグリゲーションであれば、ミリ波ほど遮蔽物の影響を受けないのでスポット以外の対応も可能。より現実的な高速通信環境と言えるでしょう。
ただし『Sub6-CA』に対応する端末はごく僅か。2022年3月11日時点でAndroidは『Xperia 5 II SO-52A』『Galaxy Note20 Ultra 5G SC-53A』、Wi-Fiルーターは『Wi-Fi STATION SH-52A』に限られます。
この中に欲しい端末がない人は、Sub6-CA環境を諦めなければならないのかと言えばそれは違います。AppleのiPhone 13シリーズがSub6-CAに対応。『iPhone 13 mini』『iPhone 13』『iPhone 13 Pro』『iPhone 13 Pro Max』全て使えます。
5Gの高速通信を安定的に利用するには、まだ基地局の数が足りていない印象。ただしSub6-CAに対応する端末を使用していれば、通信環境の整備と同時に超高速通信を堪能できます。最新iPhone抜かりなしですね。
NTTドコモの5Gを割安かつ安定的に使えるのがサブブランドの『ahamo』。ドコモショップではなくオンラインによる手続きが必要となりますが、『月額利用料金』『データ容量』ともに抜群のコストパフォーマンス。
NTTドコモ(5G対応)
プラン名 | 5Gギガライト | 5Gギガホ プレミア |
月額利用料金 | 3,150円~6,765円 | 7,315円 |
データ容量 | ~7GB | 無制限 |
通話料金 | 22円/30秒 | 22円/30秒 |
ahamo(5G対応)
プラン名 | ahamo |
月額利用料金 | 2,970円 |
データ容量 | 20GB(超過後最大1Mbps) |
通話料金 | 5分かけ放題無料(以降22円/30秒) |
20GB使い切っても最大『1Mbps』の速度で動画視聴や音楽鑑賞が続けられるのもahamoの特徴。国内通話『5分かけ放題』も無料でついてきます。iPhone 13シリーズと組み合わせたら無双状態ですね!
投稿が見つかりません。