【実測】Xiaomi 13TのAnTuTuスコアをPixel 7 Pro、Pixel 8と比較。GPUにやや不安残る

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Xiaomi 13Tの総合的な処理能力とは

Xiaomi 13T Proの下位モデルとなる『Xiaomi 13T』。日本では『au』『UQモバイル』が独占販売を行っています。スマートフォンの処理能力を決めるSocには、ミドルレンジ上位向けの『Dimensity 8200-Ultra』を搭載。

今回は代表的なベンチマークアプリ『AnTuTu Benchmark(Ver.10)』を使用して、『Pixel 7 Pro(Tensor G2)』『Pixel 8(Tensor G3)』とスコアを比較検証(気温約18度の室内。3回連続で実測)。

販売価格はXiaomi 13T74,800円(税込)』、Pixel 7 Pro124,300円(税込)』、Pixel 8112,900円(税込)』。Xiaomi 13Tは価格に見合ったパフォーマンスを見せることは出来るのか。

Xiaomi 13Tの処理能力

Xiaomi 13TをAnTuTu Benchmark(Ver.10)で実測(左から1回目、2回目、3回目)

Pixel 7 Proの処理能力

Pixel 7 ProをAnTuTu Benchmark(Ver.10)で実測(左から1回目、2回目、3回目)

Pixel 8の処理能力

Pixel 8をAnTuTu Benchmark(Ver.10)で実測(左から1回目、2回目、3回目)

AnTuTu Benchmark(Ver10.1.6)測定結果Xiaomi 13TPixel 7 ProPixel 8
CPU(1回目)258,993280,249354,238
GPU(1回目)227,037275,198373,819
MEM(1回目)189,210155,930193,732
UX(1回目)217,212214,895208,238
トータル(1回目)892,452926,2721130,027
電池の減り(1回目)-5%-5%-6%
電池最高温度(1回目)30.3度27.8度28.6度
CPU(2回目)251,809283,202331,181
GPU(2回目)227,041274,016370,368
MEM(2回目)185,560152,837172,342
UX(2回目)218,430218,991199,181
トータル(2回目)882,840929,0461073,072
電池の減り(2回目)-6%-6%-6%
電池最高温度(2回目)34.5度31.7度33.5度
CPU(3回目)247,185255,321312,831
GPU(3回目)227,475275,730371,893
MEM(3回目)185,506154,008171,421
UX(3回目)215,430215,648184,066
トータル(3回目)875,596900,7071040,211
電池の減り(3回目)-6%-5%-6%
電池最高温度(3回目)37度33.8度35.5度

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Xiaomi 13TのAnTuTu Benchmark(Ver.10)トータルスコア(1回目)は、Tensor G2を搭載するPixel 7 Proと僅差の『892,452』。2回目『882,840』、3回目『875,596』と下落の幅は3端末中もっとも小さくなっています。

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データの演算処理速度を示す『CPU』、ストレージやメモリ性能を示す『MEM』、アプリの動作速度を示す『UX』が特に高いスコアを記録。UXに関しては、3回を通してPixel 8を上回るという驚きの結果に。

一般的な使い方であれば『申し分なし』と言えるレベルの数値(実際動作はとても軽い)。気になるのは『GPU』スコアがやや控えめであること。前モデルとなる『Xiaomi 12T(Dimensity 8100-Ultra)』では、『30万』を超えており、原神(画質:最高、フレームレート:60FPS)の動作も安定。

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Xiaomi 13Tでは『CPU』『UX』に比重が置かれ(実際スコアはXiaomi 12Tからかなり上昇)、バランスをとる為に『ゲーム性能(GPU)』を落としているのか。

3DMark(Wild Life)で再検証しようとしたところ、なぜか『エラー』で計測不能(Geekbench 6はXiaomi 13T Proで数値がおかしかったので検証せず)。これは実際にゲームをプレイして、フレームレートで確認するしかないですね。

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ちなみに上位モデルとなる『Xiaomi 13T Pro』は、Xiaomi 12T Pro(Snapdragon 8+ Gen 1)を余裕で上回る圧倒的なGPUスコアを記録(3DMarkスコアも過去最高。レイトレーシングにも対応)。3Dゲームプレイを目的に購入するなら、上位モデルをセレクトした方が良いかと。

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Xiaomi 13T、Xiaomi 11Tの主な仕様

Xiaomi 13TXiaomi 11T
SocDimensity 8200-Ultra(4nm)Dimensity 1200 Ultra(6nm)
容量8GB/256GB

  • メモリ:LPDDR5 RAM
  • ストレージ:UFS3.1
8GB/128GB

  • メモリ:LPDDR4X
  • ストレージ:UFS3.1
電池5,000mAh5,000mAh
充電速度最大67W最大67W
充電器別売り同梱
重量ガラス:約197g、IPU:約193g約203g
画面
  • サイズ:6.67インチ
  • タイプ:有機EL
  • 解像度:2,712×1,220px
  • 最大リフレッシュレート:144Hz
  • 最大タッチサンプリングレート:480Hz
  • 輝度:1,200ニト(最大)、2,600ニト(ピーク)
  • 色深度:12bit
  • コントラスト比:不明
  • HDR10+:対応
  • Dolby Vision:対応
  • 素材:Corning®️ Gorilla®️ Glass 5
  • サイズ:6.67インチ
  • タイプ:有機EL
  • 解像度:2,400×1,080px
  • 最大リフレッシュレート:120Hz
  • 最大タッチサンプリングレート:480Hz
  • 輝度:800ニト(最大)、1,000ニト(ピーク)
  • 色深度:10bit
  • コントラスト比:5000,000:1
  • HDR10+:対応
  • 素材:Corning®️ Gorilla®️ Glass Victus™
カメラメインカメラ

  • 解像度:5,000万画素
  • F値:1.9
  • イメージセンサー:IMX 707
  • イメージセンサーサイズ:1/1.28インチ
  • 画素サイズ:2.44μm(4-in-1 Super Pixel)
  • 焦点距離:24mm相当
  • 手ぶれ補正:光学式
  • ALD(フレア軽減):対応

望遠カメラ

  • 解像度:5,000万画素
  • F値:1.9
  • イメージセンサー:OV50D
  • イメージセンサーサイズ:1/2.88インチ
  • 画素サイズ:0.61μm
  • 焦点距離:50mm相当

超広角カメラ

  • 解像度:1,200万画素
  • F値:2.2
  • イメージセンサーサイズ:1/3.06インチ
  • 画素サイズ:1.12μm
  • 焦点距離:15mm相当

フロントカメラ

  • 解像度:2,000万画素
  • F値:2.2
  • 画角:78度
メインカメラ

  • 解像度:1億800万画素
  • F値:1.75
  • イメージセンサーサイズ:1/1.52(DxOMarkより)
  • 画素サイズ:2.1μm(9-in-1 Super Pixel)

超広角カメラ

  • 解像度:800万画素
  • 画角:水平120度
  • F値:2.2

マクロカメラ

  • 解像度:500万画素
  • F値:2.4
  • オートフォーカス(3cm~7cm)

フロントカメラ

  • 解像度:1,600万画素
  • F値:2.45
おサイフケータイ対応非対応
防塵防水IP68不明
センサー近接センサー、360°環境光センサー、加速度計、ジャイロスコープ、電子コンパス、リニアモーター、IRブラスター、フリッカーセンサー近接センサー、周囲光センサー、加速度計、ジャイロスコープ|、電子コンパス、リニアモーター、IRブラスター、バロメーター、色温度センサー
スピーカーデュアルスピーカー(Dolby Atmos対応)デュアルスピーカー(Dolby Atmos対応)
SIMnano SIM + eSIMnano SIM×2スロット

Xiaomi 13Tにお勧めなSIM

  • 5G:n3/28/41/77/78
  • 4G:LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28
  • 4G:LTE TDD:38/40/41/42
  • 3G:WCDMA:1/2/4/5/6/8/19
  • 2G:GSM:850 900 1800 1900MHz

docomoの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)、Band n257(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM

Softbankの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n257(×)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM

auの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n257(×)
au回線が使えるお勧め格安SIM

楽天モバイルの周波数帯対応状況

  • 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM

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瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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