【実測】Xiaomi 13T Proは3回連続AnTuTu140万超えの化け物スマホ!3DMarkは99fps記録。

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Xiaomi 13T ProのAnTuTu Benchmark、3DMarkスコア

Xiaomi(シャオミ)が2023年12月8日(金)に発売を開始した、最新ハイエンドスマートフォン『Xiaomi 13T Pro』。処理能力を決めるSocには、MediaTek社の『Dimensity 9200+』を搭載しています。

前世代となるXiaomi 12T Proは、Qualcomm社の『Snapdragon 8+ Gen 1』を採用。メーカーが変わっているのでいつも通りの『順当なアップグレード』とはいかない可能性も。

今回は『AnTuTu Benchmark』『3DMark』といった代表的なアプリでベンチマークテストを行い、Xiaomi 13T Proの持つ真の実力に迫りたいと思います(Geekbench 6はスコアがおかしいのでテストせず)。

端末は『Xiaomi 13T Pro』『Xiaomi 12T Pro』に加えて販売価格が近いGoogleの『Pixel 8(11万2,900円)』を使用。まずはAnTuTu Benchmark(Ver.10.1.6)を『3回連続』で測定(同じ時間帯に同じ場所で)した結果からご覧ください。

Xiaomi 13T Pro、Xiaomi 12T Pro、Pixel 8のAnTuTu Benchmark(Ver.10)実測スコア

Xiaomi 13T Proの処理能力

Xiaomi 13T ProをAnTuTu Benchmark(Ver.10)で実測(左から1回目、2回目、3回目)

Xiaomi 12T Proの処理能力

Xiaomi 12T ProをAnTuTu Benchmark(Ver.10)で実測(左から1回目、2回目、3回目)

Pixel 8の処理能力

Pixel 8をAnTuTu Benchmark(Ver.10)で実測(左から1回目、2回目、3回目)

AnTuTu Benchmark(Ver10.1.6)測定結果Xiaomi 13T ProXiaomi 12T ProPixel 8
CPU(1回目)394,919374,740344,627
GPU(1回目)534,161477,978372,962
MEM(1回目)277,664225,925195,206
UX(1回目)277,063253,059206,856
トータル(1回目)1483,8071331,7021119,651
電池最高温度(1回目)34.1度32.1度32.7度
電池の減り-7%-6%-5%
CPU(2回目)387,505360,467309,258
GPU(2回目)522,659480,595371,949
MEM(2回目)272,071234,023161,351
UX(2回目)272,532256,004180,908
トータル(2回目)1454,7671331,0891023,466
電池最高温度(2回目)40.4度38度37.2度
電池の減り(2回目)-7%-7%-5%
CPU(3回目)384,153356,900307,983
GPU(3回目)508,383480,587366,879
MEM(3回目)273,785226,626159,264
UX(3回目)273,658255,267181,128
トータル(3回目)1439,9791319,3801015,254
電池最高温度(3回目)43.2度41度37.7度
電池の減り(3回目)-7%-6%-5%

Xiaomi 13T ProのAnTuTu Benchmark(Ver10.1.6)トータルスコア(1回目)は、150万に迫る高い数値を記録。GPUスコアがXiaomi 12T Proから6万近く伸びています。GPU性能は後ほど3DMarkで再度検証を行います。

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Xiaomi 13T Proではメモリとストレージの規格が刷新されているので、それに伴い『MEM』スコアが3万程度上昇。アプリの動作速度を示す『UX』スコアも2万5千程度アップと順当な進化。Tensor G3を搭載するPixel 8に格の違いを見せる結果となりました。

Socの電力効率が低い(Snapdragon 8 Gen 1搭載機など)場合は、連続計測すると温度上昇が止まらなくなりサーマルスロットリング(熱を下げるためにクロック周波数を一時的に下げる機能)が発動。そうなるとスコアは一気に低下します。

Xiaomi 13T Proは3回連続で『140万』の大台を突破。3回目においても電池の温度上昇を最高『43.2度』にとどめています。一般的なリチウムイオン電池は『45度』を超えると劣化しやすくなるとされているので、その範囲内で高いパフォーマンスを維持したということです。

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続けてGPU性能を詳しく知る為に3DMark(Wild Life)を3回連続で実測しました。

Xiaomi 13T Pro、Xiaomi 12T Pro、Pixel 8の3DMark(Wild Life)実測スコア

Xiaomi 13T Proのゲーム性能

Xiaomi 13T ProをAnTuTu Benchmark(Ver.10)で実測(左から1回目、2回目、3回目)

Xiaomi 12T Proのゲーム性能

Xiaomi 12T ProをAnTuTu Benchmark(Ver.10)で実測(左から1回目、2回目、3回目)

Pixel 8のゲーム性能

Pixel 8をAnTuTu Benchmark(Ver.10)で実測(左から1回目、2回目、3回目)

3DMark(Wild Life)測定結果Xiaomi 13T ProXiaomi 12T ProPixel 8
Overall score(1回目)Maxed OutMaxed Out8,661
平均フレームレート(1回目)Maxed OutMaxed Out51.87FPS
最低フレームレート(1回目)58FPS27FPS34FPS
最高フレームレート(1回目)99FPS81FPS64FPS
電池の減り(1回目)-1%-1%-1%
温度変化(1回目)25度→27度25度→26度24度→24度
Overall score(2回目)Maxed OutMaxed Out8,581
平均フレームレート(2回目)Maxed OutMaxed Out51.39FPS
最低フレームレート(2回目)56FPS26FPS34FPS
最高フレームレート(2回目)93FPS81FPS65FPS
電池の減り(2回目)-1%-1%-1%
温度変化(2回目)27度→31度27度→29度25度→25度
Overall score(3回目)Maxed OutMaxed Out8,614
平均フレームレート(3回目)Maxed OutMaxed Out51.58FPS
最低フレームレート(3回目)53FPS44FPS34FPS
最高フレームレート(3回目)95FPS82FPS64FPS
電池の減り(3回目)-1%-1%-1%
温度変化(3回目)32度→35度30度→31度26度→27度

1回目の実測では最高フレームレートが『100FPS』付近。最低フレームレートも『58FPS』と、Xiaomi 12T Proから大幅にアップ。Pixel 8の最高フレームレート『64FPS』に、Xiaomi 13T Proの最低フレームレートが肉薄するという驚きの事態。

2回目、3回目の実測もXiaomi 13T Proは最低フレームレート50FPS台、最高フレームレート90FPS台を維持。温度はやや上昇傾向にありますが、サーマルスロットリング発動まではまだ余裕。

このスコアを見る限り、原神(画質:最高、フレームレート:60FPS)など負荷の重いゲームを余裕でこなしてくれそう(後日検証)。

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Dimensity 9200+のGPU『Immortalis-G715』は、可変レートシェーディング(目立たない部分のリソースを減らして効率化)に加えてハードウェアベースのレイトレーシング(光を追跡してより現実に近い光の屈折や反射を実現する技術)をサポートしています。

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これまでは『どれだけ滑らかに表示してプレイ出来るか』が、スマートフォンのゲーム性能として重視されてきました。しかし2024年には『アッシュエコーズ』の様なレイトレーシング対応作品が日本でもプレイ可能になる予定。

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Xiaomi 12T Proよりワンランク上のゲーム環境を求めるなら、先行投資の意味を込めて『Xiaomi 13T Pro』を選んだ方が良いかもしれません。

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Xiaomi 13T Proはこんなスマートフォン

Xiaomi 13T Proの充電について

  • 最大出力120W神ジューデンに対応(充電器同梱)。わずか19分で5,000mAhの大容量電池を安全(2つのP1充電チップセットを使用したXiaomi Surge バッテリー管理システム)に素早くフル充電
  • ベイパーチャンバー冷却機構は前世代の3,725m㎡から5,0005m㎡に拡大。熱伝導フィルムにはマイクロナノレベルのキャビティを施したグラフェンを初採用

Xiaomi 13T ProのSocについて

  • Socには第2世代TSMC4nmプロセスを採用したMediaTek社のDimensity 9200+を搭載。Dimensity 9200からCPUパフォーマンスが10%向上。GPUはハードウェアベースのレイトレーシングにARMではじめて対応した『Immortalis-G715

Xiaomi 13T Proのカメラについて

  • メインカメラに1/1.28インチサイズの大型イメージセンサー(SONY IMX 707)搭載。4-in-1スーパーピクセル技術により画素サイズを2.44 μmまで拡大可能
  • 夜景や動画撮影時の揺れを物理的にサポートする光学式手ぶれ補正機能搭載
  • フレアを軽減させるALD採用
  • 人の視野角に近いとされる50mm相当の望遠カメラが一眼レフカメラに匹敵するボケ味を作り出す
  • 15mm相当の超広角カメラ(1,200万画素)が広大な景色を1つの画像に記録
  • 目で見た景色の再現性が高いP3色域をサポート
  • 強力なハードウェア処理と新しいUltra Nightアルゴリズムを採用した夜景モード
  • 5,000万画素の高解像度モードでHDR撮影が可能
  • 動く被写体を自動検出するモーショントラッキングフォーカス採用
  • JPEGの約半分の容量で同等の高画質を維持するHEIF(High Efficiency Image File Format)フォーマット対応

Xiaomi 13T Proのディスプレイについて

  • 約6.7インチの有機ELディスプレイは2,712×1,220(446ppi)の高解像度(1.5K)仕様
  • 最大リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換え可能な回数)は144Hz。超滑らか表示に対応
  • 表示するコンテンツ内容に合わせてリフレッシュレートを自動調整するAdaptiveSync対応。消費電力を効率化
  • 感度に優れる最大480Hzタッチサンプリングレート(1秒間に画面がタッチに反応する回数)
  • 16,000段階の輝度調整機能
  • Dolby Vision®、HDR10+、HDR10、DCI-P3色域、680億色表示に対応するPro HDRディスプレイ採用

その他

  • メモリとストレージの規格をLPDDR5XUFS4.0に引き上げ
  • 最高水準の防塵防水規格に準拠(IP68)
  • FeliCaチップ搭載おサイフケータイGoogle Payが使える
  • DOLBY ATMOSをサポートするデュアルステレオスピーカー
  • AI顔認証、指紋認証(画面内)両対応でマスク着用時もロックを素早く解除
  • 高速通信5Gネットワーク&Wi-Fi 6E対応
  • 物理的なnanoSIMに加えて開通まで時間がかからないeSIMをサポート

Xiaomi 13T Proの発売日(日本)

  • 2023年12月8日(金)

Xiaomi 13T Proのカラー展開

  • ブラック
  • メドウグリーン
  • アルパインブルー(ヴィーガンレザー素材)

Xiaomi 13T ProとXiaomi 12T Proの主な仕様

Xiaomi 13T ProXiaomi 12T Pro
SocMediaTek Dimensity 9200+(4nm) Snapdragon 8+ Gen 1(4nm)
容量12GB/256GB

  • メモリ:LPDDR5X RAM
  • ストレージ:UFS4.0
8GB/128GB、8GB/256GB

  • メモリ:LPDDR5
  • ストレージ:UFS3.1
電池5,000mAh5,000mAh
充電速度最大120W最大120W
充電器同梱同梱
重量ガラス:約206g、IPU:約200g約205g
画面
  • サイズ:6.7インチ
  • タイプ:有機EL
  • 解像度:2,712×1,220px
  • 最大リフレッシュレート:144Hz
  • 最大タッチサンプリングレート:480Hz
  • 輝度:1,200ニト(最大)、2,600ニト(ピーク)
  • 色深度:12bit
  • コントラスト比:不明
  • HDR10+:対応
  • Dolby Vision:対応
  • 素材:Corning®️ Gorilla®️ Glass 5
  • サイズ:6.7インチ
  • タイプ:有機EL
  • 解像度:2712×1220ピクセル(446ppi)
  • 最大リフレッシュレート:120Hz
  • 最大タッチサンプリングレート:480Hz
  • 輝度:500nit(typ)、900ニト(ピーク)
  • コントラスト比:5000,000:1
  • 680億色表示:対応
  • Dolby Vision:対応
  • HDR10+:対応
  • 素材:Corning®️ Gorilla®️ Glass 5
カメラメインカメラ

  • 解像度:5,000万画素
  • F値:1.9
  • イメージセンサー:IMX 707
  • イメージセンサーサイズ:1/1.28インチ
  • 画素サイズ:2.44μm(4-in-1 Super Pixel)
  • 焦点距離:24mm相当
  • 手ぶれ補正:光学式
  • ALD(フレア軽減):対応

望遠カメラ

  • 解像度:5,000万画素
  • F値:1.9
  • イメージセンサー:OV50D
  • イメージセンサーサイズ:1/2.88インチ
  • 画素サイズ:0.61μm
  • 焦点距離:50mm相当

超広角カメラ

  • 解像度:1,200万画素
  • F値:2.2
  • イメージセンサーサイズ:1/3.06インチ
  • 画素サイズ:1.12μm
  • 焦点距離:15mm相当

フロントカメラ

  • 解像度:2,000万画素
  • F値:2.2
  • 画角:78度
メインカメラ

  • 解像度:2億画素(動画は8K/24fps)
  • F値:1.69
  • イメージセンサーサイズ:1/1.22
  • 画素サイズ:2.56μm(16-in-1 Super Pixel)
  • 手ブレ補正:光学式
  • レンズ:8枚

超広角カメラ

  • 解像度:800万画素
  • 画角:水平120度
  • F値:2.2

マクロカメラ

  • 解像度:200万画素
  • F値:2.4

フロントカメラ

  • 解像度:2,000万画素
  • F値:2.24
おサイフケータイ対応対応
防塵防水IP68 IP53
センサー近接センサー、360°環境光センサー、加速度計、ジャイロスコープ、電子コンパス、リニアモーター、IRブラスター、フリッカーセンサー、カラーセンサー近接センサー、360度周囲光センサー、加速度計、ジャイロスコープ|、電子コンパス、IRブラスター、フリッカーセンサー、色温度センサー
スピーカーデュアルスピーカー(Dolby Atmos対応)デュアルスピーカー(Harman Kardon監修、Dolby Atmos対応)
SIMnano SIM + eSIMデュアルSIM(nano SIM+eSIM)

Xiaomi 13T Proにお勧めなSIM

  • 5G:NSA + SA をサポート
  • 5G:n3/28/41/77/78
  • 4G:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28
  • 4G:LTE TDD:B38/39/40/41/42
  • 3G:WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
  • 2G:GSM:850 900 1800 1900MHz

docomoの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)

docomo回線が使えるお勧め格安SIM

Softbankの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)

Softbank回線が使えるお勧め格安SIM

auの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)

au回線が使えるお勧め格安SIM

楽天モバイルの周波数帯対応状況

  • 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)

楽天回線が使えるお勧め格安SIM

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瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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